春はお別れの季節。世の常とはいえ、実高生にとって悲しい知らせが
ありました。大聖寺実業高校で国語科担当として通算21年間勤務されて
きたK先生が定年退職されることになったのです。
3月24日(木曜日)の終業式の後、K先生の退任式が行われました。
K先生は、実高生とのお別れにあたって、趣味とされている詩吟をご披露
下さいました。詩の題名は、「友がみな」。石川啄木の作だそうです。
啄木が自己憐憫に陥ったとき、一輪の花を食卓に飾って、妻とともに眺め、
心を和ませている場面が謡われています。
K先生からは、張りのある声で詩を披露された後、「皆さん、何かストレスを
抱えたときには、仲間と歌でも歌って、悩みを解消して下さい。そして自分の
命と他人の命を大切にして生きて下さい。」とK先生のお人柄がにじみ出る
別れのご挨拶を頂きました。
K先生、21年間ありがとうございました。退職された後の第二の人生でも、
ご活躍されることをお祈りしております。