そこで空力を考えAmazonで安かったセンチュリーAFを購入することになりました。センチュリーはレイザーのエアロモデルであるBULLET 2.0の血を色濃く受け継ぐスリークな帽体ですが、ヘルメットの外形が大き目でCDA値が高いのが欠点でした。深めに被れてフィット感は良い製品ですが、エアロヘルメットとは決して呼べない製品でした。
センチュリーは「TWISTCAP」テクノロジーを採用していて、ヘルメットのベンチレーションを調整出来るのが大きな特徴なのです。「TWISTCAP」の向きを変える事で空気を取り込んだり、遮断したりすることが可能です。暑い時期はベンチレーションの良いストラーダや軽量なジェネシスを使用しているのですが、スカルキャップが必要なほど寒くなると風を遮断できるセンチュリーが有難いのです。また、リアにも大き目のライトが組み込まれているので、日暮れが早くなる時期には安全面でも安心です。
ただ、エアロ性能の高さを謳って登場したセンチュリーでしたが、形状や設計はエアロ化を目指したものの、外形が大きくなり過ぎて、CDA値が大きくなってしまったためか、直ぐに姿を消してしまいます。今はVento KinetiCore AFというモデルがエアロヘルメットとして昨年までユンボ・ヴィスマの選手たちがレースで使用していたのです。
エアロヘルメットを選ぶ場合に気を付けたいのはその形状は勿論ですが、外形が大きくなっていないかを必ず確認しましょう。極端な話、CDA値が最も低くなるのはノーヘルの時なのです。流線型のエアロヘルメットもノーヘルほど空力は良くないのです。ただ、高速をノーヘルで走るのはリスキー過ぎるので、できるだけ外形の小さい製品がお勧めです。
ライダーの身体(上半身)が最も空気抵抗を受ける部分で、頭の位置や角度で空気抵抗も大きく変わります。特に今流行りのブラケットの上部を持ち、頭を低くするフォームではヘルメットの大きさで空気抵抗が変わって来ることになるからです。
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