楽園の泉

自転車とかカメラとかのブログ、たまにねこ。

スナップとポートレイト

2020-09-22 | カメラ
写真やっていて「一番難しい」と思うものの1つ(つか2つですね)。

スナップの難しく感じるところは、「瞬間を切り取る」ところ。常に動きのある例えば街の風景の、「あ、いいな」と感じた一瞬にシャッターを切るんですが、あとで見返すと「シャッターを切るきっかけ」が思い出せないことが多い。

そして一番面倒(あえて「面倒」と書く)なのが『肖像権の問題』。勝手に人を(個人を特定できる情報量を持って)撮影するのは考えたほうが良い、というアレです。コンテストに応募するときなどは「モデルになった方に許可を得ていますか」と言われるくらい。許可を得ていなければ応募できないくらいです。
(☝とりあえず周囲から聞き取っての自分の認識)

スナップ写真は「その場の空気」を切り取るものなので、例えば被写体となる方に「モデルとして撮影していいですか」と了解を取っていては間に合わないし、その後に撮られるほうも所作が不自然になります。(普通にしてて、と言われて普通にふるまえる素人がいたら教えてほしい)


ポートレイトは、まだやったことがないのですが、被写体の「被写体らしさ」を写すことが難しそう。向こうは「写して」と言っているのに、こっちは「どう撮れば「それらしさ」を表現できるのか、しかも友達など良く知ってる人物なら「ゴメン、こんな感じなっちゃった。てへ」で済む(いや済まないか)のに、初見の人を撮るのであれば「すみません、もう一回撮らせてもらっていいですか」というわけにはいきません。

ポートレイトを撮ることを第一義にしているわけじゃないので、それまで真剣に考えているのではありませんが、写真を見る機会がそれまでに比べて2桁ほど増えてきて、その中に当然ポートレイトも含まれています。「ポートレイト」として見る写真のモデルが自然な空気に包まれていると、素直に「すごいなぁ、どうやって撮るのかなぁ」と気になってきます。木村伊兵衛の『僕とライカ(文庫版)』を読んだりしたので、余計に気になるんでしょうね。


上記の理由から人は撮らないんですが、こういうのはちょっと慣れてきました。









ネコを撮るときに、一番気を付けていること、それは「自然体」かなぁ。

よそ見していても、耳だけはこっちに向いている、のはネコがこっちを警戒している証。それはネコ撮りとしては失格だと思っているので、その警戒が解けるまでじっと待つ。シャッターを切る音に反応することもあるので、ネコが視線の先に集中するまで、気長に待ってますね。その間にどこかに行っちゃうこともあるけど。

シャッターを切る瞬間に別のところで音がして、そっちに耳が向いちゃった、なんてのも、実はあります。

人のポートレイトは無理なので、ネコのポートレイトばかり撮ってる。


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