CYCLINGFAN!!

自転車をこよなく愛し、自分の脚と熱いハートで幾つになっても、可能な限り、どこまでも走り続けます~♪

黒いダイヤモンド(5)

2025-01-04 14:12:46 | その他
 2021年、イギリスのグラスゴーで開催されたCOP26(第26回国連気候変動枠組条約締約国会議)で、日本は「化石賞」という不名誉な賞を受賞しました。この賞はCOPの開催期間中、気候変動対策に対し消極的な姿勢を示している国や地域などに、皮肉を込めて贈られる賞です。受賞の理由は、首脳級会合に登壇した岸田総理が、「火力発電のゼロ・エミッション化」を前提としながらも、石炭などを用いた火力発電の継続を表明したことでした。

 商業捕鯨もそうですが、科学的な根拠を示した上で実施ているにも関わらず、環境保護団体から非難されているのです。石炭火力発電にしても、日本の技術は最先端でCO2やNox(窒素酸化物)やSox(硫黄酸化物)などの有害物質の排出低減をした上で行われているのです。

 石炭を使わないですむなら使いたくないのは日本に限らず、どの国も同じでしょう。それでも使用されるのは、安価で手に入るからです。石油や天然ガスは、採れる場所が世界の中でも限られていますが、石炭の採れる場所は広い地域に分布しており、採掘できる期間も長いため調達しやすく、価格も安定しています。つまり石炭は経済性に優れているため、途上国では今でも石炭火力の発電施設が多く使われているのです。

 CO2の排出量は中国が日本の10倍と圧倒的です。アメリカも日本の5倍です。人口の割にCO2排出量が少ないインドやロシアでさえ日本の2倍以上の排出量があるのです。日本より排出量が少ないドイツでさえ、人口一人当たりの排出量でみれば大きな差はないのです。

 現実問題として石油の利権を巡る紛争や政治的駆け引きもあります。それは、同じ化石燃料でも石油は採掘できる場所が限られていることが原因です。政治状況が不安定な中東に加え、資源大国のロシアのウクライナ侵攻で、世界のエネルギー事情が大きく変わりつつあります。また、ドイツなど脱原発を決めた国もあります。クリーンエネルギーは未だ不安定ですから、今を繋ぐエネルギーとして石炭による火力発電はやむおえないと考えています。
 



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ブライトン Rider S510新発売

2025-01-04 09:26:11 | 自転車用品
 ブライトンが新たなサイクルコンピューター”Rider S510”をリリースしました。2.8インチのタッチスクリーンを採用し直感的な操作を実現したハイスペックモデルです。30時間のランタイムや進化したクライムチャレンジ2.0なども魅力的な機種となっています。

 私が昨年購入した“Rider 460”は2.6インチのモノクロでしたが、このモデルはS500の後継モデルです。“Rider S510”で大きく進化したポイントは2.8インチのカラータッチスクリーンとなったことでしょう。前作は2.1インチというサイズで、ナビよりもユーザーが必要な情報を得られるようにシンプルな設計が採用されていたましたが、今作では画面を拡大することでナビ機能が使い易くなっています。

 ナビ機能は“Rider 460”や“S500”にもあるのですが、MAPはアプリ経由でダウンロードしなければなりませんでした。一方、このモデルには日本国内のマップはあらかじめインストール済みで、購入直後からナビを使うことが可能なのです。個人的にはこのMAPのダウンロードが面倒で、これまでナビとしては使って来ませんでした。

 “Rider S510”のルート案内については、デバイス上で目的地検索と道順作成、自動リルート、リトレース機能など充実しているようです。目的地検索の際はスマホと連携した状態で音声検索機能を使うことができるため、手袋をした状態などでもスムースな操作が可能というのは魅力的です。

 またナビゲーションに紐づいていたクライムチャレンジがバージョンアップし、クライムチャレンジ2.0に進化。これによってナビを事前に設定していなくても、次に現れる上り坂を検知・通知・ヒルクライム区間をプレビューすることが可能となるようです。ナビを必要としない知り尽くしたエリアや、ルートを決めずに気ままに行き先を決めるサイクリングでもクライムチャレンジを活用できるのは嬉しいはずです。

 “Rider 460”にもクライムチャレンジ機能はありますが、そもそもMAPをインストールしなければ使えないのが実情なのです。“Rider 460”は“Rider 420”の後継機種で、サイコンとしては画面も見やすく使い易いのですが、せっかく画面が大きくなっているのにナビ機能を使わないのはもったいないと思っているところです。ただ、ナビを使わずサイコンとしての機能だけなら、コスパが非常に高い製品だと思っています。特にリアビューレーダーを使用する場合は画面の大きさはとてもありがたい。

 ナビゲーションの内容把握はもちろんのこと、リアビューレーダーやクライムチャレンジのようなグラフィカルな表示も一目見ただけでも理解しやすくなっているのは魅力的です。数値データをメインに表示するユーザーでも文字の読み取りやすさはメリットとなるはずです。また周囲の明るさに反応し、バックライトが自動的に調整されるため、ライド中の状況に合わせて常に画面を読み取りやすい視認性が確保されるのもありがたい。

 ただ、価格が35,750円(税込)とブライトンにしてはやや高目になっているので、少し購入を躊躇しているところです。それでもガーミンやワフーといったメーカーと比べれば割安ではあるのです。ワフーのウィンドセンサー搭載の最新モデルは10万円近くするのですから。

 ブライトンの製品はRyder10から使用していますが、今は廃盤になってしまっているので、Ryder420とRyder460を併用しています。街乗り程度ならエントリーグレードのRyder17でも良いと思います。こちらはRyder10の後継機種で、リアビューレイダーにも対応し、3インチの大画面で表示項目も増えています。ただ、ナビ機能が付いたRyder420と価格がほとんど変わらないので、ある程度長い距離を走る人にはRyder420以上のモデルがお勧めです。
 



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