楽園の泉

自転車とかカメラとかのブログ、たまにねこ。

銀河鉄道の昼("柳澤線。"改題)

2013-10-11 | 自転車
「三度目の正直」なんて、誰が言ったんだっけな。(#T^T)g"
正直とは関係ないね、むしろ「二度あることは三度ある」か「たとえ三粒でも雨が降る」と言うか、どこかで必ず(それがたとえ小雨でも)降られてるんだ。

今回の遠野行きは「台風24号の露払い」みたいなものでしたサ。大宮→福島辺りまではそれでも天候がなんとか保っていたんですけど、仙台→一関辺りは完全に雨、北上を過ぎた辺りで雨は止んでいたものの、このとき頭の中を走り回っていたのは「新花巻に着いて雨が降ってたら、遠野まで走れなかったら…」。

新花巻に着いてみると「さっきまで降ってました」という状態。


あ、違ったこっちね。


当初の予定では『銀河鉄道ツーリング』だったのですが、この空模様を見て宮沢賢治記念館とまるかんデパートのソフトクリーム(!)を諦め、すぐさま遠野に向けて漕ぎ出しました。

最初の停車駅。

『銀河鉄道の夜』ではここが始発駅。花巻遠野間では唯一駅員のいる駅。

ここから国道283号に乗り換えて次の停車場を目指します。

途中…

目が覚めるような黄色!

トコトコ走ってると…

「岩根橋橋梁」。『銀河鉄道の夜』のイメージに繋がったのは、実はココ(らしい)。コンクリートでべったりと補強してるところは、やむを得ないですけどね。猿ヶ石川の河原から見たら、本当に空を駆けているように見えるに違いない。


続いて「宮守橋梁」。

ここのほうが有名だけど、多分それは橋全体が見えるから。道の駅どころか某ブライダル系が絡んだスポットのお陰で、夜間のライトアップなどで風情が…。ここを評価するとすれば、現橋梁の手前に以前使われていた旧い橋脚が残っていること。

2時間に1本位しか走ってない釜石線が来たのは、ラッキーでした。右(花巻方向)に向かって走って行ったら、すぐに左(釜石)方面の下りが走ってきました。

ここで給水給炭(!)を済ませ、柏木平に向かう53.85‰に備えます。が、さっきの釜石線の撮影でツキが尽きてしまった様です。つまり遂に雨が降ってきました。小雨だったのがせめてもの救い。


そして「廃トンネル(!)」。

と言って良いのかな、左側が現行、右側は以前使われてたもの。場所は柏木平駅の少し花巻寄りです。線路内は勿論立ち入れないので離れて国道からのショット。


天候が良ければ、この先あたりから遠野盆地が見渡せるはずなんですけど、小雨は降るし足は重いしで気分は萎え気味。でも…

金の稲穂が灰色の空と好対照、「ちょっとご褒美」気分です。



本降りに見舞われることも無く、地元の人の助けもあって、無事に六日町のお宿に到着出来ました。

で(ツイートしたけど)後日談。

花巻停車場と(まるかんデパート)共に潰えた「イギリス海岸」ですが、なんと帰りの"はやて110号"まで追いかけてきてくれました。
(実は新幹線の車内サービス(@400)で頼んだドルチェセットに付いてきた)

『イギリス海岸』w


柳澤線;"柳"田国男と宮"澤"賢治を繋いでみただけ。

走行データ;
距離/65.7km
時間/3'33"
平均/18.5km/h

今日の輪行;

E2系はここまで大きな荷物置き場がありますが、ロード車2台並列で収納するのは無理。上の段は落ちないように注意が必要。何台かで利用する場合はバラけて乗車して場所を確保したほうが良いと思う。

2 コメント

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パナマキからカマー沿い (tamachi)
2013-10-14 19:05:41
おこんばんわ!
お疲れ様 あんど オタノシミ様でした。
チャリ走行、凄いですねー。だからこそ自由が利く部分はありますけど。
岩根橋の下に降りて見たんですか~ あの場所への行き方がよく分からなかったので、橋を下から見上げる経験はまだです。
落葉後は橋全体がなんとか見られるポイントがあるそうですが、そこも未踏です。さくらなみきさんは発見できましたか?

曇天の下でも、広がる金色の海原には何かしらいいものを感じとられたようで、岩手路万歳ですね(なんのこっちゃ)!
後半の田園風景は、綾織の真っ直ぐロードからかな?次回はここからの「おろく」と「猫耳山」を堪能できるといいですね。密かにオキニの夕景スポットです。
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>>tamachiさま; (さくらなみき)
2013-10-15 10:29:57
チャリ走行で一番キツかったのは宮守-柏木平でしたが、なんとかキンニクツー魔人に襲われずに済みました。

岩根橋橋梁ですが、釜石方面に向かって右側にあるちょっとした駐車場が目印です。橋の手前に「左側に入っていく」砂利道がありそこに「大人の自販機群」があります。道沿いに下っていくとすぐに急カーブになって岩根橋橋梁に向かう道になります。

橋梁の直下はすぐに猿ヶ石川で、ほぼ垂直に見上げることになるので、全体が見られるポイントは川沿いに河原を進んだあたりにありそうです。スニーカーだったのでさすがに河原の薮に突入することは躊躇われました。

金色の海原は「是非とも」と探しながら走ってましたが、結局「綾織まっつぐロード」でパナマキ方向を向いて撮ったものを揚げました。灰色の背景に金色の稲穂は、別の魅力でした。

某氏命名の猫耳山はそんな訳で今回も特定できず、この日は「おろく」どころか「おいし」も顔を見せてくれませんでした。何度か通っているのだから、そんなときもあるということで。
「通う」といえば笠通山…じゃなくてカッパ免許をコンプリートするとお買い物割引券になるということを知りまして…w
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