ネットで色々と調べていると、Y’sRoadポータルにNAGO R4の穴の周りの淵の部分に注目した記事がありました。厚みがり、弾力がしっかりしていて、穴もそこそこ大きいにも関わらず、落ち込みの角度がなだらかだったりと、様々な工夫が凝らされていることが分かってきたのです。これまで穴開きサドルが全くダメだったというこの記事の筆者もNAGO R4は「クッションの弾力とか形状とか色々な条件が揃って肉が挟まらずに済んでいるので擦れないという事になると思います」と結論付けているのです。
問題はFabric Cell のTPUクッション性の高いパッドに慣れたお尻にどこまで優しいかですが、かなり硬くなっているCellでも乗れているので、NAGO R4でも大丈夫だろうと思っているのですが、年々お尻の肉が落ちて来る年齢なので、この辺りはある程度の我慢は必要なのかもしれません。
クッション性という面では圧力分散モデルSCRATCH M5の方が良さそうなのですが、ポガチャルがSCRATCH M5からNAGO R4に替えているので、何かメリットがあるはずと考えていたら、「ショートノーズサドル寄りの設計」で「基本的には少し前乗り寄りのブラケットポジションを基本にしているサドル」だということが分かって来ました。
より速く走るためには前乗りがし易いショートノーズのサドルが理想なのですが、ロングライドには不向きです。プロでもTTではショートノーズを使っても、通常の距離の長いレースではポガチャルのようにノーマルノーズのサドルを使うことが多いのです。これはポジションが替えやすいことが大きな理由だと考えています。
ロングライドをする場合、同じポジションを長く続けると筋肉が頃固まり走りに影響がでるのですが、ハンドルを持つ位置を変えたり、サドルの前後に座面を移動させることで、同じ筋肉への負担を軽減させることが出来るのです。
加えて、NAGO R4は少し前乗り寄りのブラケットポジションを基本にしているサドルで、私が今季から第4世代のSupersix EVOで使用しているエアロフレアハンドルと相性が良さそうだということも分かりました。ブラケットの頭を握って体を折りたたむエアロポジションを多少なりとも取るようになっているので、これは有難い情報でした。
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