先日 吉岡 悠 先輩からメールが来ました。断りもなくメールを転載することをお許しください。会員の方に嬉しいお知らせをお伝えしたいためです。
福岡市の福岡市美術館で今秋『更紗の時代』展示会が開かれていることで吉岡さんと萩原理一さんが はるばる九州まで泊りがけで講演に行ったとのことです。
以下はその内容です。
昨年、京都工芸繊維大学美術工芸資料館で『京都からアフリカへ』展示会を開いた「大同コレクション」はその後、田中会長から全資料を京都工芸繊維大学へ大同マルタ会の名前で寄付しました。
大学は今年3月「大同マルタコレクションに見る1960年代京都の捺染産業」 という立派な報告書を 文化遺産教育研究センター(並木誠士教授)で作成して公機関に発表しました。その反響はすぐに現れ、大学へ数多くの問い合わせがありました。そのうちの一つに 福岡市美術館で今秋『更紗の時代』展示会を計画しているので、是非「大同コレクション」を出品したいという申込みがありました。
京都工芸繊維大学側はOKの返事を出し、福岡市美術館は具体的な出品資料を選び、その解説に必要な資料(大同20年史、回想、そのし他資料)を貸出ししましたが、
大同及びアフリカンプリントの詳しい資料について、大同マルタ会と直接話し合ってほしいと依頼された。
福岡市美術館 正路佐知子学芸員から、京都工芸繊維大学上田文先生を通じて連絡があり、質問資料の調査返事をし、全面的に協力しました。会長の許可も得ず、展示会の流れの続きのつもりで、進めてしまい申し訳ありません。「大同コレクション」の展示は 大同の名前を更に広く知ってもらえるチャンスであり、大同マルタ会の皆様に喜んでいただけると思い、この機会にもっともっと大同マルタを宣伝していきたいと思っています。
別紙、福岡市美術館の『更紗の時代』展示会のパンフレットにもありますように、11月16日ギャラリートークに合わせて、15~16日 九州博多の大濠公園にある立派な福岡市美術館に萩原理一氏と行ってきました。
福岡市美術館の正路佐知子学芸員に紹介してもらい、ギャラリートークに参加し、大同マルタ会とグリーンワックスの宣伝をしてきました。ギャラリーは殆ど女性でしたが、アフリカンプリントは大変興味をもっているようでした。
大同コレクションの所有は京都工芸繊維大学に移りましたが、このような理想的な形で引き継がれ、これからも大同マルタの名前が業界に残るのを、大同マルタ会の皆様と共に喜びたいと思っています。