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ロードバイクのディスクブレーキ化を考える(3)

2024-01-30 13:23:58 | ツーリング

 ディスクブレーキ用のロードバイクはリムブレーキ用と比べ、フレーム重量がかさみます。ただ、バイク全体で考えると、ホイールの外側に重量のあるリムブレーキ用のホイールは、ホイールの中央部にローターがあるディスクブレーキ用ホイールに比べ回転に必要なパワーが大きく、フレーム重量の差はほとんど影響しないそうです。
 特に空力性能が重視される昨今のロードバイクでリムハイトの高いホイールが主流となっている状況を考えると、リムブレーキでは限界があるように思います。登りでは差が出なくても、平坦や下りでは圧倒的にカーボンディープリムが有利なのです。カーボンディープリムでもリムブレーキモデルはありますが、ブレーキシューが専用になり、過熱によるパンクなどのリスクもあります。
 とはいえ、私のようにリムブレーキモデルを乗り継いで来た者には。おそらく完全にディスクブレーキモデルに切り替えることは多分出来ないと思います。それはメリットがあるからではなく、単に愛着だと思います。これからロードバイクに乗られる方はディスクブレーキモデルがお勧めです。価格落ちのリムブレーキモデルもありますが、今後、リムブレーキモデルのコンポーネントやホイールがどんどん減って来る可能性があるからです。
 また、タイヤの幅も広くなる傾向にあり、リムブレーキ用の15mmや17mmの内径では十分なタイヤ幅が確保できないという問題もあります。新ETRTO規格のタイヤは19mmのリム内径を基準としてタイヤ幅を決めていますので、リム内径15mmのホイールに25Cタイヤを装着しても実測は24mmほどにしかならないことがあるからです。
 とはいえ、リムブレーキには捨てがたい魅力もあります。それはホイール交換の容易さです。プロのロードレースでは十数秒でホイール交換を終えるケースもみかけました。それが、ディスクブレーキでは六角のアーレンキーが必要で脱着には手間と時間を要することになりますので、パンク時や輪行時にはかなり不便になります。

 

 


 これまでのディスクブレーキはMTBやグラベルロードでパンクでのタイヤ交換の経験はありませんでしたが、ディスクロードで長距離を走ればパンクのリスクは高まりますので、ディスクロードにはチューブレスタイヤが向いているのではと思います。なるべく、途中でのホイール脱着は避けたいというのが本音です。とはいえ、チューブレス専用ホイールやタイヤの価格を考えると、多少時間がかかっても、工具としてアーレンキーを持ち歩く方がはるかに安上がりだなと考えているところです。

 

 

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