CYCLINGFAN!!

自転車をこよなく愛し、自分の脚と熱いハートで幾つになっても、可能な限り、どこまでも走り続けます~♪

マイカが語るポガチャルの強さ(1)

2025-01-01 14:09:54 | プロ・ツール
 ポガチャルの山岳アシストのラファウ・マイカは、2011年にSaxo Bank – Sungardでプロデビューを飾っています。2014年のツール・ド・フランスでは、ステージ2勝をあげ、山岳賞を獲得している選手でもあるのです。2015年のツール・ド・フランスでもステージ1勝を挙げています。

 さらに、2015年のブエルタ・ア・エスパーニャでは総合3位となっています。マイカは、2016年のツール・ド・フランスでも2度目の山岳賞を獲得しているのです。この時にはTinkoff – Saxoから出場していたのですが、チーム解散に伴い2017年にBORA – hansgroheにサガンと共に移籍し、この年もブエルタ・ア・エスパーニャでステージ優勝を飾っています。
 2019年はジロとブエルタで共に総合6位。2021年にUAE Team Emiratesに移籍し、ブエルタ・ア・エスパーニャ第15ステージで86kmの単独逃げ切り勝利。もし、ラファウ・マイカが他チームならばエースで走れている実力は今でも持っているはずです。そんな彼がタデイ・ポガチャルをアシストするのだからチームは強いはずです。

 そんなマイカは「世界ナンバーワンのチームにいるのはどんな気分ですか?」と問われ、「とても強くなっている。 私は2021年にそこに着いたが、もう4年になる。 このような進歩が可能だとは思っていなかった。技術者、コーチ、栄養士。 すべてが最高レベルにあり、以前より楽になったと言える。 私はTinkoff – Saxoでレースをし、その後BORA-hansgroheでレースをし、UAE Team Emiratesは私にとって3つ目のチームだ。比較すると、安定していて僕にとってはいいチームだ。 リトリート(数日の間、日常から離れた環境に身を置き、いつもと違った体験を楽しむこと)には問題なく行けるし、飛行機も使える。 例えば、コックがいつも一緒なんだ。ジロ、ツール、ブエルタの前のリトリートでもね。 他のチームとは大きな違いがあると思う。 私たちは本当に先を行っていると感じている。」と答えています。
 





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今年のロードバイクのトレンドを考える(1)

2025-01-01 09:56:29 | ロードバイク
 新年明けましておめでとうございます。この1年は久々にブログを書き続けることができました。昨年は骨折があり、ロードバイクの乗り始めが遅くなってしまいましたが、今年は無事に冬場を乗り切りたいと願っているところです。
 とはいえ、極寒の北海道では春はまだまだ先なので、年の始まりはロードバイクの今年のトレンドを考えて過ごそうと思っています。プロツアーは今月末のツアーダウンアンダーで幕を開けますが、注目は昨年末に発表されたコルナゴのY1Rsでしょう。

 このエアロロードバイクは、タディ・ポガチャルを擁するUAEチーム・エミュレーツが使用することが決まっているので、今年のロードレースシーズンでは何度もトップフィニッシュするのではと予想しています。ただ、今年は新たなエアロに全振りしたフラッグシップバイクはもう登場しないのではとも思っています。

 昨年のツール・ド・フランスでは純粋なエアロロードではないVR4sが大活躍したコロナゴがエアロに全振りしたロードバイクを市場に出してきたのは、コルナゴには純粋なエアロロードバイクがなかったためでしょう。山岳ステージがあるグランツールではV4Rsで十分なのです。スペシャライズドのVENGEやcannondaleのSystemsix等、純粋なエアロロードは姿を変化させつつあるように思います。

 シーズン前半のモニュメントを勝ちまくったCANYON AEROAD CFRは勿論、昨年ブレイクしたデカトロンAZ2Rも最新のエアロロード・ヴァンリーゼル(VAN RYSEL)のRCR Proを使用していました。2位に終わったといえヨナス・ヴィンゲゴーも後半の山岳ステージでは軽量のR5ではなくエアロロードのS5を使用していたほどです。

 ただ、山岳賞を獲得したのはcannondaleの第4世代のSupersix EVOでした。これはエアロロードのSystemsixと第3世代のSupersix EVOを上手く融合させたオールラウンドなエアロロードバイクです。TREKも軽量のエモンダロードプラットフォームをマドンエアロバイクに折り込んでいます。このY1Rsに対しては、この融合はあまり意味をなさないかもしれませんが、2台のバイクをブレンドすることで、cannondaleやTREKには手元に置いておく必要のあるバイクのバリエーションの数を減らすことができるというメリットが生まれる訳です。
 



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