うみにおふねをうかばせて

四十路 田舎嫁 あれやこれや。

僕、僕、笑っちゃいます。 

2023-06-03 14:37:00 | 日記
歳を重ねるにつれて、
新たにうまれてきた
「性癖」というかなんというか
とにかく、なんだろうかコレは。

年下女の子に対して、
口説き文句スタイルが病みつきに
なっちゃって。場合によっては
パワハラになるのではと思ったりもする。
(至極、慎重な時代になったものだ)

男子スタッフにはついぞそんな
気持ちも起きず、むしろオラオラ系で
あり、それはそれで場合によっては
パワハラになるのではと思ったりもする。
(全く至極慎重な時代になったものだ)

無論、常時そんなスタイルではなく、
場と度合いを考えて放つわけだけど、
とにかく、女の子が可愛い。
とにかく、男の子には部活ノリで。
とにかく、こんな私になるなんて
若い頃は思ってもいなかったさ。

というわけで。

スタッフ不足が続く中、助っ人として
他店の方に来て頂いているのだが、
そのありがたい他店スタッフ様たちの
送迎も仕事の一環であったりする。

そして、嬉しいことに
今回の助っ人は、
稀見るかわい子ちゃんでして、
ショートヘアのちっこい身体で
ちょこまかと一生懸命に働いてくれる
愛想もよい。あゝ愛おしい。

思わず、
「俺のところに来ないか?」
私の中の氣志團が歌いだすので、
口説きスタイルにもつい力が入り、
終日彼女から、
また、そんなことばっかり言ってー
とイヤイヤとくねらせるのを
日々の癒しとしていたりする。
(誰か私を止めてくれ)

だから、
そんなかわい子ちゃんの送迎は、
自宅とは反対方向で
幾分か遠い宿泊先だって
喜んで無償の送り迎えをするってもんだ。

(お気に入りだから
文句言わないでいるのであって、
ハズレな子だったら店長に、
咥えタバコで文句たらたらかもしれないという事実は恐れずにここに記す)

さあ、本題はこれからだ。

台風当日の送り迎えは
私の当番となった。

雨風が強くなった帰り道。

流石に台風深夜の道は
大通りさえも誰もいなく、
独占状態だった。

びょーびょーとしなる木々、
大雨で視界もボヤけた世界、
誰も通らない見通しの良い
大通りの一直線道路。

ちょっとした、
摩訶不思議的な世界だった。

なんか、ドキドキしますねー

お気に入り彼女がそう呟いたのだけど
その時の私は事実を感じ取って
いつもの口説きスタイルも忘れて
無言になってしまってました。

私、全くどきどきしない、わ。
怖くもないし。

若い頃だったら、キャーキャー
していてもいい状況なのに。
その時隣にいて欲しいのは
好きな男であれば安心だった
時が確かにあったはずなのに。

私は今、助手席の台風初体験の
県外の若者を守らなくてはいけない
立場なのね。そうなのね。

考え深い、夜だった。かと言って
場数を踏みまくった私は、
涙なんかでやしないんだけど。悲笑

そこまで考えて
逆に乾いた笑いをした私を
お気に入りの彼女は、
笑顔でこちらを見ていました。

あなたは誰ですか?

2023-06-01 14:38:00 | 日記
直撃コースの台風でしたが、
当日の威力はさほどではなく
被害も大きくなさそうです。
むしろ前夜が強風でした。

そんな前日のお話。

強風の最中、店舗内駐車場の
揺れる車中で休憩をしていた時のこと。

突然、後ろのドアが開き
雨風とともに買い物袋をぶら下げた
見知らぬマダムが乗り込んできました。

え?(だれですか?あなたは?と私)

え?(だれですか?あなたは?とマダム)

私とマダムの言葉が重なりました。

そのままマダムの思考回路が
止まってしまったようなので

車、間違えてしまいました?(笑顔)

と促してみました。

あー!!ごめんなさい!
間違えちゃった!

そう言いながらマダムは
車から降りてくれたのですが、
よほど慌てたのでしょう。

後部座席のドアは開けっぱなしで
去って行かれました笑。

なので私は車から降りて、
雨風に当たりながら、
ドアを閉めに行く羽目に笑

視界の端では、
別の車に乗り込んでしまった
奥さんを見て慌てて車から降り、
こっちだぞ、何やってるんだ
と怒る主人の姿がありました。
(私と目が合った主人は、
ペコリと頭を下げておりました)

ウケる。
これはいいネタを手に入れた。
誰かに話して聞かせよう。
そう思ったのですが、
休憩後戻った店舗はやはりカオスで。
そんな話をする間も無く、
今ようやくお披露目した次第です。