2019年の記録
南国の強烈に青い空と透きとおった海
竹富には、以前から行かなくてはならなかった。というのも、若くして亡くなった真友が通い詰めていたところだからだ。彼を見舞う時には、「元気になって、竹富、案内してくれよ!」がお決まりのあいさつになっていた。僕は、車椅子に乗せても彼と本気で竹富に行くつもりでいた。しかし、彼は、回復することなく逝ってしまった。「オイ、コラ、順番守れ!」(年下だった彼を見送るなんて考えていなかった) 竹富へ行く目的は1つ、何が彼を惹きつけたのかを知りたい、それだけだ。
(新年早々、湿っぽい始まりですみません)
東京はもちろん、那覇よりも台湾に近い石垣島、竹富島
竹富島へは、石垣空港まで飛行機で行き、バスでフェリーターミナルへ。フェリーターミナルから高速船で僅か10分。地図を見ると果ての果て、といった位置にあるが、意外にアクセスは良い。直行便を使えば、東京を朝出発、昼過ぎには竹富島に着いてしまう。
港からバスでゲストハウスまで行き、荷物を置き、自転車を借りて島内散策。小さく平坦な島なので、自転車があれば楽勝!って思っていたが、ちょっとした落とし穴があった。メイン道路は、舗装されているものの路地は、砂にハンドルを取られる。(キャスター付きのキャリーバックは、使い物にならなかった・・・汗) 何だかんだ言っても、時間は十分にあるし、のんびりいこうか。
沖縄ならではのゴヤチャンプルが第一食、ボリュームがあって健康的、結局、毎日食べていた。
この島で、数日ダラダラする。時間を贅沢に浪費して、命の洗濯をする。と言っても、1つだけ時間を気にしなくてはならない。夏の観光シーズン前ってこともあり、島内の食堂は、休業も多く、また営業時間も短い。コンビニなんて、もちろんないし、よろず屋も早々と閉店する。食材を持参してくれば別だが、手ぶらで来ると結構ちゃんとしないと食事にあぶれて、ゲストハウスのカップラーメンで命を繋ぐことになってしまう。
琉球らしい赤い瓦とシーサー
亜熱帯なので、クーラーを終日つけていないと危険だと言われた、僕は暑さにめっぽう強いので、かなりアクティブに真っ昼間も散策したが、理想的な生活は、こんな感じか?
日の出に合わせて散歩、木陰で朝食、しばらくPCいじり(こんな離島でもWi-Fiがあって、リモートワークができてしまう)、12時前に近くのレストランで食事。食後はクーラーの効いた部屋で昼寝。暗くなる前にビーチで水遊び、夕陽を見た帰りにレストランで夕食。
日中は、強烈の陽射しがふりそそぎ、真っ赤に焼けた夕陽、そして、明るく輝く月
夜の店仕舞は早く、軒数も少ないため予約していないと食事にありつけない。偶然、声を掛けた旅行者が予約していたので、便乗させていただいた。オリオンビールで乾杯し、ソーキそばで〆た。
旅は続く