50ｍｍ単焦点１本勝負 at 鎌倉

写真クラブの撮影会で雨の降る中鎌倉に行き、何とかシャッターを切りまくってPROVIA100F(36枚)を26枚ほど消化して、帰宅。昨日はその10枚を消化すべく、城ヶ島の廃校に行き、ついでに原住民(ネコ)を撮影して消化しようとしたら、36枚以上撮影できることに気付きました。

 

 

 

何が起こっていたか、ここで気づいた人は、同じ体験した人です。

 

 

 

 

フィルムが巻き取れていなかった(２回目)

 

 

 

 

 

あまりにも悔しかったので、『ベロ出し器』を使って巻き取ってしまったフィルムを引きずり出すと、再度M-1に装填、巻き取りを確認して再びの鎌倉路。

(台風接近もあり「昼頃から雨」という予報を信じ、当初ランドナーを踏みまくって行くつもりだったけど、その瞬間に我に返った)

 

今日は公共交通機関で行きました。

 

Ｍ-1に50ｍｍ単焦点とエクステンションチューブ(レンズと本体の間に付けてマクロレンズ化するパーツ)、と「保険で」TOKINA SZ-X(60-300mm)を持って行ったので、実質３本ですね。

 

英勝寺や海蔵寺の曼殊沙華はどちらかというと終わり、その代わり共に萩の花がだいぶ咲いてました。二番花というのかな。

 

そこからやはり萩の咲いた参道が見事な宝戒寺に向かいましたが、ここも予想通り、二番花が咲いてました。ちなみに白い萩。

 

雨もやや強くなってきたので、あと６枚ほど残っていましたがここで撤収することにしました。

 

 

実は今日のひとり撮影会はここからが本番でした。

 

 

 

鎌倉八幡宮の源氏池で雨宿りしていましたが、川柳の『本降りに　なって出ていく　雨宿り』の通りの状況に陥って苦笑しながら鎌倉駅に向かいました。朝から歩き通して小腹が空いたので、何か食べて行こうかそのまま帰るか、なんて思案しながら財布を探すと、無い。行動資金どころか、免許証やらクレジットカードやら全てその財布に入っていたので、気付いた瞬間、体中から汗がどっさり。

 

とりあえず落ち着いて足跡を辿ると、どうやら八幡宮で忘れてきた可能性が高いと気付き、大急ぎで八幡宮に戻りました。多分凄い顔してたと思う。人通りも多いから、そのまま持ち去られたり、カード類を抜き取られたり、あるいは気を利かした人が交番に持って行ったとか、クレジットカードを紛失した手続きその他のことを考えたら、頭の中も目もグルグル回りながら八幡宮は源氏池脇の休憩所に駆け込みました。

「サイフ落ちてませんでしたか」と聞いたら、「女の人が持ってきました」。

名前も連絡先も言わずに去ったということで、直接お礼することは叶わなくなってしまったのですが、

拾って届けてくださった方。ありがとうございます。

 

境内で無事に財布が戻ってきたことに感謝しながら八幡宮に参拝し、ついでにお御籤を引きました。

 

『凶』

 

あーあー、今日はこういう日だったのね。ここのところのアレヤコレヤはこの辺りに原因あったんですね。

ところで。

こういう時はどうしたらいいか。それは

「納得するまで、そこで引く」

が正解。余所で引き直すのは最初の神社に失礼なのだそうです。

 

引き直したら無事に厄を落とせたので、境内で残ったフィルムを使って帰ることにしました。

丁度「舞殿」で神事を行う準備をしていたので、その様子を撮影していたら、肩を叩く人がいる。振り返ると若い男性、でも知らない人。何かと思ったら「同じカメラを使っている」ということで呼びかけたらしい。ちなみにその彼が持っていたのはＯＭ-1。Ｍ-1もOM-1実際は同じカメラです。「インスタグラムやってる？」と聞かれたけど、登録していないと伝えると「それじゃぁ、ね」ということで物別れになりました。その時も「シマッタ」感に苛まれたのですが、今から思い出しても『投稿しないまでも登録だけでもしとけばよかった』の一言ですね。

 

財布落としたことに気付いてからここまで30分の出来事。ひとり撮影会のはずがイベントてんこ盛りな１日でした。