風評被害？

おはようございます。

山形県酒田市の漬物の梨屋　齋藤真です。

山形県庄内地方は、全国でも有数の孟宗竹の消費地です。


孟宗竹


孟宗竹は、３月～５月にかけて九州の鹿児島産や熊本産あたりから始まり、孟宗竹の北限である山形県庄内地方の湯田川産の孟宗竹で終わります。

毎年３月の中旬を過ぎると、山形県庄内地方の郷土料理である「孟宗汁」に使う酒粕の注文が大量に入ってきます。


漬物の梨屋の酒粕（練粕）


漬物の梨屋の酒粕（板粕）


しかし、今年は、３月１１日の東日本大震災の影響で物流が滞ったことから、４月に入ってようやく本格的に孟宗竹が出始めました。

そして、ゴールデンウイーク中は、静岡産や石川産がスーパーの店頭に並んでいました。

この頃までは、結構順調に酒粕も動いていたのですが、今週に入って急ブレーキがかかりました。

「なぜ？」と疑問に思っていたのですが、その答えがスーパー店頭に並んでいる孟宗竹が茨城産のもので、放射能汚染を心配して購入が鈍ったのではないかとのことでした。

実際のところどうなのかは分かりませんが、風評被害は、大都市圏での話とばかり思っていた漬物の梨屋 齋藤真でしたが、こんな身近なところで起きているとは、非常に残念に思いました。

湯田川孟宗も２～３日前から出荷が始まったようですので、そろそろ孟宗竹のシーズンもラストスパートです。

湯田川孟宗は、例年に比べて１０日程度遅い初出荷だそうです。



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