この先の八十八ヵ所と言えば、
神恵院と観音寺があります。
この二つの寺は、
なんと同じ境内にあるのです。
こういう並びは
ほかの八十八ヵ所にはありません。
そういう意味で、
配置そのものが特徴ではあるのですが、
それを絵にするとなると難しいです。
なのでまあここの絵は
特徴を描いているだけなのですが、
実はこの寺の近くにあるスポットが
とても見どころなのです。
それは、地面に砂で描かれた寛永通宝です。
これまで、ここを観光で訪れて
何回か見ていますが、
ミセスはまだ見ていないはずです。
ここまで来てるんですから、
そこを訪れてみましょう。
まずは、寛永通宝のある琴弾公園に行きます。
がらがらの駐車場に車を止めて
ぶらぶらと歩いていきますが、
なんか砂のかたまりが
向こうに見えるだけで、
パッと見た目にはなんだか
よくわかりません。
でもまあ何となくでかい
モニュメントであることはわかるでしょう。
「まずはこれを見ておいてな。
この後で上から見下ろせるところに行くんで」
と説明しておきます。
でもねえ、ここでもひとつ見てほしいのは
長い方の直径122m、横に90m
という昔からある砂絵の大きさではなく、
実は遠くに見える山の頂上にある
鳥居の姿も見てほしかったのです。
天空の鳥居といわれているところです。
あそこの山に何か見えるやろ、
あれも覚えといてな。
そこにも後程行くので、
ここでの事前確認なのです。
でもまああんなに高い山の上に
鳥居だなんて不思議な光景です。
その二つとも何とか見えたところで、
ではまずは砂絵の展望台へと
向かいましょう。
え?ここからというような
狭くて急な道から入ってゆきます。
道は一方通行なので、狭くても安心です。
でも途中でトンネルを通るので、
観光バスなどのでかい車では
入っていきにくいですね。
くねくねと上ってゆきますと
展望台のところに出てきます。
観光客も三組くらい来ていますね。
駐車場に車がないので、
下から上がってきている人なんでしょう。
展望台のところに立ちますと、
ミセスが「わあ~」と歓声を上げます。
お寺に行ったときよりは
はるかに感動しているようです。
そりゃそうですよね。
お寺でこんなに感動することはないもんねえ。
お寺は見た目より、そこら辺に
散らばっている人々の思いに
感動をそれとなく見つけるんだよ。
ここではいまから400年も前に作られた、
巨大な砂絵が存在感をはなっていました。
定期的に地元の人が整備しているらしいです。
ミセスはたくさん写真をとって
友達にラインで送っているようで、
「みんな感激してたわ」だって。
もうすごい時代になりましたね。
以前、西穂の稜線で写真をとって、
職場の友達に送ったら、
仕事中に今の穂高の写真が見れるなんて
すごい時代やなあと
感心しあったことがあります。
ここの巨大な砂絵にも、
ミセスの友達はとっても反応していたようです。
まあお寺見学だけで
連れまわしているよりは、
こういう見学も入れてやったら
喜んでいましたね。
あとの3県の旅行にもつれて行けと
言われるかなあと少し不安でしたがね(^^)。
ここの展望に満足したら、
さあ次はさっき言ってた天空の鳥居です。
ここから少し離れた山道に入ってゆきます。
狭い道がどんどん続くとともに、
前方から下ってくる車が多いです。
軽自動車なのでまだましですが、
普通乗用車だとどうしようか
というような狭い道が
続くところもありました。
でもまあ何とかそこを乗り越えて、
これでもかと上がってゆくと
駐車場に到着です。
天空の鳥居はこの山の山頂にある
「高屋神社」のところに設置されています。
駐車場から足が痛くなるほどの
急斜面の舗装路を上がってゆきましょう。
続く
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