南の島あるある。
(いや、海に面した土地ならではかも?)
カニの道路横断。
夜、所用につき外出。
道路の中央ライン(正式名称が解らない)に
こぶし大程の何かを発見。
その何かは何やら動いている。
あ。
カニだ。
瞬時に車のスピードを落とす。
カニの方でも、
あ、車だと思ってくれたのか
横断を一旦とめた。良い子。
そうして、
そのハサミをグラグラと
動かして私を促す(かのように見えた笑)
良い子。
だからそのまま車を進めることにする。
バックミラーでカニを確認する。
カニは再び横断を開始したようだ。
私はさらに後方奥を見て、
後続の車が居ないことを確認した。
カニよ、今のうちに渡りきってくれよ。
もはや距離が離れて
小さな石ころにしか見えないカニを思う。
所用が済んで帰り道。
先ほどカニに遭遇したポイントに
差し掛かる。少し不安になる。
無残に轢かれたカニの残骸なんて
ありませんように。少し祈る。
残骸は見当たらない。どうやら、
あれから無事に渡りきったようだ。
少しほっとする。
月がとても綺麗な夜でした。
家について、
旦那さんにそのことを、
カニのモノマネしながら話してみたけど
ふーんって素っ気ない。つまらぬ。
だからもう、振りかざしていた
ハサミチョキチョキのポーズを下ろした。
つまらぬ。つまらぬ。つまらぬ。
そんな夜でした。