ドゥービー・ブラザーズ「ホワット・ア・フール・ビリーブス」Doobie Brothers - What a fool believes
さきほどテレビを見ていたら、キムタクのカローラフィールダーのCMでこの曲が使われていた。知らない人も多いだろう。検索すれば、歌詞や和訳が紹介されている。2010年ごろに調べたときよりも和訳は充実してきて、曲の意味も明確になってきた。
この曲は名曲だ。このバージョンが2009年にyou tubeにアップされてから、すぐにお気に入り登録して、気分転換に聴く曲にしている。何回聴いても聴き飽きない
この曲はyou tubeで多くのバージョンがあるが、1979年のこのバージョンが一番最適だ。曲の速度が適度にゆったりしている。マイケル・マクドナルドも後年になると、ボーカルの核心であるファルセットが満足にできなくなっている。
1979年の来日時はこのメンバーでのライブを聞いて感激したので、馴染み深いこともある。ギターのジェフ・スカンク・バクスターが足を投げ出して座って演奏しているのも独特のスタイルだった。
このバージョンの中程でバクスターがにやりと思い出し笑いをする場面が印象的で、この人の変人さがよく分かる。
トミー・ジョンストンがいる本来のドゥービーズからマイケル・マクドナルド加入後は、マイケル・マクドナルド・バンドのようになったのは周知の通り。しかし、楽曲としての構成力、バッキング・ボーカルなどマイケル以前のドゥービーズの底力があったからこそ、AORとしても名テイクになっている。
マイケルとバクスターが在籍していたスティーリー・ダンも評価が高かったので、1990年頃に2枚のCDを聞いてみたが、私にはまったく評価できないサウンドにがっかりした記憶がある。
CM曲として、ドゥービーズではロングトレインラニングも使われる。トミー・ジョンストンが復活して、再びドゥービーズとして来日した公演も聴きに行った。
(2014年ごろのブログの復元。)