それにしても眠れないのだ

日々の眠れない出来事を虚実織り交ぜて

それにしても「送り手の贈る言葉」なのだ。

2024-10-23 17:37:24 | Weblog
 版権元が許可したフルの映画やドラマ等の動画がネット上で観られるオンデマンドサービスは、サービスが出始めた当初は等速再生しか選択できない物が多かった印象だけど、現在では倍速再生機能が付くものが多くなった。筆者はビデオの時代から倍速再生を愛用していたので、この機能がある事はかなり嬉しい。そして世の中にも筆者同様に古くから倍速再生を愛用してきた人が多くいるようで、かなり多くの人がこの機能を喜んで受け入れているようだ。・・・けど、映像製作系の人達はそうではないようだ。曰く、「ストーリーの流れるスピードも製作者が意図を持って決めたものであり、それを変えてしまうのは邪道である」との事だ。
 まぁ、そう言いたくなる気持ちは分からなくもないんだけど、それは傲慢だよ?と、申し上げたい。例えばラーメン屋で「写真撮ってないですぐさま食ってくれ!俺の作品が台無しになる」「食べる前にコショウを入れるな!俺の作品が台無しになる」「麺の前にスープを味わえ!俺の作品が台無しになる」とか言われたらどう思います?例えば、テレビのリモコンを机の上に置いといたらメーカーの人に「そんなとこに置いといたら壊しやすい!リモコンフォルダーに入れとけ」なんて言われたらどう思います?「いや、俺の自由にさせろよ!!!買ったんだから俺の物だ」って思いません?作り手・送り手は、作った物が最高に楽しめる状況を事前に想定するけど、受け手はその想定通りに動かない事が殆どなんだから、そこはある程度諦めないと心がもちませんよ?
 と、そんな忠告をしたいわけじゃない。前述したように、そう言いたくなる気持ちは分からなくもないのだ。筆者だって、映画とかに比べたらかなり低いレベルだけど、作った資料とかで似た思いをした事がある。というわけで、受け手には、なるべくこっちが想定した通りに受け取って、こっちが想定したように「これは良い!」と思ってもらいたいのだ。ではどうすれば良いか?って事で、今回考えついたのは『楽しむための取扱説明書』という物を添付する事だ。
 例えば映画のオンデマンド版なら、本編が始まる前に「倍速再生、本編途中での再生停止は、作品の良さを阻害します」「外部からの音は、作品の良さを阻害します」「再生時に画質・音質の表現が制作時に劣る場合は、作品の良さを阻害します」「精神的に安定していない場合は、作品の良さを阻害します」「感性を製作サイドに合わせないと、作品の良さを阻害します」等々を羅列すれば良いのだ。で、最後に「これらを守れる人だけが「はい」ボタンを押して視聴して下さい」と、するのだ。これで良さが伝わらないなら諦めるしかないだろう。あ、もちろん「いいえ」ボタンを押しても本編は始まる。これならどんな感想を持とうが自己責任だし、送り手はもうどうしようもない。あ、一つ重要な事を忘れていた。「※これは個人が感じる作品の良さを保証する物ではありません」を、はい/いいえボタンの時に必ず表示しておかなければ!これがないと、後で苦情を言ってくる輩が絶対いるからね。ま、これがあっても文句言う輩はいるだろうけど、これがあれば一定の排除には役に立つでしょう。
 というわけで、こんな簡単な事で心の平穏が得られだろから、是非とも実践していただきたい。自己責任で。言い出しっぺの筆者も、私生活のどこかで実践していこうと思います。あ、今回は明確な宿題が残らなかったので今日は眠れない事にはならないだろう。
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