眼科の定期診断で突然に白内障と告げられ驚きました。もっと驚いたのは何時が都合良いですか。と言われたことです。
1週間後にと、とにかく日にちを決めました。
その前にいろいろ説明をしますので、家の方と一緒に数日後に来院しろと言われました。所謂インフォームドコンセンサスというやつと、手術の内容の説明でした。
説明を聞いているうちに何だか怖くなってきて、もう手術やめようかなと思いました。
担当の看護師に聞くと。大丈夫よ先生は2週間に5~8人執刀してますから。京都府立医科大学のベテランの先生ですよ。安心して、とのこと。これで安心して手術台に乗ることにしました。今回は左目の手術です。
いよいよ当日車いすに乗せられて、手術室へ、数人の看護師と執刀医のほかにやはり数人の医師が白衣を着て並んでいました。それで手術台に乗せられた私は完全に体がこちこちになったのです。
目薬やら、消毒液やら、麻酔やらをやたらと目に浴びせられ、痛くありませんか、目を開いて、動かないで、と言葉の嵐。
そのうち、目のレンズは取れました、上手くいっていますよ、もう直ぐですよ、はい新しいレンズを入れますよ、動かないでください。
とにかく医者、看護師の声だけはやたらと聞こえてきて、そのうち、終わりました、上手くいきました。
やっと手術台から解放され、車いすに乗せられて手術は完全に終わりました。
また来月右の目を同じようにやります。
眼帯をする時、初めて目を開いて周りを見回して驚きました。周りが明るく鮮明に見えて、左目の方がまるで別物を見てる感じでした。
これで右目も手術の恐怖も消え去りました。
この稿 座敷童子