居間塵(imagine)

居間塵、と書いて、イマジン。その日その時、流れゆく時の川から、思いつくままに掬いあげる。絵図とポエムの棚

さくら

2011-04-12 15:20:57 | 

古木の幹にすがるように

咲いている花たち

天敵もいないようだから

無事咲き終えるだろう

自然の不思議な思想

科学がやっきになって

仕組みを解明する

だが・・・・

或るところで

科学ではなく

心 が

心 で

感じるのに違いない

 


夜更けて

2011-04-12 11:34:41 | ポエム

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冬の夜 ひとりでいる

冬の夜 ひっきりなしに

冬の夜 ひえてくる

冬の夜 しんしんとはきこえぬ

冬の夜 むごんのくうき

冬の夜 むかしよりもさむざむと

冬の夜 ねむりたくないきがする

冬の夜 いつまでおきているつもり

冬の夜 ちゃわんをあらうきがしない

冬の夜 へやはちらけたままでよい

冬の夜 パソコンはオンラインでもメールはこない

冬の夜 オーディオのでんげんライトのブルーてんとう

冬の夜 テレビのでんげんライトのレッドてんとう

冬の夜 にわきのえだにやみがまきつくきりきりと

冬の夜 けいたいにちゃくしんはない

冬の夜 まだいちじだからねむくない

冬の夜 ひとりでいる 

冬の夜 しだいしだいにしずかになる

冬の夜 さめているひとのかずは

冬の夜 かぞえるてだてもなく

冬の夜 パソコンのキーをうつ

冬の夜 かすかなおんりょうでポップスをきく

冬の夜 そとはくもりかまたはれか

冬の夜 エアコンさんがいてくれて

冬の夜 さむくはないのにひえてきた

冬の夜 そろりそろり

冬の夜 ちんもくとせいじゃくと

冬の夜 ふたつあわせで

冬の夜 そのすきまに

冬の夜 ちょうどからだがはいりこむ