花弁
はなびらは
はなのいのち
はなびらのないはなは
ないのだろうか
そうだろうか
あるかもしれない
人間がしらないような
はなびらのないはなが
どこかで
さいている
さいているということができないように
おもってしまうけれど
はなはさいている
というほかに
いいかたをしらない
そこにいる
とでもいうのだろうか
それはどんなはななのだろう
はっぱにそっくりな
はなびらかもしれない
区別がつかないので
はなびらがないようにおもうからだ
植物学 生命学 進化学
美醜 善悪 古典 化石 液晶
枚挙不能
それでも
花というのにちがいない