Pink Floyd -- Take it Back
[We were spinning into darkness;the earth was on fire]
Pink Floyd -- Take it Back
[We were spinning into darkness;the earth was on fire]
「さん」
こんにちは
いいお天気さんで
と
お隣の御婦人の
朝の挨拶でした
天気に「さん」をつける
天気を敬語でよぶ
自然に感謝を
という想いが
「さん」となる
ここだけでは
優しいのだ
それ以上は
雲のなかにしておけばよい
「さん」は
そういうものだ
強いて言えば
その朝は
小さい小鳥の様になって
森の中にいた
朝一番の曙の太陽は
きらきらとして
僕の翼を照らしていた
翼のあることを
すっかり忘れていた
僕は元気を取り戻した
今は小さい翼だけれど
ラッキーのはじまりだと
大鷲の翼のようになることもできる
力強い飛翔も
夢ではなくなる
夜になるまで
僕は待った
夢をみるためには
できるだけ永い夜がほしい
その日の夜は「超」永かったから
僕の思いをかなえてくれた
だから何時までも夢に浸ることができた
最大の大鷲になって
ちいさな森なんかではなく
頑丈な岩壁のうえで
広大な視界をまえに
翼をおおきくひろげ
獲物をねらっていた
僕の描いたたった一枚の絵が
とあるマジシャンのポケットにあるそうだ