ミセスが庭でレモンを育てている。
小さな苗木を買ってきて、
丁寧に育てているのだ。
それを一生懸命世話しているので
「あ~これで秋からのレモンチューハイは
自家製レモンなのかあ」なんて言いつつ
doironは喜んでいたのだが、
これがねえなかなか実が大きくならない。
花の時期には受粉させたり、
飛んでくるアゲハ蝶を追い払ったり、
葉っぱを丁寧に見て虫の卵がついていたり、
小さな毛虫やバッタは追い払っていたのだが、
なかなか実がならない。
とまあそんな心配をしていたのだが、
ようやく小さな実が付き始めた。
レモンの実なので黄色い色を
連想して探していたのだが、
なり始めは緑色だからめだたない。
時折見ながら、レモン酎ハイは
まだかなあとみていたら、
小さい実が付き始めた。
数的にも4個ほどある。
ミセスに言うと
「知ってるよ。でもチューハイ用じゃないで。
食べる用やで」と釘を刺された。
時折、植木に水を撒くときなんかに
ちらちら見ていたのだが、
ある時鉢植えの中に小さな実が
転がっていた。
うわー恐ろしくて悲しい。
これはちゃんと現象を説明して
おかなくてはならないと本能的に考え、
ミセスに「水やろうとしたら落ちてたで」
と話をすると「知ってるよ」とのこと。
「はあ~よかった」
これで僕が無罪であることは
証明されていたのだ。
もし万一疑われていたら、
たまに飲むチューハイも
たたれていたに違いない。
残りの実はあと三つである。
時折見てたら、まるで我が子の
成長を見るようにいとおしくなり、
「早く元気に育てよ」と
声をかけたりしている。
で、先日のことだ。
あれ?実がまた一つ
なくなっているぞと気が付いた。
周りを探しても見当たらない。
これは、もしかしたらタヌキか
アライグマにでもやられたか。
あるいは、屈強な羽根を持つ
アゲハにさらわれたのかと
ガックリしていた。
これでもう残りは二つである。
一番上についているレモンと一番下のが、
まだ小さいが実が残ってプリプリとしている。
「これに桃みたいに袋をかぶせたらどうや」
とかいうと、「もうほっといたり」と
ミセスに怒られた。
あと二つ残っているレモンは
無事に育つのか、
そしてそれを食することはできるのか。
doironのレモンの恋は
庭先ではかなく揺れている。
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