ニケとミケ

捨て猫にゃん子2匹と、先輩捨てられ犬チョコの日々の記録

今日も警察がらみの話題です。

2011-02-20 23:36:08 | ペット
                    
               妻のストーカーのニケとみかん。トイレに追いかけていって、待ってます。


 昨日のブログに書いた死亡した警察官は、警部でした。50歳で警部。極端に早いほうではありませんが、警部になれる警察官はごく僅か、50歳であればやはり早い昇進で、頭脳も良く、諸先輩達にも可愛がられていたんでしょうね。家庭があれば、子供のことや奥さんのことを思うと、かわいそうです。現金などの授受がなければ、懲戒免職までは行かなかったのではないかと、警察官の一人が言っていました。出世無しのドサ回りか、悪くても、退職金の出る諭旨免職くらいで済んだ可能性があり、自殺する必要は無かったと思うんですがね。

 先日テレビのニュースで、無謀運転をしていた車をパトカーが追跡していて、逃走車が事故を起こして、搭乗者が死亡した、というのをやっていました。
 その時のニュースの扱いで、重点が置かれていたのは、警察の対応に関してです。
 事故を起こす600メートル手前で追跡をやめていた。
 警察の追跡方法に問題は無かった。
 どちらも警察発表でしょうが、たぶんこれは、記者から「追跡方法に問題があったんじゃないですか?」という質問が出ての、返答だと思います。
 報道すべきは、なぜ逃走したのかの部分だと思いますがね。悪者はまるで、追跡して、事故を起こさせた(と、思ってるんでしょうね)警察官の方のようで、ああいう報道のされ方をしていると、警察官も嫌気が差してくるでしょうし、萎縮するようになるでしょうね。
 暴走族の取り締まりに対しても、同じような事が言えると思います。危険走行をして市民に迷惑をかけている暴走族を、しっかり取り締まれといいながら、逃走者や一般市民などに怪我人が出ると、取り締まり方法に問題があったのでは、という論調の報道をする。当然現場の警察官も、上のお偉いさんも批判はされたくないので、現認捜査という、録画などの、なんとも気の遠くなる取締りをしているのが実情です。検挙率が悪ければ悪いでと批判される、武器は使わず戦えといわれても・・・なんとも悩ましいですね。

 秋田の弁護士さんが殺された時の、現場にいた警察官の対応には、なんか問題があったのでは、と思っちゃう部分があって、そういうことがあるからでもあるんでしょうが・・・。どうもニュースなどの報道を見ていると、まずは警察の対応に問題があったのか、無かったのかが先のようで、事件の本質(なぜ事件が起きたのか)はほとんど触れていないように思います。

 秋田の事などは、たぶん警察の方に問題があったでしょうが、じゃあ警察がきちんと対応していたら、事件は起きなかったのか・・・否、だと思います。殺人事件にはならなかったかもしれませんが、殺人未遂事件は現に起きたでしょう。報道の社会的使命は、そういう事件の背景をあぶりだして、次の事件が起きないように、社会に問題提起することだと思うんですがね。

 起きた事件に対する対応の部分での問題は、捜査をする警察の問題かもしれませんが、なぜ事件が起きたか、事件が起きないようにするには、警察の対応を批判していても、改善はされないと思います。

 ま~同じような事が、教育現場の報道でも起こっているように思います。なんせ、何が本質、問題なのか。この部分を、情報を受ける側の私達も、ある程度は自覚しなければと思います。
                   
              暫くぶりのトンカツ。ソースはお好み焼きソースがおいしいですよ。