うみにおふねをうかばせて

四十路 田舎嫁 あれやこれや。

未完の読書感想文

2021-12-18 01:52:00 | 日記


教団X /中村文則著

びっくりだ。驚いた。

性欲というかエロというか
その類いには極めて健全に
興味と欲望は
持ち合わせてるもんだと
自負してたんだけど、さ。

文体で受ける「ソレ」には
全く無理があった。
寧ろ嫌悪すら感じた。
私にとって。

「ソレ」、以外にも
作品全体的に漂う
哲学のような人間とは何ぞや的な
みっちり覆う圧倒的な闇。

私はたまらず、本を閉じた。

途中で読むのを諦めたのは
読書人生で初めてだった。

私は
買ったばかりのこの本を
積み上げた本たちの1番下に置いた。
わざわざ1番下に置いた。
私には読めない。私には分からない。

そうして
甘い甘いホットミルクティーが
飲みたくなった。
私はどうしようもなく甘ちゃんだ。
自分の未熟さに
泣きながら飲むことにしよう。

え、てか。
性描写にいたっては
どこか昭和な雰囲気かもしだす
ような文章を書くなんてきっと、
私よりずっと年上の白髪オヤジなのでは?

いやいや、展開そのものは割と
歳をいってる感じはなかったけどな?

などと
作者について気になった私は
著氏についてググッて、
再び打ちのめされた。

ほぼ同世代じゃん。

私はすっかりいじけた。




ホテルの湯船って浸かりますか?

2021-12-13 10:45:00 | 日記
所用で島を離れた
久しぶりに島を離れた
the 解放感(喜)
(離島を離れ県庁所在地である本島へ)

そうして
移動の為にモノレールへ
切符を買うという行為に
若干戸惑うthe田舎者
(改札口で切符をかざす時の緊張感)

更にこれまた
移動の為にバスへ
昇降口の「ICカード機」登場に
盛大に戸惑ったthe時代遅れ
(ちゃんと発券機発見しました)

時としてこれまた
移動の為にタクシーへ
ブンブンぶっ飛ばす運ちゃんに
思わず手すり(?)を握りしめた
the絶叫マシーン系は苦手です女


そんなこんなの移動の疲れ
これだから田舎モンは、、
と言われたとしても
もはや返す気力もないであろう、
私がヨロヨロたどり着いた
天国。

至極の一杯
キャラメルマキアートinスタバ

本島に行ったら絶対に行こうと決めてたの。

最初の思いっきり目の一口が
瞬時にいとも簡単に体に馴染んでいったわ。
渇望ってのを体現した瞬間だった。

追伸 
久しぶりに公共な乗り物に頼る
(いつもマイカー移動)移動だったけど
車内はいつもとても静かだった。

私の過去の記憶では、
幼な子は何かしら騒いでたし
学生たちも何かしら喋ってた筈だ。
この静けさが凄く違和感だった
某ウィルスの猛威が憎い


スカートふわふわ

2021-12-05 11:35:00 | 日記



トドリックホール氏。
(嬢、もしくは姐さんとお呼びするべき?)
自身を鼓舞する感じ。
私は、私のチョイスを大事にするわ
と豪語する感じ。そうして
「何かあったらアタシを呼びな?」
的な感じ、好き。

先日、この曲を
頭の中で流した。

(普段格段に盛り上がることの無い
生活を送る私という女は
このドラマチック病と云うべきか
このクセが抜けない)

話はさかのぼりますが
義実家に居候してたころ
私は義母よりスカートを履くことを
たしなめられた。

「なんで履いてはダメなんですか?」

薄々答えはわかっていながら
反射的に私はそう聞いた。
たしなめた義母の言葉に
若干の戸惑いというか弱さを感じた
からそこにつけ込んだのだ。

「なんでって、他の人が見て
なんて思うか分からないじゃない」

私が問い返すと思わなかったであろう
義母の説明は曖昧で
声色は少し硬く高かった。

ここはど田舎だ。
ましてや本家長男嫁である私だ。
優雅にスカート姿よりも
働き者に見えるパンツスタイルが
良しと映るのであろう。

そうして何よりスカートは
マタニティ=妊婦を連想させて
子無しの私には酷ではないかと
義母の配慮も勿論あったかも知れない。

かも知れないが、
そんなの自身で跳ね除けられるし、
なんだったら
それをネタに小話ができるワ
などと考えるしたたかな女である。

でも。

「そうですか」

それだけ返して
それ以降、
私は外出で(義実家含む)
スカートを履くことを辞めた。


嗚呼。
私はなんて聞き分けのよい
良い嫁なのであろう。笑

こういうところを
もっと評価してほしいところである。
料理の腕前とかじゃなくて。

(その数日後、一族の長である
ババさまにも念をおされた!
これはよもや女帝たちは結託したな!
嫁の心は震えた!!笑)

そうして先日。

義実家での集まりで義妹が
最近スカート姿見ないね
と私に言ってきた。
義妹は上記の流れを知らない。

視線の先で
義母がチラリとこちらを見たのが
分かった。

部屋着で履いてるくらいかなー
私は義妹に答えた。
その向こう側にいる義母に答えた。

この時、トドリック氏の
曲を脳内に流したのだ。

譲れるトコは譲ったじゃん。
譲れないトコは譲れないのよ。

小ちゃい小ちゃい嫁の抵抗。
大袈裟に曲にのせて
脳内でドラマチックに仕上げる

私の1人遊び。