海外協力隊への応援歌

青年海外協力隊はじめJICAボランティアを心から応援しています。
2010年1月帰国、イエメン、青少年活動隊員より

仕事のすすめかた

2005-11-30 | business
 仕事の向かう方向に不安があるとスピードが遅くなる。私は走り始めたら突っ走り、障害は除くよりもこわしていってしまう方なのではじめる前は慎重になる。間違った方向に走り始めると取り返しがつかなくなるからだ。

 年次を重ねてくると、その慎重な計画の段階で迷ったとき相談する上が少なくなる。上司はもっと大きな責任の下でさらに心身ともに忙しいからだ。自分の仕事の成果が上司の仕事の成果になるのだから、時間をとってもらってもいいとは思うが。

 そろそろボーナスの季節だ。上司と話せる機会のひとつ、少し準備でもするか。上司のほうは、「ご苦労さん」と言って5秒で終わる計画だろう。先にも後にも手渡す人が控えている中、あんまり時間をとらせるのは部下としてどうかと思うので手短にすませられるようにしなくては。

 ある程度上司と確認をとりながらすすめたいのは、どうやら私の仕事のすすめかたの嗜好のようで、エンジンオイル、といったところ。女性にありがちなのか個人の問題なのかはわからない。上司になった人はあきらめてつきあってくださいね。いい仕事するようにがんばるからさ。

右往左往

2005-11-30 | business
 「急に仕事が増えた」という一人の後輩の言葉に狼狽した。仕事を増やした覚えはないのになぜ?出張の間にすべてを任せたからだと思うから、もう少しようすを見よう。きのうすぐに仕事の洗い出しと整理をしようかと思ったが、ちょっと待てよ、と思いとどまった。

 全貌を把握しているつもりでできていないかもしれないという不安があるからこんな右往左往をするのだろう。全貌を把握する必要はない。というかできるはずがない。パンクする前に訴えられる環境をつくっておくことのほうに腐心するべきだな。

見事に

2005-11-20 | business
 南洋と北米、2週間の出張から戻った。明日から2日間出社し、今度は休暇で席をあける。大切な友人の結婚式がオーストラリアのヘイマン島で行われ、飛行機の関係でどうしても23日から28日まで休まざるを得ない。

 出張期間中、日本で後輩2人はよくやってくれた。見事だ。明日出社したらきちんとお礼を言いたい。仕事をこなしてはいるけれど、簡単にできると思われたら困る、無理してやっているんだ、ということをよく友人と話したものだ。出張中、彼女らがどのくらい無理をして(あるいはしないで)仕事をまわしていたかどうかは見たら判断できると思う。

 仕事は常に100%の状態であってはいけないと思っている。いざというときにこれでは無理がきかないし、日常をまわす仕事は基本的に作業でしかない。本当の仕事はそれをいかに効率化していくか、利益に結びつく仕組みを考えることだ。ただ、まわす仕事に集中力と注意力が必要でとにかく時間がかかることもよく知っている。

 後輩には期待に応える仕事のできであったことを伝え、休暇について説明していきたい。この友人の結婚式は何があっても私にははずせない。後輩には、負担をかけることを詫びるのではなく、仕事も私にとってはとても大切だから、その仕事を託すことを伝えたい。

 それにしても、明日とあさって2日間で自分の仕事をまわせるかな。今日日曜は出社しなかった。

と思ったら

2005-11-03 | business
 今朝まで明日(文化の日)は休もう、と思っており、途中まで順調に行っていた。後輩の仕事もなんとか4日で終われる目途もたちそうだった。昼過ぎから外出して戻ってきたら、先輩がきて「今日夜あいてる?」きけば、アテンドに出るはずだったボスのお母さんが倒れて席がひとつあいてしまうという。相手はロシア人5人、うち若い女性が2人。先輩は私より5つ上の男性で40代前半。そりゃ一人じゃきついだろうなと即座にOKした。これは仕事だと思ったし、明日が休みなのでなんとかなるとの算段も組めた。

 ところが。自分がかなりアテンド下手なのを忘れていた。いるだけでもいいから、というのなら行くけれど、程度の役にしかたたない。その上、頼まれたタクシーチケットを持っていくのも忘れ、いったい何しに行ったんだ。情なくて先輩に申し訳なくて地下鉄の中でがくんとうなだれたところを見せないように少し明るめに話すのがたいへんだった。取りに帰ってもいいと思ったが、先輩が大丈夫だと言ってくれた。こういうこともあろうかとちゃんと現金も用意したという。いつもお財布にはほとんどお札を入れていない先輩なのを知っているのでますます尊敬した。

 1軒目は赤坂のにんじゃに行った。外人は喜ぶ店だ。手品のお兄さんにロシア人はチップをはずんでいた。料理もいい。店の選定がよかったのと、先輩がアテンド上手ということもあってなんとかなった。お支払いくらいはしようと締めたが会社のカードだからとりたてて役にたった感もない。2軒目には成り行きで皆行くことになった。若い女性は3名だった。

 2軒目は赤坂プリンスの最上階のバー。景色はいいかと思ったがそれほどでもなく、サービスが全然だめだった。にんじゃのほうが10倍くらい快適だ。赤プリも落ちたもんだ。休みの前の日だから混むのはわかっていそうなものなのにコスト削減で人を減らしているのか。店員はちっとも注文をとりにこないし目配りもできていない上注文してから出てくるまでにおそろしく時間がかかった。日本的なカクテルを、ということで富士山というカクテルを頼んでレシピをきいたら覚えていない。結局、ききにいってこれもまた時間がかかって戻ってきての説明はジンベース、マンスキーノ?とかいうリキュールとパイナップルジュース、レモンジュース、フレッシュクリームのカクテルだった。レシピは知らなくてもせめてベースくらいは知っていてもいいんじゃないだろうか。

 飲み物を待っている間にお客さんの一人は寝てしまった。もともと1軒目を出たときから女性陣はホテルへ帰りたがっていたので、飲み物がきてしばらくしたら女性3人をつれて先にホテルへ帰ることになった。ようやく役に立てたとほっとした。

 女性陣だけになったら、3人ともいっしょうけんめい英語で話そうとして、タクシーの中もホテルの外でたばこを一服する間も楽しくすごせた。明日の鎌倉とディズニーランドには一緒にくるのときかれ、行かないよと答えたらなぜ?ときかれて困った。明日は休日だから、というわけのわからない答えをしたら、そうだね、と納得していた。

 皇居の横を通るとき、This is the Japanese emperor's palace.といったらエンペラーもパレスも知らなくて、like エカテリーナ in your country. と余分なことを言ったのでますますわからなくなったと思う。が、エカテリーナは通じて、She was a queen in your country, right? には大きくうなづいていた。

 日本の首相はだれかときくので、こいずみだと答えたらロシアの首相はプーチンだ、この2人のfriendshipはどうだという。わからない。タクシーの運転手さんに、その2人が仲良しかどうかなんてきいたことあるかとたずねたがやはり首をかしげていた。プーチンはロシアでは人気があるときいたことがある。こいずみは名前を言ってもピンとはこないようだった。知名度の差。改革の差?

 浅草ビューホテルまで送って家へ帰った。12時近く。最後に楽しくすごせたのでなんとなくアテンドしてよかったという気になった。先輩には役に立てなくて申し訳なかったけれど、商売に関係なくても女性陣とのおしゃべりは楽しい。お互いに片言の英語をいっしょうけんめい使おうとし、ひとつでも相手の国の言葉をしゃべろうとする、こういうのをコミュニケーションと言うのではないかと思う。

 ホテルでエレベータ前まで送っていったらほぼ2~3語しか日本語語彙のないロシア人がそのうちのひとつで「ありがとうございました」というので私は「パジャルスタ(どういたしまして)ダスビダーニャ(おやすみなさい)」と飲み会とタクシーの中で教えてもらった単語で挨拶をし、お互いにふふふと笑って別れた。

 いっしょにディズニーランドでも鎌倉でも行きたくなった。アテンドは下手だがもてなしたい気持ちはありすぐに情が移るので、あっちへもこっちへもつれていってあげたくなる。街歩きをしないので、うまく案内できるところもないのだが。

 という訳で、明日は休日出勤をすることになった。仕方がない。4時間くらいで切り上げられるといいなあ。

おみくじ

2005-11-02 | Weblog
「吉凶未だ定まらず」引いたおみくじは吉だったのにこりゃないだろう、と思ったが、今の私の状況を神様が見たらこうとしか言えなかったのだろう。

 どちらかというと暗い考え方をするほうなので、この結果はきっと凶だろう、と思ってしまうのは前からかわらない。かわったのは、別に凶だっていいや、と思うようになったことだ。災転じて福と為すだとか、人生万事塞翁が馬とも言うがそのような逆転を狙っているわけでもない。凶なら凶なりのすごし方をしていけばいいだけのことだ。

 明日11月3日の祝日は会社に行こうと思っていたが、3営業日のあとにやらなくてはならない仕事がひとつあるので土曜に出ることにして、明日は家のことやら出張の準備をする。1週間出かけて一日戻ってまた1週間出張、最初の出張は南の島、次の出張はカナダ、着るものをかえなくてはならない。ちょうどいいといえばいいのだが、1日戻ったときにはとりあえず洗濯をしなくてはならないので、すぐにとりかかれるようにしておこう。妻でもいればやってくれるのかもしれないが、夫がいたところでやってくれないだろうしやってほしいとも思わない。この気楽さはやめられない。

作業と仕事

2005-11-01 | business
月末にはどうしてもやらなくてはならない計上処理がある。輸出には避けられない処理だ。後輩にその仕事を譲ったが、これはどう工夫しても作業の域を超えない。こんなことばかりさせていたら後輩の知恵ややわらかい頭をつぶしてしまうと心配だ。

作業もある意味立派な仕事だし、時間もかかり、何より絶対必要だ。やる人によってできあがりも違う。だが、本来の仕事というのはもっと知恵を使うものだ。利益を伴う売り上げを上げるか費用を削減することに頭を使うのが仕事だと思う。

彼女にこの仕事をさせるのは長くて1年と決めている。が、本当は1年でも長すぎる。急ぎすぎかもしれないが、その作業も効率化や社内システムとの連動などの工夫をしはじめればいくらでもおもしろくなってしまうだけに、これにはまらせてはいけないのだ。本人も、賢ければ賢いほどつまらない仕事を楽しくしてしまおうとする。与えるおもちゃを間違ったら、作業の効率化屋で終わってしまう。彼女の場合、会社としてこの使い方をするのはもったいないと思う。

出張

2005-11-01 | business
11/6~12 グアム、サイパン、パラオ、11/14~19 バンクーバー、トロント。そのあとはプライベートで友人の結婚式に11/23~28 オーストラリア。この結婚式は以前から決まっており、出張があとから入った。そうでなければいくら結婚式でも休みをとるとは言えなかっただろう。

準備はなにもできていない。引継ぎということもあるが、とにかくこの2週間はその市場に没頭してこようと思う。