たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

生前退位

2016年11月15日 | その他

生前退位に関る有識者会議の2回目の著名人(朝日は専門家と書いている)ヒアリングが行われたようだ。

生前退位の天皇のお気持ちは似たような年齢なので大変よく分かる。へまも時々やるし、階段を降りるのに手摺につかまらないと不安で、ゴルフ場のクラブハウスでも危ない。
居間から庭へ出るのに玄関へ回らないと、ふらつくようで危なくてしかたがない。
車の運転も視野は狭まり、動体視力も、視力そのものが落ちてきていると自覚している。
昨日もコンビニでタバコ2個を買うのに、お釣りを50円玉で貰おうとして千円札と30円を出したら、店員がまごついて「880円ですがいいですか」と聞いので、「ボケたかな」と80円分の10円玉を出し直した。咄嗟に「150円お釣り頂戴」と出て来なくなった。

高齢化による身心の衰えはしかたがないし、”天皇の「わがまま」であるかのように扱い、一時の抜け道をつくるような印象を与える特例法は賛成でない、皇室典範の改正を”と、朝日元記者岩井克己氏が答えているのは理解できる。皇室取材30年で内部事情に詳しい人だ。
私も岩井氏の意見に賛成する。
”退位の制度化は法の体系性を損なう”との慶大教授・笠原英彦氏の説も十分理解はできるが。