ハブ ア ナイス doi!その2

たまあに振り返ったことや、ちょっと考えたことを綴ってゆきます。

雪を踏みしめて高野詣で2

2025-01-17 20:46:46 | プチ旅行

冬の雪が舞い踊る気候の中、
正月の初もうでに高野山に向かっています。

南海高野線の特急に乗り、
極楽橋から木に積もった雪も
風で舞い上がる吹雪の中、
高野山のケーブルも何とか無事に
高野山駅に到着したのです。



でもねえ、ここから高野山のメインまでは
約三キロの道のりがあり、
普通はバスで移動してゆくのですが、
そのバスが運行を停止しているそうです。
情報では凍った斜面でトラックが横になって
道をふさぐように止まっているとのこと。
これはあきませんね。



でもまあ何とか乗用車ならとおれるだろう
とのことで、人々はタクシーの方に
向っています。
仕方ないので高野に向かう人が
結束して乗っていこうとしているようです。

その群衆の中にはいっていきますと、
一人がタクシー会社に電話をしています。
聞いているとどうやら道は開通したようです。
でもタクシーに乗るなら
そこで少しお待ちくださいとのことだ。
これはもう再開するだろうと判断しました。
今からだと気温も上がるし、
高野バスなら道の雪による凍結なんかにも
きっと対応しているだろうと判断し、
再度バス乗り場へと向かいました。

通常はここでバスの一日乗車券を買います。
一往復分くらいの値段で、
お土産売り場や食堂などの割引券も
ついているのです。
早速その券を買ってバス停で待っていると、
タイヤにチェーンを巻いている
バスがやってきました。

「開通まで立って待っているのも寒いので、
バスの中でお待ちください」とのことだ。

まあ運転再開までここで待つかと、
乗って外を見ていると、
雪の中を歩いて向かっている客も
二組ほどいました。
でもねえ山道ですよ。
その凍った道を三キロも歩くの?
とかなり不安です。
昔、町石道のランニングレースに出た時も、
そこを高野から歩いたことがありますが、
途中に家や施設もない道だから
またふぶいてきたらその恰好だったら
地獄なのにと超心配です。



とまあそう思っているときに、
バスの運転手が

「どうも開通したようなので運航を再開します」
と案内が入りました。
満員のバスの客はみんなで拍手です。
タイヤのチェーンをごとごと言わせて
バスが動き始めました。



カーブを何回か回ったところで
一つの歩いているグループがいたので、
運転手が「特別ですけど乗りますか?」
と声をかけると皆さんよろこんで乗ってきました。
そしてその先でまた高齢夫婦が
歩いていたので同様に声をかけると
「ありがとうございます」と喜んで
乗り込んできました。
たぶんあのまま行ったら、
10年くらい先まで高齢夫婦の思い出話は
尽きなかったでしょうねえ。

そのあとバスが片隅に泊まっている
ところを過ぎ、バスはゆっくり
チェーンをごとごと鳴らしながら、
ようやく大門のところに到着です。

外国人なんかはここが入り口だと
降りて行ったりしていきます。
でもここから金剛峯寺迄も
かなりの距離があります。

「ああなんと日本の宗教聖地は
厳しいところなんだ」と
思ったかもしれません。

外国語に詳しい人なら
「ストップ、ストップ」と声を
かけたかもしれませんね。

みていたら、道は雪だらけですし、
溶けているところはぼとぼとです。

ここを歩くのも大変やろなあ。

続く


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