海外協力隊への応援歌

青年海外協力隊はじめJICAボランティアを心から応援しています。
2010年1月帰国、イエメン、青少年活動隊員より

国際協力出前講座

2017-01-15 | Weblog
今月下旬に久しぶりに国際協力出前講座に行く。中学2年生の講座だ。
いつもの「国際協力」について、青年海外協力隊の体験談を話す依頼と若干内容が違って、仮題は「国際社会で働くとは」となっている。
中学生が、職業について考え、各自で職場などを訪問して調べてまとめたので、その視野をもう少し国際に広げて理解を深める機会に、という目的だという。

協力隊の体験談は、帰国後フレッシュなほうがよいと思って最近遠慮していたが、国際社会で働く、ということだったら、協力隊経験のほか、海外駐在も、輸出入で海外取引をしたこともあるので、フレッシュでない部分を補った講座ができるかなと思って手を挙げてみた。

そろそろパワポなどもつくりはじめようと考えはじめ、いつものことながら産みの苦しみを味わっている。
ほんとに期日までにできるのかな、と毎回思って毎回なんとかなるので今回もたぶんなんとかなるとは思うけれど、まだどこに持っていこうか、落としどころが見えない。

毎回なんとかなる、というよりは、いやでも講座の時間はやってくるので、その時間をすごさないわけにはいかないだけのことだ。協力隊の体験談は、それだけで非日常であり、きかなければ知れないことなので、小学生、中学生、高校生ぐらいだと、その柔軟な心で体験談から自分に必要なことを吸収してくれるのは講師として救われる。

さて、どんな講座にしようかをいろいろ考えているとき、今までで、いちばんうれしかった反応を思い出し、今日このブログを書こうと思った。

「私も中学生のときにこんな講座をきいていたら、人生がかわっていたかもしれない。」

先生に言われたのか、父兄さんに言われたのか忘れてしまった。私に向かって言われたというよりは、つぶやきのような感想だった。だから、本当に思ったんだな、と私も感じたのだと思う。

いちばんうれしかった感想が、中学生の講座に行って、中学生の感想でないところは、本当にこの講座は正解だったのか、成功だったのか、という疑問を残すが、それはまた別の問題としておこう。

説教くさくならないようにしないとなあ。SDGsの話もしたいけれど、今この限られた時間と私の実力では1時間の講座でこれをもりこんでまとめあげるのは無理そうなので、まずは今までの手持ちネタを中心に構成してみようと思う。あと1週間ぐらいかけて構想をふくらませ、熟成させ、取捨選択してまとめに入らなくては。落としどころがどこにくるのか、今はまだぜんぜん見えない。