うみにおふねをうかばせて

四十路 田舎嫁 あれやこれや。

嫌味なやつといわれても構わない

2020-12-14 02:49:00 | 日記

実はね。

しばらく、
別店舗にヘルプに行ってたんですよ。
へぇ頼られてすごいじゃないとか
そんなじゃんですよ、まったく。

ただの身代わりなんですよ。
えぇ、トレードってヤツです。

他店舗の資格保有者に
応援に来て頂く代わりに
ウチの店舗からは
労働者を差し出すっていう。

その差し出し者に私が選ばれたのね。
まあそうなるよね。うすらと思ってたよ。

「旦那さんの世話もあるしさー」
そう言った同僚には、
「旦那、何歳よ?」
と一発かまし、

「彼氏できたばっかでー」
そう言った若造には、
「ほう。彼氏をとるよね」
と二発かまし、

「ほら、某ウィルスが怖いじゃん?」
そう言った意識高い系には、
「とりあえず、マスクと抗菌シート奢りで?」
と三発かまし、

「うみさん、ほんとにごめんね」
と謝ってきた店長にも、
「このご時世を機会に、コストの高い
この風習はやめようと是非店長会で申請して」
と合計.四発ほどかましましたけれどね。

ジャンケンとかクジで負けたとかなら
しょうがないよなってなるんだけどさ。
最後に聞いた人が引き受けざる得ないなんてちょいと不公平だわ。
だからそれくらいの悪態ぐらい許せよ皆よ。
不満はそれなりに吐き出すタイプの私なんで。

そういった訳で、
海を渡り、行ってまいりまして、
この身代わりやっぱただの身代わりじゃん
って言われないように、
全力で務めさせて頂きましたよ。
これが私のプライド、よ。

そうして、屍状態となって、
ただいま戻って参りました。


余談中の余談。

2020-12-06 18:44:00 | 日記
軽くコーヒー中毒の私は
よくコンビニに立ち寄る。

いや、よく。ではない。
それでは正解ではない。

出勤日にはほぼ皆勤ペースだ。
出勤前にカフェインを体内に注入して
自身にギアをひとつ入れてあげる
いわばこれはもう儀式だ。

出勤時間の小一時間前には
そうしてコンビニコーヒーを入手して
職場の駐車場の車の中で電子タバコと
コーヒーでまどろむ。

そうして。

たまに読書をしていたり、
携帯をいじってみたり、
瞑想という名を被った仮眠をしてしまったり、
ふと思いつきでマスカラをまつ毛に
塗りたくったりしている。
また流れてくる音楽と一緒に
車内カラオケをしている時も実はある。
(その時は周囲の確認も抜かりない)

もう一度言う。
これはもう、儀式のようなものだ。

この時間を確保するために
出勤前の色々をああしたりこうしたりして
例えば寝不足であってもその小一時間は
必ず捻出する。でなければ私は、
軽くイライラしてから仕事に挑む事になる。
とんだ我がまま精神野郎だ。やれやれだ。

あぁ、違う。違う。余談が過ぎた。

今日はわりかしノリノリで
起床したものだから
小一時間以上の時間の確保ができて
こうしてブログ記事を打ち込んでいたら
ついつい脱線してしまった。

もしかして今日は
稀に見る体力、精神、共に申し分ない日か?
今日はもしかして
この調子で良い仕事が出来そうだ。ニヤリ。

ああ、違う。本線に戻そう。

そう。ほぼ毎日のように通っている
近所のコンビニはもはや私のセカンドハウス。
働いているクルーたちは網羅済み。

バイトちゃんたち同士の仄かな恋愛模様だって
敏感に感じ取れるぐらいの観察量。
たまのイレギュラーなシフト変更で
実は深夜勤務のおっちゃんがひょっこりと
昼間勤務していたら、レアキャラを
発見したようなテンションにもなる。
因みに店長は同年代くらいの女性。

本日はその女店長さんがレジにたっていた。

いらっしゃいませ。

女店長さんの挨拶に、私はきちんと答える。
どうせマスクで見えないでしょうとな?
私はちゃんと返しているんだよ。ところで
挨拶にはきちんと返事をしましょうと
保育園の時に先生が言わなかったかな?
私はその教えをしっかりと守り、
大人になった今はぺこりと頭を下げるという
所作にシフトしただけだよ。どうだい?

(さっきからこんな謎のテンションのまま
記事を作成しているんですが、
気にせずこのまま続けようと思います)

さて。

挨拶を済ませた私はいつものルーティンで、
コーヒーマシンのボタンを押すと
出来上がりまでは待たずに、
そのまま水ペットボトルを取りに行く。
小腹が空いていたらその道すがら
気に入りのサンドイッチをチョイス。
実に無駄のない行動である。←

出来上がったコーヒーと
お水を持ってレジへ。
ついでに切れかかっていたタバコも頼む。

いつも通り。のハズだった。
ここで事件は起きた。

応対してくれた女店長さんが
いきなり話しかけてきたのである。
それもいろんな段階を超えて
いきなりもう友達くらいのフランクさで。

今日は荷物、入らないらしいよ。
海が荒れてて欠航だって。

と言った。

え?え?え?
小心の私はだから慄いた。


一昔前の有名なフレーズ、
「桐島、部活辞めるってよ」くらいの
フランクさだった。(読んでないけど)

⚪︎⚪︎さん(私の苗字)、
あそこのお店で働いているんでしょ?

慄きのあまり一言も発声できない
私にさらに女店長さんはフランクしてきた。

マスクでは防ぎきれないほど
私は不思議そうにしていたのだろう。
女店長さんは私の胸元を指し示した。

そう。
私は堂々と胸元に店舗の名札を
していただけだった。

きっと恐らくこの日、
機嫌の良かった女店長さんは
周りにもその機嫌の良さを振りまいて
いただけなんだろう。あゝびっくりした。

嗚呼、本当にびっくりした。

(状況が把握できた私は、
瞬時に会話ん合わせることができた)


ありがとうございました。


商品を受け取る。



あ。

しまった。

やはり衝撃のあまり、
ぺこりと挨拶することを忘れちまった。