15、16日と連休が手に入り、よっしゃ!温泉ライドすっか!!と思ったら
この始末。
「サクナミクン、雪が降ったらカマクラだよ」と先輩クラブ員からの声が遠くで聞こえてきたとかこないとか。E-3のバッテリーに充電して明後日を待つことにしよう。しかし雪が降ってしかも積もると、スカ線すぐにダイヤが乱れるのよねぇ。
ところでE-3、というより「標準レンズ(但し”竹”)『ZUIKO DIGITAL 14-54mm 1:2.8-3.6』にPLフィルターを付けて撮影すると、フィルターでケラレる」という話を、レンズを探しているときに見かけましたが、確かに広角で撮影しているときには四隅暗くなってました。例会に提出するときには全紙サイズ(10:8)にトリミングする(一般的な普段想像するカメラで撮影した場合の縦横比は4:3)ので、ケラレている部分は写らないのですが、ファインダーを覗いたときに映っているものそのままをプリントしたい場合などは、具合が良くない。デジカメの場合は簡単にトリミングできますし機材を使えばケラレることなく撮影できるので、撮影の際に心に留め置くことに。しかしケラレる部分を計算に入れて撮影するのも、ちょっと面倒だな。
写真といえば以前、クラブの例会で話題になったこと。
地域のクラブの合同写真展で「加工した写真を写真展に展示するのは如何なものか」というアンケートがありまして、「どこまで写真に手を加えることは許されるのか」という話題になりました。
個人的にはアマチュア写真家の展示会のことなので、
・トリミング
・水平出し(ミスで傾いた写真を水平に戻す)
・(多少の)露出補正
くらいにとどめるべきだと思うのですが、撮影した人の主観で『これは写真なんだ!』ということになれば、加工したものでも受け入れざるを得ないんでしょうかね。あまり規制すると、この先ただですら新規会員(若くして写真クラブに入ろうとする人)の減少(というかむしろ発掘)に苦しんでいるのに、門戸を閉ざすことになるんじゃないか、という心配もあって、その辺りの敷居の高さが曖昧になってます。
今ではレタッチソフトで簡単にできますが、当時は暗室で作業していた技術を持ち出されると、この加工は良いけどあの加工はダメ、という線引きが難しくなって、果たして『写真』とはどういうものなのか、写真を素材としてできたものを『写真』として認めるのか、アマチュア写真家がそこまで加工した写真を受け入れるべきなのか、だんだん難しくなってきたでしょ。
で、今は技術の進歩のお陰で、撮影データをデータのうちから加工できるようになり、様々なアシスト機能(手ブレ補正やらオートフォーカスなど)も手伝って、だれでも簡単に「それなりの」写真が撮れるようになりました。全部が全部、全員が全員じゃないけど、おそらく大半の(特にデジタル撮影された)写真は、カメラが「この時は露出はこれでシャッター速度はこれでピントはここで」とカメラがすべてお膳立てしたところでシャッターを押しているだけ、に近い物があると思います。もちろんそれがダメ、と言ってるわけじゃありませんし、自分も技術の進歩に助けられている部分が多いです。
ただ、写真を撮ることを趣味として、写真を人前に出す機会を持っているものとして、やはり「加工(というか修正か)は恥ずかしい」というスタンスは持ち続けたいと思うのです。「リバーサルフィルムでの撮影を理想としている」とでも言いましょうか。カメラの場合、ネガフィルムだとプリントの際に多少仕上がりの調整が利きますが、リバーサルフィルムの場合はほぼ無理。シャッターを切ったときのカメラの条件そのままがフィルムに記録され良くも悪くも現像・プリントされて作品になります。なのでデジタルカメラで撮影するときも「加工しないで」プリントできるよう意識してシャッターを切るよう心がけています。カメラを弄ったことがある以上、デジカメに「おんぶにだっこ」は恥ずかしい気がしますし。「写真家」という言葉のほかに『写真作家』という言葉があることを知りましたが、自分は前者のほうがいいです。
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