痛風で痛む膝に耐えながら、
少しだけ軽井沢も
ぷらっと見てまわりました。
ちょうど紅葉も綺麗ですね。
いい時に来たなあって感じです。
これで痛風がなければ、
もう上流階級のおじさま、
おばさまのように優雅に
ウロウロしたんですが、
もう日頃の行いの悪さが出てきています。
ミセスには申し訳ないですな。
そうして、昼間の移動と観光を終え、
ようやく宿に入りました。
ここは結婚式場も備えている
ところなので雰囲気はとても静かです。
軽井沢で結婚式なんてまあすごいですねえ。
他の客もあまりいないようで
お風呂も無人でしたが、
さあ食事だと会場に向かうと、
若いカップルなんかも結構いました。
40年くらい前だったら
こちらもそんな感じなのにねえ。
今はどうひいき目に見ても
おっちゃん、おばちゃんです。
仕方ないですな。
優雅な席の並ぶ食堂で、
食事は順に出てきます。
和風のようにでんと刺身がある
と言う感じではないです。
これが前菜ですね。
そして飲み物なんですが、
これが微妙ですね。
生ビールにすれば痛風をさらに
悪くしそうやしなあ、
と一瞬迷いました。
しかしねえ、ここにきて食べ物に
制限かけたらもったいないです。
美味しい料理と生ビールを
やはり楽しまなくては
旅行は完結しません。
もう膝はあきらめて、
おいしくいただきました。
そして2杯目からはワインを
いただきましたよ。
もう全くだらしないおっさんです。
料理もスープが出たりと
順々にありますが、
メインの魚とお肉の献立は、
写真に撮影するのも忘れて
楽しみました。
食後は庭に出て星の観察です。
ミセスは星に詳しいので、
いろいろと案内してくれます。
あれがカシオペアやなあ、
北斗七星もきれいに見えていました。
細かい星の解説となると、
もう膝が笑っています。
あの星がロキソニンで
この星がコンドロイチン
と聞こえてきます。
しゃあないおっさんです。
階段をへいこらと上り、
何とか部屋に帰りました。
もちろん部屋で酎ハイ飲んで、
テレビを見て騒ぐおっさん
だったのですがね。
さて、夜寝る時なんですが、
もう膝を冷やさないとあきませんね。
手で触ると発熱もしているようです。
こんな時に痛み止めは
腫れどめも含んでいるので
すぐに治るのですが、
ここには持っていません。
タオルを軽く濡らして絞り、
それを膝に巻きます。
そして布団を加減して
膝だけ出るようにして、
眠ると言う小細工で
睡眠の世界に入っていくのでありました。
でもねえそんな小細工も
なかなかききません。
明日は薬局で痛み止めを
買おうと考えながら、
むりやり眠っているのでありました。
寝ておかないと、明日も運転が
あるのでそれに備えていないと
行けないですからね。
でもその夜は夢をいっぱい見ましたねえ。
駅に向かっているのに
進まない夢なんかもあったなあ。
ふと目が覚めて気づいても
寝なきゃ寝なきゃと言い聞かしつつ、
軽井沢の上流階級の夜は
老けていくのでありました。
静かな夜もあけて
軽井沢のさわやかな朝がきましたが、
膝は全然さわやかではありません。
痛風の痛みの特徴なのか、
膝の周りで痛む部分が変遷してゆきます。
昨日はひざ下だったのに、
ぐるっと回ってその日は
上部部分が痛みます。
少しずつ負担というか、
痛み方が変わってゆきますね。
その日は負荷をかけずに
歩くだけなら、かなりましです。
ただやはり階段は厳しくて、
手すりをもって上り下りです。
周りの人は、こんなエレベーターも
ないホテルに泊まって
馬鹿なおっさんやなあと思っていたでしょうね。
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