争いごとは大嫌い。
文句を言うくらいなら自分が我慢したほうがマシ。
と考える性格なのに、カナダに来てからケンカしなくちゃいけなくなっている。
一番たくさんケンカをしたのは、数年前まで固定電話業界を壟断していたあの電話会社。今から思えば会社のミスのレベルがあまりに低くて、おかしくて笑えるような内容もあるけど、その時は電話でケンカしながら私の頭は沸騰寸前だった。
ケンカしてもまあ、なんとかごまかされたり適当に解決されたりして、私が思うような決定的な勝ち目はない。なぜなら、いいたいことは伝えられるのだけど、とどめが刺せないのだ。これはこちら式交渉ごとやケンカに慣れていないからどうしたら効果的なとどめなのかわからないし、皮肉やブラックユーモアというものがなかなか言えないからだ。単なる英語力の問題、というだけでは片付けられない大きな壁もある。
しかしながら、言うことは言わなければ何事も前に進まない。相手がこちらの意思を推し量ってくれたりするようなことは絶対に期待できないから。
それにしても、相手は絶対に非を認めないし、謝らないし、善処しようとしない。隙あらば相手のせいにしようとし、できなければ何かこじつけでも自分に関係ない物事のせいにしようとする。
私は言ってみたい、一体あなた達の給料はどこから出ているのか? 顧客あっての仕事じゃないのか。どうしてそう高飛車だったり、うざったげだったりするのか。
今日もケンカした。
学校に毎年子ども達の写真を撮りに来る会社と電話で。
子どもの写真を注文しようとしたら、写真になってる背景がよくない。注文書に「オンラインでオーダーするともっといろいろな背景からお好きなのを選べます」と書いてあったので、そうすることにした。その会社のウェブサイトはとてものろくて次の画面に行くのに延々かかり、本当に一時間以上かかってやっと背景を選び、必要事項をインプットして、クレジットカードの支払いをして「後ほど確認のメールをお送りします」というところまでたどり着いた。
なのに一向に写真が届かない。担任の先生がほかの子ども達の写真は届きましたよ、と言われるのでおかしいと思い電話してみた。
「あなたのオーダーは届いてません。クレジットカードからも支払い来てません。オーダーがないのだから写真は届けられません。」ときた。
「インターネットで一時間以上かかってオーダーしてクレジットカードの手続もしたのにどうしてこうなるんですか」と私。
「あなたのオーダーの方法が間違っているんです。うちの会社のサイトはいいシステムを使っていて問題ありません。あんまり文句も聞きませんよ。確認のメールが届いてないと言うことはあなたのやり方が間違っているんです。何かクリック漏れがあるはずです。おたくの問題です」の一点張り。
「確認のメールがそんなに重要なことなら、“確認のメールが届かない場合は当社までご連絡ください”という警告を入れるべきじゃないですか。時間をかけて最後まで手続したのに注文が通らないのはおかしいです」と言ったのですが、相手はOK,OK、フンフンとだるそうに言うだけ。
「オーダーが通ってないのにどうやって写真を届けろと言うの?」と言わんばかり。すっかり私がバカにされてる。「何月何日の何時にオーダーしたか言ってみろ」とも言う。「調べてやるから」と・・・。
私は確かにオーダーした、長い時間と手間をかけて。そして、最後に「注文の確認のメッセージ」が出たところまでを確認したのだ。だれが「まだオーダーが通っていないかもしれない」と思うだろう? 写真屋から確認のメールが届いたかどうか、普通気にしてチェックしたりしないだろう。確認のメッセージが出た時点で大丈夫だと思うのが普通じゃないかなぁ?
「ちゃんとオーダーしなかったんですよ、あなたのミスです」と言い、挙句の果てには「この電話でオーダーを取ってあげるから、どれを注文するのか言って」などと言い出す始末。どっちがお客なんだ?
いい加減頭にきたので、一回電話を切ってかけなおし、違う人につないでもらったが、まあ、話し方がちょっとましになっただけで言ってる趣旨は同じ。
「うちは悪くない、あんたが悪い」それ一点張り。「今、電話でオーダー取ってあげるよ」と言うのも同じ。
注文ほしくないのか? それが商売じゃないの? 客を怒らせて何が面白い?
あの人たちは文句を言ってくる客には慣れているので、適当にあしらって自分のストレスにしないようにしてるんだろうな。
しかし、こちらはこういう場面には慣れてない。うまくとどめも刺せない。わーわー言ったら余計にバカにされて気分が悪くなるだけだし。
かわいい子どもの写真を人質にして、注文してお金を払ってくれるお客に高飛車な態度を取る写真屋の受付の人たちに物申したいが、なんかいい方法も浮かばないし、とりあえずできる抵抗と言えば頑として何も注文しないということくらいか・・・ホームページにメールアドレスが載っているけど、もしまたあの人たちが読むだけだったら何の意味もないし、そんなこと時間かけてやったって何も取り上げられないんだったら何やってるかわからない・・・
ああ、こういうとき情けない。これが日本語の会話だったらもっと気の利いたことが言えてもっと何とかできるのになぁ。ホントに悔しい~~。今思い出しても腹立つ!! 日本人の応対はマニュアル通りで心がこもらないと言うけど、こんなとき嘘でもいいから「申し訳なかったです、ご迷惑かけて」と言ってほしいなぁ。
「いい加減、北米のやり方に慣れなさい。ここではお客様は神様なんかじゃない」と言う声も聞こえてきそうだけど。
娘に言わせれば、私のケンカは及び腰でまるでなってないそうだ。
北米の女性は強い。私はいつまでたっても北米の女にはなれそうにない。
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文句を言うくらいなら自分が我慢したほうがマシ。
と考える性格なのに、カナダに来てからケンカしなくちゃいけなくなっている。
一番たくさんケンカをしたのは、数年前まで固定電話業界を壟断していたあの電話会社。今から思えば会社のミスのレベルがあまりに低くて、おかしくて笑えるような内容もあるけど、その時は電話でケンカしながら私の頭は沸騰寸前だった。
ケンカしてもまあ、なんとかごまかされたり適当に解決されたりして、私が思うような決定的な勝ち目はない。なぜなら、いいたいことは伝えられるのだけど、とどめが刺せないのだ。これはこちら式交渉ごとやケンカに慣れていないからどうしたら効果的なとどめなのかわからないし、皮肉やブラックユーモアというものがなかなか言えないからだ。単なる英語力の問題、というだけでは片付けられない大きな壁もある。
しかしながら、言うことは言わなければ何事も前に進まない。相手がこちらの意思を推し量ってくれたりするようなことは絶対に期待できないから。
それにしても、相手は絶対に非を認めないし、謝らないし、善処しようとしない。隙あらば相手のせいにしようとし、できなければ何かこじつけでも自分に関係ない物事のせいにしようとする。
私は言ってみたい、一体あなた達の給料はどこから出ているのか? 顧客あっての仕事じゃないのか。どうしてそう高飛車だったり、うざったげだったりするのか。
今日もケンカした。
学校に毎年子ども達の写真を撮りに来る会社と電話で。
子どもの写真を注文しようとしたら、写真になってる背景がよくない。注文書に「オンラインでオーダーするともっといろいろな背景からお好きなのを選べます」と書いてあったので、そうすることにした。その会社のウェブサイトはとてものろくて次の画面に行くのに延々かかり、本当に一時間以上かかってやっと背景を選び、必要事項をインプットして、クレジットカードの支払いをして「後ほど確認のメールをお送りします」というところまでたどり着いた。
なのに一向に写真が届かない。担任の先生がほかの子ども達の写真は届きましたよ、と言われるのでおかしいと思い電話してみた。
「あなたのオーダーは届いてません。クレジットカードからも支払い来てません。オーダーがないのだから写真は届けられません。」ときた。
「インターネットで一時間以上かかってオーダーしてクレジットカードの手続もしたのにどうしてこうなるんですか」と私。
「あなたのオーダーの方法が間違っているんです。うちの会社のサイトはいいシステムを使っていて問題ありません。あんまり文句も聞きませんよ。確認のメールが届いてないと言うことはあなたのやり方が間違っているんです。何かクリック漏れがあるはずです。おたくの問題です」の一点張り。
「確認のメールがそんなに重要なことなら、“確認のメールが届かない場合は当社までご連絡ください”という警告を入れるべきじゃないですか。時間をかけて最後まで手続したのに注文が通らないのはおかしいです」と言ったのですが、相手はOK,OK、フンフンとだるそうに言うだけ。
「オーダーが通ってないのにどうやって写真を届けろと言うの?」と言わんばかり。すっかり私がバカにされてる。「何月何日の何時にオーダーしたか言ってみろ」とも言う。「調べてやるから」と・・・。
私は確かにオーダーした、長い時間と手間をかけて。そして、最後に「注文の確認のメッセージ」が出たところまでを確認したのだ。だれが「まだオーダーが通っていないかもしれない」と思うだろう? 写真屋から確認のメールが届いたかどうか、普通気にしてチェックしたりしないだろう。確認のメッセージが出た時点で大丈夫だと思うのが普通じゃないかなぁ?
「ちゃんとオーダーしなかったんですよ、あなたのミスです」と言い、挙句の果てには「この電話でオーダーを取ってあげるから、どれを注文するのか言って」などと言い出す始末。どっちがお客なんだ?
いい加減頭にきたので、一回電話を切ってかけなおし、違う人につないでもらったが、まあ、話し方がちょっとましになっただけで言ってる趣旨は同じ。
「うちは悪くない、あんたが悪い」それ一点張り。「今、電話でオーダー取ってあげるよ」と言うのも同じ。
注文ほしくないのか? それが商売じゃないの? 客を怒らせて何が面白い?
あの人たちは文句を言ってくる客には慣れているので、適当にあしらって自分のストレスにしないようにしてるんだろうな。
しかし、こちらはこういう場面には慣れてない。うまくとどめも刺せない。わーわー言ったら余計にバカにされて気分が悪くなるだけだし。
かわいい子どもの写真を人質にして、注文してお金を払ってくれるお客に高飛車な態度を取る写真屋の受付の人たちに物申したいが、なんかいい方法も浮かばないし、とりあえずできる抵抗と言えば頑として何も注文しないということくらいか・・・ホームページにメールアドレスが載っているけど、もしまたあの人たちが読むだけだったら何の意味もないし、そんなこと時間かけてやったって何も取り上げられないんだったら何やってるかわからない・・・
ああ、こういうとき情けない。これが日本語の会話だったらもっと気の利いたことが言えてもっと何とかできるのになぁ。ホントに悔しい~~。今思い出しても腹立つ!! 日本人の応対はマニュアル通りで心がこもらないと言うけど、こんなとき嘘でもいいから「申し訳なかったです、ご迷惑かけて」と言ってほしいなぁ。
「いい加減、北米のやり方に慣れなさい。ここではお客様は神様なんかじゃない」と言う声も聞こえてきそうだけど。
娘に言わせれば、私のケンカは及び腰でまるでなってないそうだ。
北米の女性は強い。私はいつまでたっても北米の女にはなれそうにない。
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