こんにちは、横瀬です。
最近の若い人たちは、私ら世代に比べて男女共高身長の人が多く、見栄えもします。
私は168㎝なので、長身の人は羨ましく思います💦
それを言っても仕方ありませんが😅
今日はスタンダードのカップルバランスについて持論を述べてみたいと思います。
私も色んな身長の方とレッスンしてます。その方に合わせて組み方を変えてます。
スタンダードダンスでペアを組む時に、男女のカップルバランスはどれくらいの身長差が良いか、一般的には男性より女性が10㎝低いのが良いと聞きます。
女性のヒールは7㎝あります。ですからヒールを履いて、男女同じくらいか、ちょっと女性が低いくらいがベストだと思います。
しかし誰しもがそのようにベストの身長のパートナーと巡り合うわけではありません。
男性が長身で、女性の身長が低いカップルの場合は、男性のホールドが下がって歩幅も女性がついて行けない場合があります。
私が初めてライブで見た世界チャンピオンはマイケル&ビッキー・バー組でした。
マイケル・バー組は身長差があるカップルですが、ホールドのコネクションやアマルがメーションに工夫をしてると思いました。
マイケル&ビッキー・バー組
※写真は「栄光のブラックプール」より
学生の頃、マイケル・バー組のビデオを何度も見て自分なりに研究したものです。
ドレスがパニエ風のものからロングに変わる頃でした。今から35年くらい前です。
身長差があると、コネクションを右サイドにずらして組んでるようでした。
そしてアマルがメーション、コリオグラフィーがアウトサイドパートナーのステップが多い感じがしました。
逆に男性が身長が低くて、ヒールを履くと女性の方が高くなる場合!私たちがそうです。
私はパートナーの身長が163㎝くらいなので、彼女がヒールを履くと私より高くなります😅
私たちが苦労したところは、まずコネクションが男性のホールドからはみ出して、女性のアームが余ったようになります💦
男性の肩が上がり、ホールドのラインが汚くなります。右回転のフィガーを踊る時に、女性のネックが突っ立ってかぶさってきます。
私が参考にしたのは、マッシモ・ジョルジュアーニ&アレッシア・べティ組です。
マッシモ組は私くらいの身長でパートナーの方が背が高く、世界ファイナリストになったダンサーです。
※写真は「ベスト オブ ダンススポーツ1998」より
女性が背が高い場合は(限界もありますが)男性は左前に立って、女性を起き上がらせないようシェイプさせないといけません。
男性がそっくり返ると、女性は起き上がってきて男女逆転したような立ち方になるので注意しないといけません。しかしこれが結構難しいです💦
女子のシェイプを左だけでなく、前方の方にもつけて立体的に組んだほうが良いと思います。
ナチュラル系(右回転)のステップをするときに、女性はコネクションを保って自分だけが回転しないようにした方が良いと思います。
女性の身長が高いとインサイドのステップが踊りやすくスイングも伸びます。
上達すると女性のシェイプが大きくなります。
ボールルームダンスは奥が深いので日々発見があります。みなさんも色々工夫して踊ってみてください。