「今後、運転資金が尽きたクリニックから潰れて行く」なんて書いてある。患者にとっては、楽しみです。
現在、発売中の『週刊ダイヤモンド』6月27日号 P.28くらいからですか。開業医は、銀行から数千万円の借金をして、土地を買い診療所を建てる。毎月、ローンの返済をするのですが、外来患者の減ったクリニックでは、銀行に返済できないところが出てきている。
もちろん、これはコロナが今後どうなるか? このまま消えてなくなるのか。それとも、前回以上影響力のある「第2波」が来るのか、によって、変わって来る。
場合によって、開業医から勤務医へ、という流れができるかもしれない。開業に失敗したから、病院に雇ってくれ、と行く。まあ、病院の勤務医にとっては、残業も減って歓迎すべきことなのかも知れない。また破綻するクリニックが続出すれば、銀行も開業資金を貸さないようになるでしょうね。
「存在意義が揺らぐ開業医」ですか。診療所がいっぱいあるのに、お構いなしに開業するものだから、患者が集まらない。だから、医学知識のない老人をだまして患者を作る。デタラメなことをしてるクリニックもあります。
p.35の 「遠隔診療の解禁をなし崩された医師会の悲哀」も面白い。
「推進するには、診療報酬が安過ぎるというのは、日医のささやかな抵抗」なんて書いてあるけど、診療報酬が安過ぎても普及しだしたんです。2年前。そこで、3か月に1度の対面診療とか、緊急時に備えて30分以内に行ける距離などといった条件を後で追加させた。それでオンライン診療やってた人も一気に辞めてしまったんです。
現在は、この条件は外されているけれど、またあいつらあれを言い出すかも?
なぜ医師会が、オンライン診療に反対するかというと、競争相手ができるからです。「地理的制約から解放される」と言われるが、現在、どんなにデタラメな医者でも、一定数の患者が来るのは、地理的制約があるからです。他にないから仕方がない。でも、地理的制約から解放されたら、そんな医者は、完全にゼロになる。それを恐れとるんです。