このあたりの自動車専用道は無料です。
なのでまだサービスエリアもありません。
どこかで食事をしようと
思っていたのですが、
なかなかそんなお店にたどり着きません。
で、すさみのあたりで自動車道は
いったんなくなり、国道42号線に
合流してゆきます。
その合流点あたりに「道の駅」があります。
看板とか見ますと、どうやらここには
食堂もありそうです。
そういえば、むかし首藤さんらと
食事をしましたねえ。
すさみと言えば「イノブタ」ですね。
一時「イノブータン」王国と
名乗っていたのですが、
国からブータンに対して
失礼だというよくわからん理由で、
そこから「イブ王国」と
名乗っているそうです。
イノブタとはすさみの場合は
イノシシを父に豚を母に誕生させているそうだ。
ではここではそのイノブタを
素材にした「イノブタ丼」を
食べることにしましょう。
海の見えるカウンターに座り、
いただきます。
ここから見える海の景色もきれいですね。
南側には高齢者の施設もあり、
ここを利用している
高齢者は毎日海を見て暮らすんですねえ。
あの海の向こうに「補陀落」があるんじゃ
と夢を描いているかも知れませんね。
ある意味「いいなあ」って気が
しないでもありません。
さて注文したイノブタは
結構身がしっかりしていて
食べ応えがありました。
初日の昼から、地域に根差した
おいしい食事をいただきましたねえ。
食後、さあてこのあたりの
お土産でも見るかと、
道の駅の店内をうろついていると、
ふと外を見た時に
あれ?と気が付いた施設がありました。
「エビとカニの水族館」と
書かれていますよ。
この名前を見たときに
脳みそに浮かびあがったのは
二つの疑問点だ。
エビとカニってそんな水族館になるほど
種類があるのかってことだ。
カニと言えば松葉ガニや越前ガニ、
間人ガニがあるけどって、
それは全部ズワイガニだろう。
あと貧乏ガニに疫病ガニって、
それはお前の家に住んでいる
神様やんけ。
そうやなあ、あとなけなしの
知識をはたらかせたら
「タカアシガニ」「ワタリガニ」
「タラバガニ」「ケガニ」くらいは
浮かんでくるけど、
他にどんなカニがいるのかなあ。
それにもうエビときたら
「クルマエビ」「イセエビ」
「アマエビ」くらいしか、
サッと思い浮かんでこない。
想像している知識の範囲は
近所の魚屋の店先みたいな感じである。
こんなので水族館ができるのだろうか
という感覚をいだいてしまったのが一つだ。
そしてもう一つは、
そんなdoironの幼稚な想像を超えて、
もし水族館に展示しきれないほどの
数えきられへん種類があれば、
今度はエビとカニってどうやって
区別するのていう中学生風
悩みを持ってしまったのだ。
これはやはり見に行かないといけませんね。
道の駅でイノブータンの人形や
クッキーなどを眺めた後、
そちらの水族館に向かうことにしました。
もし孫が近くにいたら
イノブータンの人形とか買ったかなあ。
そんな人形をもってエビとカニの
水族館に一人ではいって行く
高齢者のおっさんてなんか
隣の高齢者施設から抜け出してきた
怪しい人に見えへんかなあ
という心配まで描いてしまいました。
水族館に向かって行きますと、
入り口のところに「ウミガメ」を
飼っているところがあるので見に行きました。
もしかしたらウミガメの背中に
カニが巣を作っていたり
するんじゃないやろなあ
と思いながめましたら、
そんなことはありません。
何匹も亀がいて、見た目はすごい
大きな感じでしたね。
海でウミガメに襲われることはないのかなあ
とダイビングしてる友達に後日言ったら、
絶対そんなことはない
と笑っていましたとさ。
続く
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