ニケとミケ

捨て猫にゃん子2匹と、先輩捨てられ犬チョコの日々の記録

いじめと自殺

2010-11-24 20:55:58 | ペット
                    


 先日、札幌の女子中学生が自殺しました。遺書の一部にはいじめられていた事が書かれていたようです。それでも学校は「いじめは把握していない。」「いじめがあったとして自殺の直接原因かどうかは分らない。」よく聞く学校の説明です。

 それでも今回はいじめられていた事を実名を挙げて遺書に書いてあったので、いじめに関しては、学校も認めるのではないでしょうか。ま~自殺との因果関係は認めないかもしれません。たいてい「いじめによる自殺とは断定できない」と発表されるようです。しかし・・・小学生や中学生の自殺の原因って・・・・病気などの健康問題とか生活苦なんて事も考えにくいし・・・いじめがあったのならばそれが原因と断定していいと思うんですけどね。

 校長や、教育委員会の責任問題や、賠償問題になることを恐れて認めないという話も聞きます。それ以上によく言われるのは、残っている当事者(いじめた生徒達)の人権(将来)を守るために認めないというのです。私的には詭弁としか思えませんね。

 学校では今日の全校集会で命の大切さを話したそうです。亡くなった女子中学生のお父さんからは「心無い言葉を使わないようにしてほしい」というメッセージが届けられたそうです。

 「命の大切さ」どんな言葉で、どんな内容で話したのか分りませんが・・・私的にはそれより、なぜ、自殺をしてはいけないのか。なぜ、苦しくても、辛くても生きていかなければならないか。ということを話してほしいなと思います。なぜの部分が一番大事だと思います。

 辛い中でお子さんと同じような事が、繰り返されないようにとの思いから、メッセージを寄せられたお父さんの心中を思うと切なくなります。

 「心無い言葉」人を中傷したり、傷つける言葉。「XXは生意気だから、仲間はずれにしよう」とか、「XXはごますりだ」「XXは生意気だ」「ブス」「バカ」はっきりと分る言葉もあれば、言った本人は軽口や冗談のつもりで言っても、聞いた方は心にぐさりと来る場合もあります。言った人と、言われた人の人間関係(親密度)。その日の心理状態でも、同じ言葉にトゲを感じる事もあリます。つまりは、言葉の問題とともに、感受性の問題でもあるのです。

 自分が言われて嫌な言葉は人には使わない。もしくは使わないようにする。というのが基本ですが、相手の顔色を見るということも大事だと思います。顔色が変わるというのがありますが、実際、これ以上言うと泣き出すな、と思ったり、怒っているな、と感じて、言葉を飲み込むことは実生活の中でもままあることです。

 「人情の機微」、「琴線に触れる」相手の心の動きに細やかに心配りをする。これはたくさん本を読んでほしいですね。想像しながら読むことでみえてくることがあると思います。

なぜ、人を傷つけてはいけないのか?(行動は勿論、言葉でも)このなぜの部分を教育者は勿論ですが、親御さんにもお子さんに教えてほしいと思います。