海外協力隊への応援歌

青年海外協力隊はじめJICAボランティアを心から応援しています。
2010年1月帰国、イエメン、青少年活動隊員より

国際協力出前講座週間

2021-03-05 | イベント
 来週は、月、金、土、と、国際協力出前講座が入っている。
 こんなに重なることはないが、2月に緊急事態宣言を受けて延期になったため、土曜の講座がとびこんで、まるで出前講座週間のようになった。

 先日行った小学校は、珍しく2時限続けて講座ができた。40分×2時限だったので、体験を丁寧に伝え、さらにそれについて考えてもらう時間がとれた。小学生が2時間分興味を持ち続けるのは難しいかもしれないが、「どんな気持ちがすると思う?」「どう言ってあげたい?」「どう言ってもらえたら安心できる?」など、異文化や発展途上国の子供たちと想像の中で対話してもらった。・・・できていたかどうかはインシャッラー。

 多くの学校は2コマとれると、2人講師を招いて、児童・生徒さんたちを2チームにわけ、両方きけるようにアレンジする。2つの国や文化のことをきけば、いろんな国があるんだ~、ということもわかり、そのほかにも興味が出てくるだろう。体験談部分以外は、学校の先生のほうがプロだから、隊員経験者が出前講座で素材を提供して、あとは学校の先生が生徒たちとどう料理していくかにゆだねてもよいのかもしれない。

 アレンジする先生や学校が、この講座で子供に何を伝えたいか、学んでほしいか、によって、講座への要請もさまざまだ。

 出前講座について、私が今までで最も印象に残っていることのひとつは、「協力隊の人が学校に話にきた。何を話したか内容はまったく覚えていないけれど、その人がとっても楽しそうに話してた」という、大人からきいた感想だ。途上国で、衛生状態も悪く、不便な生活なのに、それを話すときの隊員は楽しそうに見えたのだろう。

 異文化を、「違うんだ~」と受け入れていくこと。正しい、正しくない、よい、悪いに分類しようとしないで、ただそのまま、ありのまま。あなたもOK、私もOK。出前講座の準備しなくっちゃ。