昨日の夕方のニュースで、「事情聴取を受けていた、道警の警部補が交通事故を起こし、死亡したようだ」という一報が流れました。どうも自殺のようです。
先日逮捕された風俗店の経営者が、従業員を雇い入れる際に、前科情報を警察官に照会し、教えてもらっていた事が判明し、その情報提供者の警察官も、現在事情聴取されているようです。その報道の中で、他にも情報提供している警察官がいるらしい、と言われていました。今回事故で死亡した警察官が、どうやらその一人のようです。
報道で、捜査4課の50歳代の警部補だ、と言われていたので、私的にはとても心配していました。4課の警部補だと、5.6人は知っています。まさか・・・と不安になりました。
夜のニュースで、名前が発表されて、私の知らない人だったので、不謹慎にも、ホッとしました。
捜査4課というのは、「組織犯罪対策局 暴力対策4課」つまり暴力団を相手にするお仕事です。町の警察署では捜査2課というところで、詐欺などを扱う「知能犯罪対策課」とともに一緒になっています。本部の4課に行く事はまずありませんが、町の警察署の2課に行く事はあるかもしれません。行くと、きっと驚くと思います。やくざと見間違うような、人相の良くないゴツイ(体の大きい人が多い)一団と、メガネをかけたインテリっぽい痩せた(中には太った人もいます)一団が同じ部屋にいる光景を目の当たりにすると思います。ゴツイのが、暴力班。インテリタイプが知能班です。
因みに捜査一課は暴力事件などを扱う「強行犯罪課」と、泥棒を捕まえるのがお仕事の「盗難犯罪課」が一緒になって居ます。さらに小さな警察署では、「刑事課」という名の下に、全ての事件に対応しています。
少し横にそれましたが、今回のような情報提供は昔は普通に行われていたようです。それが個人情報保護法の施行後は、厳格に運用されるようになったようで、他の事件で必要な情報でも、きちんとした申請をしないと、警察官同士でも情報の提供はできないようです。
今回の情報提供で、警察官のほうに見返り(金銭や、接待・物品の授受)があったのかは、私の知る限り、漏れ聞いていないので分かりませんが、たぶん無かったのじゃないかな~と、思います(そう思いたい部分もありますね)
暴力団の情報を得るために、日ごろから組事務所に出入りしたり、色んな相談に乗ってやったりと、4課の警察官はふだんから暴力団と付き合っています。ここが難しいところで、あまり深く人間関係を作りすぎると、ミイラ取りがミイラになる、のように、暴力団に利用されて、抜き差しなら無い事になります。
警察官の不祥事も色々ありますが、外部との不祥事は、どうしても暴力団の関係していさそうな、風俗がらみで、許認可関係を担当している生安(生活安全課)の警察官と、今回問題になっている捜査2課の警察官が多いようです。
私の知っている警察官の中にも、隙が多くて心配になる人が何人もいます。賭け事が好きだったり、情報収集にパチンコ屋に行っているうちにはまってしまったり、女関係にだらしなかったり、普段の節制のせいか、お酒を飲むと、羽目を外してしまう人やら・・・、教師も、同じようですが、普段抑制している人達は、その反動も大きいようです。
不祥事の報道が出るたびに、どうしても知ってる警察官では・・・と不安になります。
今回の件は、懲戒事案の対象になるのか・・・、懲戒免職となれば、退職金はなし。公務員なので、雇用保険もなし。首になった翌日から路頭に迷う事になります。だからこそ、一線はきちんと引いていなければなりません。
相手は友人ではありません。友人とは、友人に迷惑をかけるようなことは頼みません。迷惑を省みずに頼む人は、単に利用しようとしているタコでしかありません。是非とも、そこのとこを肝に銘じてほしいですね。
他に容疑をかけられる警察官が、出なければ良いんですがね。まだチト心配です。