ハブ ア ナイス doi!その2

たまあに振り返ったことや、ちょっと考えたことを綴ってゆきます。

岡山周遊のんき旅4

2024-11-06 20:59:08 | プチ旅行

市役所跡地の石の裏には
迷い人の字がきざまれ、
両脇には「たずぬるひと」と
「しりぬるひと」と書かれています。



これはもう間違いなく
迷子のたずね石ですね。



迷子を探している人は
たずぬるひとの上にある
ボックスに書いて入れておきます。

「髪の毛の少ないおっさんで、
腹がひとつに割れている人探してます」

そして迷子を預かっている人は
その人の特徴を書いて入れておきます。

「ビールに目がなくて、
イカに興味をしめすおっさんがいます」
と書いて入れておきます。

昔の迷子札ですね。

ちょっと変わった取り組みなんで
覚えています。
神戸の湊八幡神社にも
よく似た石がありましたねえ。

あの時はこれは何?
って感じでしたが、
同じものがあるって驚きでした。

ネットもテレビもない昔には
有効な手段だったかもしれません。

今や放浪する高齢者も多いと聞きますから、
なんかそんな解決にも
役立ちそうな気がします。

もしかしたら、仕事探し石なんががあって、
高収入ホワイト案件なんて
書かれた石「ブラック石」なんかが
どこかにあるかもしれませんね。

そしてこれは京橋水管橋の説明ですね。



もともとこの辺りは、
人の往来の多いところで、
京都や大阪の品物なんかも
たくさん売られており、
そのおかげで京橋と名前が着いた橋です。



その横に水道橋が作られています。

近くに詩の書かれた石もあります。
「水滴のひとつひとつが笑っている顔だ」



書いたのは「住宅顕信」という人です。
帰ってから調べたら岡山生まれの俳人で、
若い時に急性骨髄性白血病になり、
離婚して病室で子供を育てたという俳人。
25歳で亡くなったそうです。
200篇余りの作品があるそうです。
何気ない石碑でも調べたら
すごい事実が隠れていたり
するんですね。

向うに火の見櫓のような物が立ち
「京橋朝市」と書かれていますよ。



行ってみるとそこは月に一回
朝市をしているところらしいのですが、
こんな石もたっていました。



「電信発祥の地」と書かれています。

明治六年に岡山電信局が
できたところだそうです。

火の見やぐらと思っていたのは、
電波塔だったのかもしれません。
そしてその横には何やら、
壊れた橋脚のような物がありますよ。
これはここの京橋は水害で
何度か流れた後、
橋の付け替え工事をするときに、
川底から見つかった旧の京橋の
橋脚なんだそうです。



水の力って恐ろしいですねえ。



支えの橋脚は八角形をしていたそうで、
石などの流れから守るための
ものだったそうです。



生活の重要な役割を果たした橋ですから、
壊れた橋脚までこうして
並べられているんですねえ。

岡電に乗り、市内を歩き続けて
渡った京橋。

その堤防には様々なものが並んでいます。

これは、世界で初めて空をとんだ
人間の碑です。



天明5年(1785年)に
表具師幸吉という人間が、
鳩の体形を研究して羽根を作り、
京橋から旭川に飛び降りたんだそうです。
これが見事に空を滑空し、
河川敷に降りたそうで、
これは何とライト兄弟が空を飛ぶより
110年以上も前の事だったそうです。

空を飛ぶ先駆者が岡山にいたことを
あらわす記念碑です。

色々とありますねえ。

続く


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