六甲全山縦走路の西の端の方にある
旗振茶屋でビールを飲みながら昼食です。
おにぎりとパンを分け合って
つかの間のひと時。
景色は最高のおつまみですねえ。
ここまで来ている外国人の家族を見ながら、
あの子育てはあかんよなあ
とか言いながら子育て論にも花が咲きます。
そこそこゆっくりと過ごしたら、
さあ続きを歩こうと動き始めたら、
なんと山小屋の横に小さな
あずまや風の場所を作って、
BBQをしている外国人もいましたねえ。
まあそりゃあ景色はいいんですけど、
全山縦走などの登山者の通り道の
すぐ横でBBQとは
doironだったらできないなあ
と思いつつ眺めてしまいました。
まあしっかりお金を落として
いってくださいって感じですね。
そこから目指すのは鉄拐山です。
ここは源平合戦で源義経が
「逆落し」で駆け下った山が、
この山の斜面だと言われています。
ではなぜ「鉄拐」なんでしょう。
縦走登山の初めに現れる
なんかいわれのありそうな山ですねえ。
諸説ありますが、
「鉄拐」は鉄の杖を持つ老人をあらわす言葉で、
その杖に形が似ているからという説と
「鉄拐」は伝説上で中国に住む仙人の名前で
「不老不死」の力を持っていたとされ、
この名前が付けられたという説
などあるようです。
不老不死の力を持つなら、
出てきてしゃべってくれよなあ
なんて思ったりしますよね。
花崗岩でできた急斜面を持つ山なんですが、
縦走路は穏やかに続いてゆきます。
鉄拐山の山頂を巻いて続いていくんで
山頂部分により道です。
そしてコースは高倉山の
公園の方へと入ってゆきます。
丘陵の公園という感じで、
途中展望台があったり
「おらが茶屋」という食堂が
あったりします。
こんな山の中にねえと思いますが、
この先にある長い階段を下りたら
住宅地に入りますから、
そんな住民なんかの需要が
あったりするのでしょうねえ。
意外にこの辺りは人が多かったですねえ。
その先の長い階段に差し掛かりましょう。
まっすぐ、ぐわーんと下ってゆく階段です。
ここまで下がって縦走路の高度を
奪うかという感じで下ってゆきます。
そしてその階段の先に高倉台の
団地が見えるのですが、
それがまあどれもよく似た形をしています。
同行しているお酒好きな人は、
「ここに住んでたら、お酒飲んだら
どこに帰っていいかわからなくなるよなあ」
としんみりと語っていました。
六甲全山縦走路と言っても、
ここはそんな住宅地を通過してゆくのです。
途中スーパーがありましたので、
この先の登山に備えて
買い出しもしてゆきましょう。
買ったのは、ビールとおつまみ。
須磨アルプスのハードな場所を
超えたらそこで乾杯用ですね。
歩き始めるとすぐに前方に
栂尾山が見えてきます。
あーこれはきつそうですねえ。
その山頂に向かってまっすぐに
登り階段が続いていますよ。
気合を入れてゆきましょう。
栂尾山にむけて六甲縦走路が
大きな道路を橋で横切りします。
そのあたりには白い藤が
いっぱい咲いています。
きっと藤の園芸種かなんかでしょうね。
歩いている登山者も、
ここには白い藤がいっぱい咲いているよねえ、
なんて言いながらカメラを
向けていました。
続く
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