CYCLINGFAN!!

自転車をこよなく愛し、自分の脚と熱いハートで幾つになっても、可能な限り、どこまでも走り続けます~♪

AL-700Xインプレッション(8):グリップ交換

2010-06-26 08:05:28 | クロスバイク

 6月20日(日)昨日、AL700Xのタイヤチューブを交換し、タイヤの空気圧を600kPhにしたところ、舗装状態の悪い路面での振動が強烈に感じるようになってしまいました。AL700Xのフレームやフロントフォークはアルミ製で軽量化に成功しているのですが、こうした振動吸収能力が低いタイプのものが使用されているようです。
 アルミニウム合金は現在、最もポピュラーな素材といえます。軽量かつ堅牢で、錆びにくいうえに安価であるため、初心者用から上級者用まで幅広いタイプの自転車に使用されています。素材そのものの弾性率では鉄の約1/3、チタンの約1/2とかなり軟らかい素材ですが、アルミニウム合金には疲労強度の限界点が存在しないため、負荷をかければ必ず金属疲労が進行する(スチールやチタンでは限界点より小さな負荷であれば金属疲労が進行しない)ことになり、スチールやチタンと比較するとフレームの寿命が短い傾向にあります。
 そこで、各メーカーでは独自の技術を駆使しより軽量で強度の高い製品を開発し、自社の自転車に採用している訳です。一般的な自転車に採用されているのは6000系と呼ばれるアルミ合金で、アルミニウム、マグネシウム、ケイ素を主とする合金で、代表的なものは6061、6063合金があり、塑性加工性に優れることから複雑な加工を必要とする製品や比較的安価なフレームに用いられることが多いようです。
 例えばGIANTが自社フレームに採用しているALUXX SLもこの6000系のアルミ合金ですが、6013アルミ素材で6061アルミ素材と比べると、強度は3割ほど高くなっています。アルミ合金は弾性率が高くしなやかさもあり、ある程度の振動吸収性もあるのですが、それも程度の問題です。お金にいとめをつけなければ、フロントフォークに衝撃吸収性の高いカーボンを採用したタイプのものも少なくありません。Img_0872
 所詮ルック車に期待できることではありませんので、私は已む無く衝撃吸収性のあるグリップへの交換に踏み切りました。ただ、AL700Xのハンドルは短めに設計されているため、サイズの合うグリップが見つかりませんでした。とりあえずは一旦装着し、状況に応じて調整を考えていますが、これで手に伝わる振動はかなり軽減されたことは確かです。AL-700Xに付属しているグリップが硬くなかなか外れませんでした。グリップの間にグリースをさしてみたりもしましたが、結局外すことができず、已む無くカッターで切断して取り外しました。グリップの装着には揮発性の部品クリーナーをグリップの内側にスプレーしておくと装着し易くなります。
 長距離走行を考えなければここまで改良をする必要はないと思います。長距離走行には交換用チューブと携帯ポンプを常時携帯すればすむことではありますし、毎日の自転車通勤の乗り心地を犠牲にする必要はなかったとも考え始めているところです。
Img_0873  最終的にAL700Xは通勤用のセカンドバイクにして、長距離走行にロードレーサーといった乗り分けが必要なのかもしれません。ただ、頭で理解しているつもりでも、強烈な振動として実際に経験するのとではやはりその事象の重みが全く違ってきますので、こうした経験を最後の目標であるロードレーサー購入に活かしてゆきたいと考えています。

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AL-700Xインプレッション(7):チューブ交換

2010-06-20 09:02:46 | クロスバイク

 6月19日(土)一昨日、AL700X購入後2度目のパンク・・・今回はウェットな路面走行中に後輪がガラス片を拾ってしまいまった結果ですが、これで前後輪1回ずつパンクを経験したことになります。
 路面にゴミが浮き出る雨の日にパンクが多いことはサイクルロードレースのTV中継などでもよく目にする光景が、自分がその立場に追いやられると「パンクの神様」などといって笑ってはいられません・・・
 最終的な私の目的は100kmを超えるツーリングにあるわけですから、できるだけパンクは避けたいところなのです。AL700Xのタイヤチューブの空気圧はおそらく前後共に400kPa程度です。英式バルブの為、細かな空気圧調整はできません。
Img_0870  先の前輪パンクの際にチューブ交換をしてから、前300kPa、後400kPa程度の空気圧にして乗っていました。往復50km程度の走行時にはパンクに相当気を付けていたのですが、今回は通勤帰りにガラス片を拾ってしまいました・・・
 底辺が3mm、高さ4mm程の二等辺三角形のガラス片がタイヤの走行面に平行に突き刺さっていたのです。車道の左端を走行することが多い為、ある程度ゴミを拾ってしまうことは覚悟していますが、流石に月に1度のパンクは辛いものがあります。
 そこで、今回は思い切ってチューブを仏式バルブ付きのものに変更することにしました。チューブ交換をお願いしたバイクショップの店員さんの話ではこれで空気圧は600kPa程度にはなるそうですから、当面はこれで様子を見ることにしました。交換費用はチューブ代を含め3500円程度でした。Img_0871
 ただ、AL700Xのフレームでタイヤの空気圧600kPaというのは多少無理があるのかもしれないと感じています。というのは空気圧が高い分車体が受ける衝撃が大きくなるためなのです。AL700Xのフレームの場合、やはり400kPa程度の空気圧が適正なのかもしれないと感じています。
 現在使用しているフットポンプは空気圧計は付いているのですが、仏式バルブに対応していないため、急遽Amazonでパナレーサー(Panaracer) 楽々ポンプゲージ付 を購入したところです。仏式バルブは空気圧の調整も容易なので、ポンプが届いたら適正な空気圧調整を改めてしてみる予定です。
 多少出費はかさみますが、こうした経験が未来のロードレーサー購入の役に立つことは間違いないと思います。ただ、これ以上出費がかさむようだと、思い切ってロードレーサーにしてしまうかもしれませんが・・・

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AL-700Xインプレッション(6)

2010-06-03 10:53:11 | クロスバイク

 西友でアスレチックワークスのAL-700Xを購入して1ヶ月半ほどが経過しました。主に片道4.78kmの距離の自転車通勤に使っているのですが、以前のMTBルック車に比べ通勤時間が大幅に短縮されました。今の通勤時間はほぼ13分代の後半です。平均速度は21km/hの前半でケイデンスは2×5・6のギアで80~90rpmでの走行が可能になっています。Img_0760
 改造と呼べるほどのことはしていませんが、これまでにパンクによる前輪のタイヤチューブ交換とサドルの交換をしています。AL700Xの既存タイヤの空気圧は前後ともに300kPaです。AL700Xの購入を前提に空気入れも空気圧計の付いたフットポンプを用意しています。私が購入したメルテック(meltec) フットポンプ ダブル F-58 は700kPaまでの空気圧の計測が可能です。仏式バルブを利用している方には変換アダプタ付きのパナレーサー(Panaracer) 楽々ポンプゲージ付 がおススメです。
 ある程度速度の出る自転車の場合は空気圧も重要になりますから、空気圧計付きのポンプは必需品だと思います。ちなみに自転車の空気圧は過重割合が前輪:後輪=4:6が一般的ですから、過重割合が高い後輪のチューブを400kPaのものと交換する予定でいます。
Meltecf58  あるいは前後共タイヤ・チューブ交換をし、より空気圧の調整が容易な仏式バルブへの交換も検討中です。ただ、タイヤ交換には1万円ほどの費用が必要になりますし、タイヤを替えればホイールも交換したくなるはずですから・・・そうなると初めからESCAPE R3にしておけばよかったという金額になってしまいます。
 とにかくAL700Xにして車体が軽くなり、タイヤ径が1インチ大きくなり、タイヤ幅が大幅に狭くなったことで走りは劇的に変化していることは事実です。それはわずか5kmほどの通勤時間が5分以上短縮されていることでもお分かりいただけると思います。Img_0759
 確かに最初の予定通りGAIANT ESCAPE R3にしていればさらなる変化があったのかもしれませんが、AL-700Xのアウタートップに汲々としている今の自分の脚力を考えれば、ルック車で十分という気持ちの方が強いことは確かです。
 とりあえず2年間このAL700Xを乗りこなし、アウタートップで時速40km/h超えが楽に出来るようになった段階で、AL700Xを通勤専用にして、10万~15万円程度のロードバイクを購入しようと目論んでいるところです。
 その前の目標としては、折角クロスバイクを手に入れたのですから50kmを超えるロングライドを達成しなければなりません。その目標に向けて目下トレーニング中ですが、何とか今月中に達成したいと考えているところです。

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AL700Xのサドル交換

2010-05-23 09:32:57 | クロスバイク

 AL-700Xを購入して1ヶ月が経過しましたが、真っ先に交換が必要だと感じたのがサドルでした。Img_0197
 AL-700Xにはコンフォート系のサドルが付いていますが、これが極めて中途半端。特に横幅が前から130mm辺りで急に広くなり160mmでMAXの横幅160mmに達します。全長が260mmなので、写真でもお分かりのようにサドル後部は100mm×160mmの長方形に近い形状となっているのです。サドル中央部からは台形といってもいいのではないでしょうか?
 一方、私が最初に交換したMTBルック車のサドルは長さ・幅共AL-700Xのものと同じですが、サドル幅は前から130mm辺りから徐々に広くなりMAXの160mmに達するのが前から220mm辺りになります。私のようにケイデンス重視で走っている者にとって、このサドルのカーブは大変重要な意味をもつことになります。
 ママチャリのサドルのようにあまり前からサドル幅が広くなると、シッティング状態で太腿の裏がサドルに引っかかり上手く脚を回せない状態になってしまうのです。60rpm程度のケイデンスで走るならさほど気なることはないかもしれませんが、80rpmを超えると相当気になり始めます。
Img_0722  そこで先にも書いたMTBルック車に付いていたサドルに替えたところ、やはり脚の回転がスムーズになりました。安物のMTBに付いているサドルにしては優れもので、重さも350gと比較的軽量ですし、シートの柔らかさも絶妙でゲル入りのような乗り心地です。特に赤黒のデザインが気に入ってこのMTBルック車を選んだ経緯があります。
 ただ、日焼けでやや色あせ始めていたのと、MTB時代に転倒でついた傷も気になり、VELO VL-1021サドル へ交換に踏み切りました。色は同じ赤黒を選びました。見た目的には気に入っていっていたのですが、シート幅が130mmと狭く、クッションも指で押す限りでは柔らかそうな感じでしたが、実際に乗って走るとお尻には結構厳しいサドルになりそうな感じです。Img_0712
 重さも315gと軽量化にはなりましたが、乗り心地的には以前のMTBルック車のサドルの方が優れているような気がしています。
 実は購入を決める際にセライタリア XO GENUINE GEL ホワイト にしょうようかと随分と悩んだのですが、この乗り心地ならば・・・と早くも後悔し始めています。

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AL-700Xインプレッション(5)

2010-05-11 14:07:14 | クロスバイク

Img_0487  5月10日(月)今日は久々の3連休の初日ということもあり、朝から1時間ほどのサイクリングを楽しんできました。天気は悪くないのですが、5月にしては気温が低かったためスタートは午前10時半。コースは先週パンクの憂き目を見た、サイクリングロードの外周に当たる公道です。従って、行きはずっと登りとなりました。
 先週は硬く蕾を閉ざしていた桜が満開で、爽快なサイクリングとなりました。梅と桜が同時に咲くというには春の訪れの遅い北国ならではの風景ではないでしょうか?
Img_0491  本当は動物園のある円山公園一周を計画していたのですが、こちらのコースは坂の勾配がさらにきつく、風が非常に強かった為に断念することにしました。
 とにかくこの一週間は非常に風の強い日が多く、横風が異常に強かった日はふらつきが怖くて歩道を走って帰宅せざるを得なかったほどです。車体の重いタイヤの太いMTBルック車に乗っていた時にはあまり感じなかったのですが、車体が軽くタイヤが細くなると向かい風より横風が最大の敵になるのでしょう。
 グラン・ツールを見ていると、強い横風区間で集団が分裂したり、落車が頻発する光景を幾度となく見てきましたが、クロスバイクの重量などとは比べものにならない軽いロードレーサーならなおさらでしょう。
 結構強い風の中でもフロントのミドルギアなら比較的高いケイデンスが維持でき、徐々に坂が苦にならなくなり始めています。確かに平坦路に比べれば心拍数が上がりますからケイデンスは落ちますが、60~70rpm程度で一定にさせることで、比較的楽に坂が登れるようになりました。これも一冬のエアロバイク・トレーニングの成果だと思っています。Img_0481
 また、先週MTBルック車と交換したサドルがフィットしてそれまでの違和感がなくなりました。スポーツ系のバイクにコンフォート系のサドルはフィットしないのは当然かもしれません。VEROのサドルへの交換を考えていたのですが、このままでいいかもしれないと思えてきました。
 それよりも、フレームサイズが420mmと小さいためサドルの位置がどうしても前目にきてしまい、止まる時にすっとお尻がサドルから降りないのが気になり始めていますので、シートの位置をもう少し後ろにセットできるシートポストとクランプが先になるかもしれません。

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