平成27年度の大聖寺実業高校の進学状況について、進路指導担当がまとめ
ましたので、ご参照ください。
-今年度の進学状況-
図1に示すように今年度は進学者が34名(学年の31%)で昨年度(28%)
より微増しました。科別の進学率は電子情報科で27%、情報ビジネス科で
39%となっています。
なお進学先の詳細については、3月13日付ブログをご覧ください。
入試形態は95%が推薦入試とAO入試であり、日頃の授業の積み重ねと将来就きたい
職業の展望がキーポイントであると言えます。(進学先によっては評定平均値の基準あり)
なお1月調査において現2年生全体の進学希望者の割合は31%でした。
進学を志望する上で大切なのが、「現在~未来」の自分をイメージです。
例えば、大学進学であれば、大学卒でないとなれない職業。学問・研究を究める。
大学卒が望ましい仕事、などのイメージをもつ。短大、専門学校進学ならば、就職に直結した
専門性と資格取得、というイメージが必要です。
進路指導課では、一日も早く進路目標を設定し、具体的な準備(学習)を始めるよう求めてい
ます。希望者の皆さんには実力判定模試を積極的に受験し、自分の学力を認識し、補充しながら
進路実現に近づけていただきたい。補習は計画しますが、自主的に学ぶ姿勢が進学後も不可欠だ
と考えます。
平成27年度の大聖寺実業高校の就職状況について、進路指導担当がまとめ
ましたので、ご参照ください。
-今年度の就職状況-
今年度の求人は表1に示すように加南地区(加賀・小松公共職業安定所管内)受付と
県内(金沢・白山公共職業安定所管内)受付を合わせ、好景気(売り手市場)と言わ
れた昨年度より増加しました。県外求人は2年続けて120社を超えています。
新たに高卒求人される企業や介護職、飲食・販売職、事務職で若干の増加が見られました。
表1 本校の求人会社数の推移
求人会社数 |
加南地区 |
|
県内 |
|
|
|
対前年比 |
|
対前年比 |
27年度 |
99 |
10.0% |
80 |
14.2% |
26年度 |
90 |
11.1% |
70 |
32.1% |
25年度 |
81 |
12.5% |
53 |
39.5% |
今年度は就職希望者が75名(学年の約7割)で例年より少ないにも関わらず、
先述したように求人数が多く有難い状況でした。求職者75名全員が内定を頂き
昨年同様内定率は100%に達しました。職種別では表2に示すように機械等の
製造分野に58%内定しました。また就業予定地別では加賀市が48%を占め
昨年度(43%)より増加しています。インターンシップ、デュアルシステムに
参加した生徒がその企業へ内定した人数は8名となりました。
表2 平成28年3月卒業者の職種別就職内定先
職 種 |
製造 (機械・繊維等) |
観光 サービス |
運輸 |
電気 情報 |
事務 金融 |
建築 |
製造(食品) |
医療 介護 |
美容 理容 |
販売 |
内定人数 |
44 |
6 |
5 |
5 |
4 |
3 |
3 |
2 |
2 |
1 |
「社会人基礎力」とは、「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の
3つの能力(主体性・働きかけ力・実行力・課題解決力・計画力・創造力・発信力・
傾聴力・柔軟性・状況把握力・規律性・ストレスコントロール力の12要素)から構成されており、
「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として、
経済産業省が提唱しています。企業や若者を取り巻く環境変化により、「基礎学力」
「専門知識」に加え、各能力要素の意味を正しく理解し、それを意識しながら考え、
行動することが重要になります。
本日は、大聖寺実業高校の「平成27年度進路先一覧」をご紹介します。
資料は、3月1日に発行した本校PTAだよりに掲載したものです。
卒業生の皆さんの、それぞれの進路先での活躍を期待しております。
未曽有の被害をもたらした東日本大震災からちょうど5年。
3月11日(金曜日)、大聖寺実業高校では、終礼時に、全校生徒
および教職員が1分間の黙祷を行いました。
また、朝の8時00分からの20分間、卓球部・華道部・テニス部の
部員および教職員約40人が、「3・11を忘れない」と書かれたボードを
手に、特別な思いをもちながら、あいさつ運動を行いました。
「3・11を忘れない」のボードを手作りで仕上げたのは、東日本大震災の
発生以来、ずっと震災被害者に対する支援活動を続けてきたテニス部女子生徒です。
2016年3月11日のあいさつ運動は、「3・11のことをいつまでも忘れては
いけません!!」というテニス部女子生徒の決意表明を受けて、始められました。
わたしたちは決して、「3・11」を忘れてはなりません。
すっかり春めいてきました。本校でも各運動部の活動が活発になっています。
野球部は、日本高野連が定める対外練習禁止期間(12月1日から3月7日)が
明ける来週から多くの練習試合を計画しています。当面の目標は、春季石川県
大会での上位進出。どんどん経験を積んで、チーム力アップを図ります。
3月13日(日) 対石川県立工業高校(加賀市中央公園野球場)
19日(土) 対金沢学院東高校(金沢学院東高校グラウンド)
21日(月) 対小松工業高校(小松工業高校グラウンド)
25日(金) 対金沢高校(金沢高校グラウンド)
28日(月) 大阪遠征① 対堺西高校(堺西高校グラウンド)
29日(火) 大阪遠征② 対太成学院大学高校(太成学院大学高校グラウンド)
対宮城県立湧谷高校(同上)
30日(水) 大阪遠征③ 対大阪学芸高校(大阪学芸高校グラウンド)
4月 3日(月) A 対富山商業高校(富山商業高校グラウンド)
B 対金沢高校(本校グラウンド)
4日(火) 対平安高校Bチーム(寺井高校グラウンド)
5日(水) 対金沢西高校(金沢西高校グラウンド)
9日(土) 対福井県立三国高校(場所未定)
対鶴来高校(場所未定)
野球部監督によれば、冬場のトレーニングでは、下半身強化を最重要課題にしてきました。
トレーニングの成果で、打力・走力・守備力の向上が期待されます!!
上位進出目指して、ガンバレ実高野球部!!
3月8日(火曜日)、一般入学学力検査1日目が行われました。
受検生の皆さん、2日目も頑張って下さい。
さて、学年末の行事予定についてご案内します。
3月9日(水) 一般入学学力検査2日目(在校生は14:00まで校地内立ち入り禁止)
10日(木) 特別時間割(4限まで)
進路ガイダンス(1年)1,2限、進路ガイダンス(2年)3,4限
11日(金) 特別時間割(4限まで)
15日(火) 特別時間割(1・2・5・6限の日課)
16日(水) 生徒総会、28年度前期生徒会役員選挙、合格発表(正午)
17日(木) 特別時間割(1・2・5・6限の日課)
20日(日) 品質管理検定(於:小松、1年一部生徒)
22日(火) 特別時間割(1・2・5限の日課)、予備入学
23日(水) ホーム対抗行事(フットサル・バドミントン・卓球)
24日(木) 終業式、退任式、離任式
※特別な日課が多くなっていますので、注意してください。
新しい学年でロケットスタートが切れるように、毎日を頑張りましょう!!
商業棟2階にある応接室前の掲示板に、「3・11を忘れない!!」と
刻まれたボードとともに、2011年3月12日(土曜日)付の『北國新聞』
(朝刊・夕刊)の紙面が張り出されました。
マグニチュード9.0の大地震が発生し、巨大な津波によって、東北地方や関東地方の
太平洋沿岸部に壊滅的な被害がもたらされたあの日から5年。震災による死者・
行方不明者は18,456人、大量の放射性物質の漏洩を伴う重大な原子力事故の
影響から、現在でも182,000人もの皆さんが避難生活を余儀なくされています。
掲示された新聞は、図書室で5年前に閲覧された後、地理歴史科・公民科が
教材として保管していたものです。
2011年当時、今の実高生は、小学校5・6年生でした。
わたしたちは、決して「3・11」を忘れてはなりません!!
今年の3月11日は、あの年と同じ金曜日。大聖寺実業高校では、終礼時に、
全校生徒および教職員が1分間の黙祷を行います。
3月2日(水曜日)6限目、「主権者教育」を目的とする1年学年集会が
開催されました。
昨年6月の公職選挙法の一部改正に伴い、選挙権を有する者の年齢が
満18才以上に引き下げられ、今年6月19日以降に行われる国政選挙や
地方議会選挙・首長選挙等において、高校生の一部が選挙権を持つことに
なりました。本校としましても、政治について重要な役割を持つ選挙等に
参加する権利を持つ実高生に、これまで以上に充実した「主権者教育」を
展開していきたいと考えております。
この日は、1年生118人がみんなで、総務省・文部科学省発行の副読本
『私たちが拓く日本の未来』を使用して、「有権者になるということ」の
意味について考えました。
これからの日本の民主政治に必要なのは、若者の力です。実高生には政治に
関心をもち、積極的に政治に参加する主権者になってほしいと思います。
先日の本校卒業式において、PTA会長のSさんから、とても心温まる
ご祝辞を頂戴しました。そこで今回は、このご祝辞を紹介させて頂きます。
祝 辞
本日、この大聖寺実業高校での教育課程を修了し、各々の道へと旅立たれていく
111名の皆さん、本当にご卒業おめでとうございます。また、3年間ご指導頂きました
校長先生はじめ諸先生方には保護者を代表しまして深く感謝申し上げます。
私は、いろんな所で若い世代の人たちに伝えている事が一つあります。それは、
いろんな事に挑戦し、経験を積んで頂きたいということです。昨年の年末あたりにも、
「世界一チャレンジしない日本の20代」というニュースがありました。世界59か国の
意識調査の結果、日本の若者が一番チャレンジしないという、先進国であり技術大国
である日本らしからぬ結果で驚きました。そのニュースには多くの所見があります。
辛い事や大変なことを回避して平々凡々と暮らしていけるくらい平和な国だとか、
チャレンジに失敗したときの制裁が厳しすぎて挑戦しにくい社会になっているなど、
裏を返せば我々大人の世代が作り上げてきた社会の、しかるべき結果なのでは
とも思います。
私は、本日この大聖寺実業を卒業する皆さんにおいては、決して臆病などではなく、
何でも前向きに挑戦していける、そのような人達ばかりだと感じています。先日、
この1年間で、新聞に載った皆さんの活躍された記事を再度、見せて頂きました。
野球部の夏の大会の快進撃を始め、プロジェクションマッピングで地域を盛り上げた
こと、また先輩方から引き継ぎ完成させた「大実鉛筆」、今では多くの所で販売されて
いる「ひとくちバウム」の商品化、また、ロボレーブ国際大会での優勝や、その大会での
協力体制。そして最後には国公立大学への合格者2名、そのうち1名は創立51年目に
して初の金沢大学合格という快挙を成し遂げました。また、新聞に載るようなことはなく
ても、私はこの1年、なるべく多くの行事に足を運び、皆さんの活躍もたくさん見てきました。
校内マラソン大会では1年の頃から3連覇を達成するという生徒もいました。大きな声で
後輩達を引っ張ったり、バンドの演奏で聖実祭を盛り上げる姿も拝見しました。実高展
では地元の小さな子供たちに優しく教える皆さんの姿も見ました。そして、他の学校の
方々にも大聖寺実業には勝てませんと言わせてしまうほどの、大きな声での挨拶や
校歌斉唱。このように皆さんは多くの地域の方々からも高い評価を得て、今後はさらに
期待されながら成長していくことになると思います。たとえ、それが与えられた課題だった
としても、それらを成し遂げたという事実は間違いありません。是非、大聖寺実業を卒業
したという誇りを胸に、また、社会に役立つ勉強をしてきたという自信を持って、進んで行って
下さい。勉強や仕事、趣味や遊び、チャンスがあれば、できるだけ多くの事に挑戦し、たくさん
の経験値を積み、誰にでも自慢できるような人生を歩んでいってもらえたらと思います。
そして、18年間という長い間お子様をお育てになった保護者の皆様、本当にお疲れさま
でした。ここで子ども達は高校を卒業するという形になり、どんどん独り立ちしながら立派な
大人へと成長していくと思います。しかし、これからも親として、一番の理解者となり、支え、
見守り続けてあげて頂きますよう宜しくお願いいたします。
最後に、卒業生の皆様、保護者の皆様、並びに大聖寺実業高校に関わるすべての皆様の、
ご健勝とご活躍をお祈りいたしまして、私からのお祝いの言葉とさせて頂きます。
本日は本当にご卒業、おめでとうございました。
平成28年3月1日
石川県立大聖寺実業高等学校 PTA会長 H.S
3月1日(火曜日)10時より、「第51回卒業証書授与式」が挙行され、
卒業生代表3人の手に、111人の卒業証書が授与されました。
卒業生の皆さん、保護者の皆様、本当におめでとうございます!!
そしてご多忙中、わざわざ本校の卒業式にご臨席賜りましたご来賓の
皆様、誠にありがとうございました。
式辞では、赤土悦崇校長が、「人間は苦労や困難があるからこそ、
達成したときの喜びも大きいし自信も得られるものです。大聖寺実業高校
で培った大人になるための土台をもとに、飛躍して下さい!!」と述べました。
また送辞では、生徒会長のI君が、「“当たり前のことを当たり前にする”という
実高魂をもって、先輩達は重力波の発見のような地球規模の活躍をしてください!!」と
卒業生にエールを送ってくれました。
卒業生代表のK君は、「仲間と力を合わせて製作した競技用ロボットが特に
思い出になっています。“ものづくりは人づくり”の言葉を胸に社会でも頑張りたい。」
と力強く答辞を読み上げました。
最後に実高生全員が歌った校歌の声の大きさは、例年以上の音量で、
「県内で一番!!」と言われる迫力がありました。
51回目の卒業式は、感動いっぱいの卒業式になりました。