10日ぶりに自転車に乗って、鎌倉八幡宮の蓮を今度はデジカメで撮りに行きました。前回よりはちょっと出発が遅れましたがデジカメの気安さもあって、今日は久しぶりに鷺舞橋まで足を延ばすか、なんて考えて走っていると、葉山の長いトンネルでゴトゴトゴト…
タイヤを調べるとビスが刺さってまして、見事にパンク。抜いてみると正体は3cmほどの鉄板ビス。それがチューブの向こう側まで突き抜けていました。歩道に転がっているなんてあな恐ろしや。
これだけ乗っていると、パンク修理も日常茶飯事です。いつもと勝手が違ったのは、通勤の車が多く、その騒音でパンクしたところの特定に手間取ったこと。やっとのことで修理が終わり走り出すと、なぜか空気が漏れてきて再度修理開始。
よく見ると穴の開いたところのすぐ脇にチューブの継ぎ目があって、どうやらそこから漏れているっぽい。もう一度パッチを貼って漏れていないことを確認して、組み付けて空気を入れて走り出そうとすると、またタイヤがつぶれかかってます。もう一度バラシて臓物を引き出し、パッチを当てて空気漏れを確認し組み付け、空気を入れて走り出すと、すぐにゴトゴト…
他に空気漏れの個所も無く、バルブにも問題が無かったので、結局最後に1枚残ったパッチで修理箇所をもう一度修理して、空気を充分に入れ、「もうちょっと入れておこうかな」とポンピングし始めると、空気が抜けて行きました。もうお手上げ状態となってしまい、ここからどうやって帰るか、なんて考えながらチューブを引き出してみてやっと原因がつかめました。
まさかねぇ、パッチが破れるなんて。
数年前に購入したものでしたが、使う機会も無くここまで来て、知らない間に劣化していたようです。穴は塞げてもチューブが空気圧で膨張すると、穴の周囲が引っ張られて裂けてしまうようです。これでは何度パッチを貼っても意味がありません。「やっぱり布テープを用意しておけば良かったか」なんて思っても後の祭り(ちなみに布テープ(いわゆる昔ながらの分厚いガムテープ)、ランドナーのように低圧で乗る自転車ならば保ちますが、レーサーのように高圧だとやはり避けてしまいます)。このとき時刻は朝の7時30分、5kmほど押して近くの自転車屋に行っても開店までは2時間以上待ちます。修理を終えてから鎌倉や鷺舞橋まで行きたい気分が残っているか考えると、これはもう出直すしかない、と自転車曳いてテクって帰りました。自転車のままではバスにも鉄道にも乗れないんだよね~とかぼちぼち考えながら、走ってきた道をそのまま折り返して歩くこと2時間半。お陰で自分の速度が6km/hであることが分かりました。
修理用のパッチに使えなくなる期限があることに初めて気が付いたことと、嵩張るけど昔ながらの修理キット(ゴムのパッチと接着剤を使うタイプ)のほうが頼りになりそうということに気付いた一日でした。
しかし、山の中や旅行中ではなくて本当に良かった良かった。
ずいぶん前に買ったパッチを貼ったのですが、
まったく使えませんでした。
劣化していたんですね。
ランドナーでツーリング中のこと。
パッチが底をついてしまい、
仕方なくバンドエイドをグルグル巻きにしたら、
帰りまで持ちました。
意外な発見でした。
>バンドエイド
…それは意外なお話ですね。やはりなにかしら使えそうなものを持っていく、あるいは使い道を見出すことは、自転車乗りの「いろは」なんですね。
昔のように「使わなくなったチューブの切れ端」とかもとっておいたほうが良いかもしれません。