お彼岸の墓参りを兼ねて 女房の郷に行ってきました。凧揚げ空撮できたのは実に三年半ぶりです。
凧揚げ空撮は 毎年試みていましたが 最近は空撮できたことがありませんでした。
いつもなら 凧を20m程度揚げておいて カメラリグを装着していたのですが 風が止んだりして空撮ならずでした。
そこで 今日は 一時の風をとらえて 7,80m程度凧を揚げて 上空の少し安定した風をつかまえました。
六角凧を揚げたのはいいのですが 最初は凧が ほぼ真上に揚がってしまって 完全に天井凧(失速)状態でした。
しばらく凧の様子を見ながら 風が安定するのを待ちました。
揚げ糸の角度が6,70°でカメラリグが上がっていきそうな引きがありましたので 凧からは7,80mの距離がありますが カメラリグを揚げ糸に装着しました。
200lb(90kg)の揚げ糸だと 凧からカメラリグまで7,80mも距離があると カメラリグは2,30mしか上がったためしがないのですが きょうは揚げ糸が 100lb(45kg)のためか すんなりと上空に上がってゆきました。
郷では 今年の苗づくりのためのビニルハウスでの下準備の作業中でした。
画像はすでに上空から見て右回りに2,3回転しています。この道は3年前にはなかった山のほうに通じた道です。
こちらには ため池が 要所要所にあります。中央の緑と茶色っぽく見えているのが ため池です。
揚げ糸をたどってゆくと わたしが居ます。道路の向こう側の黒い点は 女房とお兄さんです。
山側の道沿いにある ため池(つつみ)です。
このあたりで カメラが落ちないように装着していた 命綱のはりがねが 災いして ソーラーバッテリーが宙ぶらりんになってしまいました。
しかし ソーラーバッテリーのパネルが宙ぶらりんになっても まだカメラリグは回転しています。
この郷は 三方を山に囲まれて風を防ぎ 日あたりがよく 米作りには最高の里山です。
中央下に見える小さな小山の緑の木立の前後どちらか?の平らなところで むかーしは地域の運動会をしていたとか!
ソーラーバッテリーのパネルがひっくりかえって 地上の道路の白線がパネルに写っています。
この写真は どうにか地上にピントが合っています。
カメラリグをほとんど降ろしてから気がついたのですが 命綱のはりがねが じわりじわりと巻きついていたようです。
それ以前の2回の空撮では 巻きつかずにうまく回転していたのですが きょうは揚げるまえに 正常回転を確認していませんでした。
今回は発見がありました。凧の大きさ、風の強弱、カメラを吊るす位置の条件で 常にとは言えませんが 今回は100lbの細い糸、凧からカメラが7,80mで風は3~5m/s程度(推測ですが)の条件でした。
(ピンボケ写真)
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/0d/9fd71f4709a79063fbf54c9701da97bd.jpg
(完全なピンボケブレ写真)
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/fe/07f8020a540a719898d1b61e565f7e4a.jpg
以上のような写真が2,3割くらいありました。
私の推測では 細い糸で凧からカメラまで7,80mの距離があったために 細い糸が風で共振して その振動がもろにカメラリグに伝わったのではないかと思います。
今まで(凧からカメラまで20m以内)は カメラリグが急激に動いた場合しか こんな写真はありませんでした。
どこを見ても山、また山、のどかで良いですね~。
自然がイッパイの山々も開発の手が入り小動物も追いやられ共存も難しくなって来ています。
畑を荒らせば”ドン”と撃たれるし自然が少しずつ壊れていっています。
話は変わって、ホントに最近の風の変化が激しくて空撮の状態にありませんね。
ここ一ヶ月程、空撮を休んでいます。
4月に入れば風も安定すると思うのですが、
空撮カイトも古くなり次回は全く違ったカイトで、と思っています。(移動に便利なパワースレッドカイトの制作図面を探しています。)
2005/8月以来の空撮だと思います。
http://blog.goo.ne.jp/dig486dj/d/20050814
春先のかぜは荒れ気味ですね。強風でもあります。
スレッドカイトの設計図 見たことないですねー。
(写真をみて適当(いい具合に)につくられてはどうですか。スレッドカイトは縦にカーボンソリッドの骨が入ってます。)
市販品のダブルスレッドを持っていますが 空撮に使えなくはないですが ふらふらと揺れます。
凧男さんのおすすめのフォローフォイルがいいと思いますが 製作は相当ハイレベルでしょう。
ソフトカイトは風が止んだ時が不安です。
風を受ける面積が0.25㎡と小さめですが引きは強くこれの7~8倍の面積をもつスレッドカイトを作れば充分に空撮凧として利用できると思います。
ご指摘の通りU型のテール(尾っぽ)を使って揚げてるにもかかわらず左右の動きが激しく(風の方向に敏感)現状では空撮凧として不向きです。
これから尾っぽのテールの部分の改善(例えば”じょうご”の様な風袋を3m後に紐で引っ張らせるとか)、デルタボックスのデルタの部分を追加取り付けるとか安定の為の工夫を模索しています。
縦の2本の細骨は何分割か(つないで1本)にすればコンパクトに持ち運べます。
ただ風がなくなった時の不安が残っていますが、
もう少しこれらについて考えて見ます。
いつもありがとうございます。