大同マルタ会

大同マルタ会の方々が自由にこのブログに集い、会員の思いや写真などを思い存分に披露できる開かれた広場にしたい。

子供の頃は何でも大きく見えた

2014年02月09日 | エッセイ

私の故郷で昨日大雪が降った。まだ降り続いているらしい。

70数年ぶりの大雪で45センチほど積もったそうだ。

子供の頃こんな雪はしょっちゅう降っていたような気がする。

ところが実際は降ってはいないのだ。子供の頃は何でも大きく見えた。

家の前の通りも、家の庭も、小学校の校庭も、家の座敷も皆広く大きく見えた。

雪が降ったら物置から橇(そり)を出してきて近くの崖に行き橇滑りをした。

その崖も大きく急で高く聳え立っていた。足がすくむほどだった。

校舎の裏に雪を集めてその上に水を撒いて即製のスケートリンクを造った。

それすらも大きな広いリンクだった様に思えた。そんな筈無いのに。

今はそれを確かめようもない。家はとうに無くなり駐車場になっている。

家の前の道はバスがすれ違いが苦労するほど狭い道だった。

崖は崩されて宅地に造成された。小学校は解体されて高等学校に建て替えられた。

それらは皆何となく小さいジオラマの様だ。

今度の大雪で全部埋っているのだろうか。まさか?

近江の里も10センチほど雪が積もった。

炬燵の中で、帰り住むことのない故郷のことをひとり思っていた。

 

                      座敷童子でした

 


リハビリテーション-23 3点で平面作るだけでなく3次元でも考えよう

2014年02月06日 | 感謝

右足のリハビリがだんだん複雑になってきました。

今度は拇・小指の肉球と踵で創る三角形を三次元で考えなさいと先生は言います。

この3点が床から高低があるかをそれぞれで認知しなさいと言うことです。

健常側の左足と非健常側の右足でそれぞれの肉球と床との間に板を挟んで、高さがどれだけあるかの認知の練習を行いました。

右足での認知はなかなか出来なかったのですが、左足の感覚を覚えておいて右足の方へ教え込みました。何度か練習を重ねました。

左足の感覚を覚える、それを真似る、想像する、言葉に出す、で少しずつ右足でも分かるようになって行きました。

最後に歩行確認です。右足底の重心移動を以前とは違って、圧力を感じながら行いました。

踵から2つの肉球にスムーズに重心が移る様に右足を床に触れました。

その様子が僕の脳の中に鮮明に映し出され、重心の移動が恰も感圧紙に映し出される様でした。

何度か歩行確認をしました。そのうちに右足を意識しないでも歩ける事が出来ました。

後にビデオで見ると心なしかリズミカルな足の動きになっておりました。

 


リハビリテーション-22 肉球2個と踵で平面を創る

2014年02月05日 | 感謝

右足の練習中あまりに足の動きが良いので、何かしたのですかと尋ねられました。

昨日歩いて梅の蕾を見に行ったのをセラピストの本田先生に話しました。

やはり毎日適度の運動が欠かせないようです。炬燵の中でひっくり返っているのは・・・・・

今日は高校の幾何の復習でした。以下が本田先生の幾何と運動力学の講義です。

A-B-Cの3点が決まれば平面が生まれます。2点だけでは駄目ですね。わかりますか?

それを右足で考えてみましょう。僕は言われるまま、右足を先生の手の中へ預けました。

今までは拇の肉球と踵だけを考えていました。今度は小指の肉球を加えて3つにします。

そうすると、この3点で平面が創られますね。目を閉じて頭の中に想像するのです。

先ず右足の小指の肉球の存在を感じ取れますか?左足ではどうですか?

何回か繰り返した結果、ようやく右足の小指の肉球を認知してきました。

そう小指も拇の様にあります。左足と同じく右足にも新たに肉球をはっきり認知しました。

はっきり認知したことを脳に叩き込んで歩行練習をしました。

前に出す足の重心を、踵⇒小指肉球⇒拇肉球の順番にスムーズに移動させました。

足の底に3点で安定した平面を創ることが出来て、脳で認知して安定した歩きでした。

何度も何度も歩きましたが、足の底と地面がぴったりついて安定した歩きでした。

階段の上り下りも3点を認知すればふらつくことも無く、安定して足を運べました。

足の底の重心の移動は健常側では意識しないで出来ましたが、

非健常側ではいちいち脳で認知しなければ難しいことが分かりました。

でも床を3回ほど往復しているうちに重心の移動は気にしなくても出来たのでした。

また遠くへ散歩して、家内と梅を見に行こう。

今日も喜んで水泳に行き、身体全体のバランス感覚を研ぎ澄まそう。

 


比良八荒はまだですが琵琶湖を渡る八荒颪は冷たかった

2014年02月04日 | 感謝

昨日まで春の様な陽気だったので、いつもの散歩道の天神さんに梅の蕾を 妻と覗きに行きました。 

家から出たときはそんなに寒くはなかったのですが、田圃道に入ると風を遮る物がありません。 

まともに八荒颪(はっこうおろし)が二人に襲いかかりました。冬支度して出たにも関わらず身が竦みました。 

(八荒颪とは、比良八講の頃、琵琶湖周辺を吹き荒れる季節風。比良の八講荒れ。八荒とも言います。) 

八荒颪の中、夫婦二人で他に誰もいません。居る筈もありません。ぶるぶる震え上がりながら神社へと。 

幸い冬の陽の光は優しく二人の上から包んでいました。 

天神さんにお参りして境内の梅の木を一本一本丹念に見て回りましたが、まだ咲いている蕾は見当たりせん。 

この次のお参りまで楽しみにしておきましょう。と言って帰路につきました。 

いつもならこの辺で右足が重くなり、言うことを聞かなくなるのですが、今日は休みもせずにちゃんとしてます。 

お父さん休憩しないの?と家内に言われて初めて僕の右足が健常になりつつあるなと思いました。 

結局、家に着くまで右足を引きずらずに歩き通しました。 

昨日今日は少々風邪気味で医者に行っていましたが、散歩で風邪はびっくりして逃げて行ったようでした。 

また明日から元気に水泳をしよう。春には孫とサッカーで走り回ろうと楽しみにしております。