A i〜愛してると繰り返し言ってるじゃない A i〜愛が足りないふざけないで我がまますぎる

旦那さん実家は只今のところ

居ついている猫ちゃん数匹と

番犬としての大型犬が1匹と

家畜としての牛が数頭いる。

猫と牛の正確な数を

きちんと把握していないのは単純に、

私が恐らく

それらに寄り添っていないからであり、

私が恐らく、

それらに関心をもってないからであり、

そう。

だから恐らく。

そのことは旦那さんにもお義母さんにも

知られてはいけないことだろうと

私の第6感が警告しているので、

それらの話題のときは一貫して用心深く

笑顔でただただ頷いて聞いている。

これが私ができる全て。

だから、例えば。

ミケ(猫仮名)がさあ〜

と話してきたとしても

私の中ではあの猫ちゃんたちの中の

いったいどの子がミケなのかしらん

と頭の中で思いつつも、

けれどその程度で留まり、

やっぱり笑顔でいる。

こういうところが

旦那さんがたまにいう

うみさんは優しくないね発言の

大元なんだと思う。

そう。私は優しくない。

取り巻く色々に関心と興味が薄い。

だからそれらが透けてみえるような

行動だったりを私はとるのだろう。

優しさは多分愛とイコールで

それに行き着く材料は関心と興味だ。

旦那さんにとって。

これらは私を酷く混乱させる。

しかし本日のお仕事中。

あるギャルなスタッフが

うみさんは優しいですね。

といきなりぶっ込んできたから

思わず混乱した。

昨日そのギャルに

もしかして体調悪い？大丈夫？

と聞いた件に関してのことだった。

実は彼と別れたばかりで

気持ちが落ち込んでいたんです。

他のスタッフは誰も気付かなかったのに

うみさんは気づいたから。

うみさんは優しいです。

と感謝の弁を述べられて

さらに混乱した。この程度で

優しいといってくれては困るのだ。

いやいや、

いつも天真爛漫に明るいあなたが

静かだったからさぁ

こんな素敵なあなたを手放した

彼は大バカ野郎だわー。

と返してみたものの、

頭の中はさらに混乱していた。

私は。

優しい、に弱い。

私は。

優しい、に憧れる。

私は。

優しい、に疲れるし。

何より。私は。

優しい、が分からない。

しかしちょっとわかったことがある。

優しさの基準値は人それぞれなんだ。

このギャルと私の関係性ではこれぐらいで

旦那さんと私の関係性は、

私の方ではこれくらいで満足していても

旦那さん(過去には元カレ)は、

レベルアップしたところを求めていて、

それを満たしてないからソレなんだ。

なんだ。。。

そうか。

そうか。

うん。

めんどくさいな。

ほら。やっぱり私は優しくない。

私の中で 。

男/久宝瑠璃子　のサビが流れだす。

結局、ここに行き着く。

ミルクムナリとは

沖縄や奄美地方ではお盆(旧盆)の時期、

あちらこちらで「エイサー」という

伝統芸能を踊ります。

今回はこの「エイサー」について

私の想いを書き記していきたいと思います。

創作エイサー/ミルクムナリ

昔ながらの伝承された伝統エイサーも

ありますが、最近では、よりダイナミックに

「創作」されたエイサーも多いです。

その中でミルクムナリはダントツの

人気だと思います。

さて歌詞の内容は。

と説明したいのだけれど私のような

島民のくせに島言葉が分からないが故に

オール方言で話す島のおじいやおばあと

もはや清々しいほど

すれ違いの会話しかできない者にとっては

意味不明極まりないので、

エイサーにどっぷり浸かっている

甥っ子に問うてみました。

流石、エイサー命の甥っ子。

歌詞内容も熟知しており、

エセ島民の叔母に彼なりの解釈で

教えてくれました。

どうやら豊年満作を祝う内容らしいです。

今年も神さまが豊年満作にしてくれたよ

王様に差し上げても(年貢？)

神さまにお供えしても

倉庫に備蓄してもまだ余ってるよ

だったらその余りで酒でも作って

騒ごうじゃないか　パーティーピーポー

って内容らしいです。

ねえ。

小3の甥っ子がパーティーピーポーって

言ったよ。叔母さん泣いちゃう。

そんなこんなで前フリが長くなりましたが

そのミルクムナリの動画を貼ってみました。

(臨場感を感じて頂きたいので

是非イヤホンをして大音量で

鑑賞頂きたいです)

https://youtu.be/6uDI_4QxrJE

どうでしたでしょうか。

心が湧き立ちましたでしょうか。

それか何か迫るようなグッとくるような

ＤＮＡに訴えかけてくるような衝撃を

感じましたでしょうか。

そしたらもう来るしかないでしょう。

この島に。さあ、アナタも立派な島民です。

私は毎年この時期に差し掛かると

ミルクムナリが無性に聴きたくなります。

歌詞の意味も分からないくせに、です。

踊ることもできないくせに、です。

でもそれでもどうしても

心が突き動かされちゃうんです。

元気がでちゃうのです。だから

エナジーを貰いたいのです。

「みんな！オラに元気玉を分けてくれ！」

とお願いをして何度か地球を救って

くれた少年がいましたが、

私にとっては恐らくそれがミルクムナリ。

←はいちょっと誇張気味です。

エイサーを踊る時期。

島はいわばシーズン真っ盛り。

外はクソ暑いし、観光客ワンサカで

仕事はピークに加えて、それに何より

この時期は島の行事も集中気味。

島の嫁である私には踏ん張りどころなのです。

しっかりしろよ。私。

島の女だろ。踏ん張っていこうぜ！

と自分に活を入るために

恐らく自然とミルクムナリを

選曲するんだと思います。

ミルクムナリ。

不思議とテンションが上がるのです。

こんな半人前の私でも、

ちゃんと島の人間なんですね。笑

しかしながら今年は

世界的大流行の某ウィルスのせいで

行事のいくつかは中止になりました。

我が家には、

折角クローゼットからだして

入念にアイロンがけした

旦那さんのエイサーの衣装が

今年は1度も袖を通すことなく

ハンガーにかけっぱなしになっています。

とりあえず地区の組合に属している

旦那さんはこの時間、踊るんですよ。

島に戻って初めてそれを知った時、

衝撃をうけましたね。

え、お前さん、もしかして踊れんの？

って聞いちゃったよね。思わず。

え、もしかしてお前は踊れないの？

逆に質問されちゃったけど。笑

そしてね。

初めて旦那さんの太鼓を叩く姿を見て、

もはやもう惚れ直すというかね。笑

日頃のムカつく亭主関白ぶりもね、

ま、いいかな。帳消してやろうかなってね

ついつい思っちゃうというね。笑

真夏の夜にね月明かりの下で、

幻想的にしかし雄々しく踊られちゃったらね

こりゃもう降参ですよ。

そうは言っても、ブランク長いし、

上手い踊り手というわけではないので

だからやっぱり花形というか、

目立つポジションにはいないんですけど。

(エイサーの花形ポジションは、

紹介した動画でいうと、衣装の色が違う

太鼓を持ち先頭あたりで踊っている方々です。

彼らの足さばき、音取りでその団体の

レベルが分かるといわれています。)

それにしても旦那さんよ。

今年はその貴重な

「思わず惚れ直す」「思わず尊敬する」

機会がなくなったわけだから

くれぐれも行動には気をつけてくださいね笑

忘れた頃に BUMP BUMP

君にBUMP/ケツメイシ

この曲を聴くととたんにハイな気分になる。

ゾクゾクする感じ。血がたぎる感じ。

多分でも恐らくでもなく、間違いなく確かに

私のジャストフィットナンバー。

ジャストフィットナンバー。

←先日ローカルラジオ番組で

ＤJさんが言い放ったこの単語で

なぜか私の心が盛大に沸いた笑

話を戻しまして。

曲の冒頭。

この曲はサビから始まるパターンだ。

憎い。ほんとに心憎い演出効果だ。ズルイ。

これでもう掴みはokといったところか。

そうして。

とにかく。

うまく説明ができなくてアレなんだけど、

この曲を聴くと無性に躍りたくなる。

私はこの曲が大好きで大好きで

仕方なかった。その当時。

そうして今もその気持ちは

健在であったということを体現。

その事を是非記しておきたい。

さて。本日。

旦那さんとコンビニに立ち寄った。

日中の日差しがアスファルトを

熱するだけ熱した後、

程よく通り雨がざぁっと降ったので

空気中ムラムラ、、違った。

ムシムシとしていた。

ムラムラなんて敢えて書いてみたのは

車から降りたとき、

そう言ってしまったから。

うわぁ。外ムラムラしてるね。

とほんとに間違えて呟いたから。

あなたは阿保なんですか？

だから、

前を歩いていた旦那さんが

振り向きもせず、

外とコンビニ内の温度差で一瞬で

曇ってしまったメガネのレンズを

シャツで拭きながら返事をした。

あ、それ。

ムラムラしてますね。

私はそんな返しに屈することなく

旦那さんのメガネを

指しながら上手いこと言ったもんだと

ドヤ顔をしてみせた。

やっぱり阿保ですね。

無表情に旦那さんは冷たく言い放ち、

私は大変満足していた。

そうして、

ムラムラ眼鏡野郎の旦那さんは

おつまみコーナーへ

私は飲料のコーナーへとそれぞれ分かれて

商品の物色を始めた。

その時。

店内BGMが変わった。

知る人ぞ知る。心湧き立つ

あの軽快なドラムロール。

君にBUMP、だ。

嗚呼。。。もしくはoh。

私にゾクゾクとワクワクと

愛しさと切なさと心強さが舞い降りてきた。

(ごめんなさい。ちょっと言いたかった)

だからやっぱり私は、

身体をクネクネさせて横移動を開始した。

MVでお馴染みのあのダンスである。

そうして、

持っていたビールとチューハイを

打ち付けてBUMPした。パンパン。

その時、

背後から旦那さんが現れる。

やめて。恥ずかしいから。

私はそんな旦那さんのお願いを

フル無視してクネクネしながら

ニヤついていた。そうして

勝ち誇ったドヤ顔で問いかけた。

ムラムラ、しませんか？

。。。そうですね。

旦那さんはもう仕方なく同意した。

そうだろ。そうだろ。

私たちは同い年の夫婦だ。

同じ時代の波を乗り越えてきたから

ある程度、感性も似ているはずだ。

それに君だって一時期ケツメイシに

どハマりしていたことなんて

嫁はご存知なのさ。

2人でレジ前で順番待ちをする

その間も君にBUMPは流れ続ける。

程なくサビに差し掛かる。

動くなよ。マジで。

強い眼差しで旦那さんのステイコール。

私は相変わらずニヤついている。

だけれども今度は

ハミングするだけで耐えた。

そうして。例の節で

また缶チューハイとビールで

しっかりノッてみた。パンパン。

そのとき

レジの向こうのスタッフと

目が合った。

瞬時に私は真顔に戻り、

四十路マダムの品格を醸し出す

そぶりをしてみせた。

まあもう遅いのだけど笑

帰りの車の中では

旦那さんがネチネチと

私の子供じみた行動について

注意していたんだけれど、

私はふんふんと聞き流しながら、

私は車に搭載されているだろう

旦那さんのミュージックデータから

君にBUMPを探しだして、

ほれほれ、と勝ち誇る。

もう。お前やっぱ阿保だ。

旦那さんはそう言いつつも。

降参したかのように歌い出した。

私の勝ちだ。

それではお送りします

四十路世代の

ジャストフィットナンバー！

君にぃぃBUMP！！

何度も繰り返されるフレーズは 恋しいよ おかしくなるほど恋しいよといっています

ちょっと待って。

今、興奮した自分を抑えるべく

とりあえず手っ取り早く、

てめえでてめえをぶん殴ってっから。

それではまだ足りないわってことで

今某ウィルスで出国が難しいから

国内で探してみましょうってことで

日本の三大瀑布、速攻巡って滝シャワー

に打たれて通常運転に戻してきたよ。

ただいま。おかえり。

やっとその興奮が

落ち着きだしていつもみたいな

「ねぇちょっと聞いてほしい」心理を

ようやく取り戻したよ。ただいま。おかえり。

私の。

可愛すぎてしょうがない。

私の。

心の中の息子ちゃんの。

素晴らしく切なく震えた映像。

そう。

私の中の西野カナな部分が震えた

彼の過去映像を紹介させて下さい。笑

嗚呼、私の息子ちゃん。

めっちゃ練習したんだね！！

と私は画面に語りかけてたよね。心が。

(私の息子ちゃんと言ってる時点で

すでにちょっとイタいファンなんですけど笑)

seventeen /メインボーカル/

スングァン.ドギョム/カバー曲/monodrama/

(どうだろう。この可愛すぎる息子感)

monodramaを歌ってる映像。

彼の過去映像を漁っていたら見つけました。

衝撃をうけた私はオフラインでも

この歌声を聴きたくて専用アプリを

ダウンロードしたよね。月額1980円。

思うのだけど(贔屓目かもしれないけど)

彼は曲の中のストーリー展開が

とても上手いと思うんだ。

声質とか抑揚とかでそれを表現できる。

そう、表現がとても巧いなと思うのです。

彼は

メインボーカルを背負っているわけだから、

やはりその声質歌声テクニックは素晴らしい。

とてもとても素晴らしい。

メンバーそれぞれに「自身の大切なものは？」と質問する動画をみた事がある。

それぞれ、「母親」「ファン」と答える中、

彼だけは「自分の声」と答えた。

真っ直ぐこちらを見据えて。淀みなく。

嗚呼。覚悟があるなって思った。

そんなところとかね。もう、

私の中の全母が感極まって、

「この子ったらいつのまにこんなに

成長したのかしら」とヨヨとしちゃうのね。

息子が、(表現の自由権行使)

重圧も責任も喜びだって全部全部

承知して背負っているところ。愛しい。

なんかさ。

彼の住む国でアイドルといえば

多くの練習生の中から勝ち残って、

それこそ何年もレッスンに明け暮れるんだけど

でもデビュー出来るのは、

一握りどころじゃなく、ひとつまみ程度で。

それも必ず売れるとは限らないし、

すぐ消えてしまうグループだってザラにいる。

だから舞台に立てたとき彼らは爆発させる。

この一瞬に全てをかける。

だからこそ彼らは刹那的というか、

もうキラキラしてるんだと思う。

私は、彼ら彼女らを尊敬している。

私の努力とか我慢とかは彼らの比ではない。

彼らは努力のカタマリだ。エナジーの塊だ。

私はだからたまに元気をもらう。　

そのパワーを浴びたいと願って。

あ。話が逸れてしまった。

monodramaに戻します。

スングァン君の成長が垣間みえて

彼の努力も感じられて、母は感動。

(同じくメインボーカルのドギョム氏の

成長も著しくて感動がさらに倍)

https://m.youtube.com/watch?list=PLR1_WF-22WN1CHCyBpdhWIPugKuCkMLgk&v=Ls8eQ_fnaHQ

←

デビュー前。練習映像。

画面左側がスングァン君。

デビュー前としてもすでに巧いのですが。

https://m.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=b0vrPtVRM9o

←

デビュー後。満を辞してお披露目。

画面左側がスングァン君。

表現力が倍増し。声のテクニック、抑揚が

デビュー前と比べて格段に違います。

何度も繰り返されるフレーズ

「くぅりぃおぉ」の表現が前半と後半で

違います。スングァン君、盛り上げ方を

マスターしています。

そうしてたまに見せるドギョム君を

見つめる上目遣い感が可愛すぎる。

https://search.yahoo.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/mami441/entry-11602425470.html%3Fusqp%3Dmq331AQRKAGYAdyb5KeQyLuMrgGwASA%253D

←

原曲。この感じも好きです。

私は韓国の歌詞表現が好きです。

世界観を知ってほしいので

和訳付きのページを載せておきます。

以上。

完全なる自己満足満載の記事でしたが

やはり馴染みのない言葉であるので

ピンとこない部分もあるかもと思いまして

日本でとても有名な歌を歌う(自国版ですが)

スングァン君も載せておきます。

https://m.youtube.com/watch?v=-_Crp4wVdXg

スングァン君、足お大事に。

上を向いて歩こう

昔々の大昔のお話なんですけどね。

私ね。子供時代、

いじめられてたことがあったの。

存在無視とか逆に暴言とか

教科書隠しとか水ジャパーンとか。

まあ、一通りなこと、ね。

小学校高学年まで島外で暮して

それから島に戻ったのね。

だから島の方言も分からない

私の話し方といえば、

いわゆる標準語のイントネーションで。

こいつ何テレビの人マネしてるば？

と言われ揶揄われて、

(←確か最初のきっかけはそうだった)

それで焦ってオドオドした私は、

だからまあ徐々にイジメの標的にされたよね。

とりあえず。主にイジメの主導権は、

カースト上位の子たちだったのね。

だから皆それに習っていたよね。

先生は黙認というかそんな感じ。

まあ、

というわけで人生初のドン底を

小学生で体験したよね。暗かったね。

上を向いて歩こうよって坂本さんが

全世界に向けて歌って大流行したらしいけどさ

私はもう、下を向いて歩こうだったよね。

目を合わせたら、

何因縁つけられるか分かんないから。

でも私にとって幸運だったのは、それ。

下を向いて歩いてたってこと。

いじめられても、

ああ、私が悪いんだなって。

(あくまで私にとって幸運だったと思う

ことです。私の性格上、適切であったわけで

全ての人がもしもそうであったなら、

怨恨とかそんな言葉生まれないよね)

よくさ。

いじめられている君は悪くない

とか負けないでとか最近は言うよね。

私は逆で。

私の方が悪いんだと思っていたの。

島での標準から外れている私が悪いな、と。

思い込ませたという方が正しいかな。

めちゃくちゃ言い聞かせたの。だって、

その方が楽だったから。私にとって。

私は悪くないって思うのってめちゃくちゃ

パワーがいるし、ストレスかかるし、

もしかして被害者意識が高まるかもしれない。

めちゃくちゃ逃げたの。

下を向いて目をつぶってやり過ごしたの。

そんで未来を夢みてた。大人になったら。

大人になったら変わってやるんだって。

そうだそのためにはこの島から出ようって。

そんなわけで、

少しの引きこもりと、少しの友達を得て

(高校生になってそれらはなりを潜めたから)

無事卒業を迎えた次の日に島から出たよね。

これでもう自由だと。やっとだと。

それからはもうheavenよね。

遅咲きの開花よね。爆発してやると。笑

坂本さん、

これから私は上を向いて歩きますよって。

あ。なんだか前置きが長くなっちゃった。

んで。

冒頭からこんな昔話を繰り出して

何が言いたいかというとね。

再会したのね。

昔々のいじめっ子だった子に。それも

同級生の中で頂点に君臨していた子に。

いじめっ子女王様、ママになってたよね。

その子供ワーワー騒ぎながら

縦横無尽に店内を走り回ってたよね。

そんな我が子を気にするわけでもなく

通路の中央で他のお客様を顧みず、

堂々と通路を塞いだまま井戸端会議してる

軍団の中にその彼女は居たの。

相変わらず女王様な感じだったな。

とそこに店長からインカム。

うみさん。

店内走り回っているお子様がいます。

注意喚起のアナウンスお願いできますか。

きたよ。これ。きたよ。

私は思ったよね。心なしか

何故か泣きそうになっちゃって

目頭うるんだよね。なんでかな。

ねえ。

昔、私をいじめてた貴女。

よく聴きなさいよ。

耳の穴かっぽじってよく聴きなさいよ。

私は大きく息を吸って吐いて

気持ちを落ち着かせたのち

アナウンスを開始したよね。

貴女が気持ち悪いと馬鹿にしていた

方言イントネーションがない口調で

親御さんになった貴女に向けて

アナウンスしたよね。

店内に響く私のアナウンス。

それを聞いた貴女。

大騒ぎで子供を回収しながら、

アナウンスしたスタッフは誰だと

言わんばかりに視線を泳がせたよね。

そうして。

見つけたよね。私を。

私と目が合ったよね。

その時、

貴女の表情が変化したのがわかった。

思い出したの？私を？知らんけど笑

ご協力大変ありがとうございます。

だから私もまっすぐ貴女を見つめたのち

笑顔で最後のセリフ(マニュアルには無い)

を口にしてお辞儀をしたよね。

女王様、子供に

あんたのせいで怒られたじゃないの！

って文句ぶつけながら退店していったわ。

ねぇ、貴女やっぱり間違ってる。

だからねえ。

ほんとにこれだけは言ってあげたいの

夢見枕でもいいからさ

昔の幼かった私に伝えてあげたいの

誰も味方が居なくて孤独だった

伝えられるものなら本当に

あの頃の私に言いたいの。

あんたほんとよく頑張ってる。

辛いよね。分かるよ。と。

今日ね、少しだけかもしれないけど

敵とってきたからね。と。

それからね。ぎゅーぎゅーと

目一杯抱きしめてやるんだ。

あ。それとね。女王様、

体型崩れまくってさらに巨大化してたよ。

すげぇおばちゃんになってっから。

という情報も付け加えてあげたい。