こんにちは、横瀬です。
本日、元号が令和に変わりました。令和最初の投稿です。
令和なりましたが、平成初期のダンス界を振り返ってみたいと思います。
平成元年(1989年)のスタンダード世界チャンピオンはジョン・ウッド&アン・ルイスでした。
※写真は「栄光のブラックプール」写真集より
彼らのダンスを初めてビデオで見たときに、今まで感じたことのない音楽性が伝わって来るのを感じました。スイングダンスの柔らかさとキレのあるタンゴ、本当に素晴らしいと思いました。
私が学連でダンス部の部活をやってたのは昭和の末期でプロになったのは平成2年でした。その平成2年に世界選手権が日本で開催され会場は日本武道館でした。
世界選手権は各国2組エントリーされますが、日本からは天野組と篠田組が出場しました。英国からはジョン&アン組のライバルであるマーカス&カレン・ヒルトン組が出場しました。
この大会はNHKで放送されました。日本の2組も決勝に進出しましたが、圧倒的に英国の2組に注目が集まりました。
日本インター同様に1位のランプだけ電光掲示板に発表されます。ファーストダンスのワルツはマーカス&カレン組が取りました。タンゴはジョン&アン組が僅差で取りました。
3種目目のヴェーニーズワルツはマーカス&カレン組が取り優勢になりました。しかしスローフォックストロットはジョン&アン組が取りました。
これで2対2!最後の種目クイックステップで勝敗が決まることになりました。
もう観衆の目はこの二人にしか行ってなかったと思います。マーカス&カレン組はクイックステップが得意種目でした。彼らがクイックステップを取り世界チャンピオンに輝きました。
マーカス&カレン組のダンスは明るくて華があります。ラインも綺麗で軽快です。この後数年、彼らが競技を引退するまで世界チャンピオンを続け、MBEの称号を受けました。
この2組のダンスはこの後の競技ダンスに多大な影響を与え、今までのスタイリッシュダンスからスポーツダンスへ革命を起こしたと思います。
競技ダンスは進化してます。より高い身体能力や表現力を求められるようになってきました。