和歌山県立近代美術館に来ています。
この時の特別展は橋本知成という
湯浅出身の人の作品の展示です。
鉄さびの様子を使った置物です。
本当に鉄さびなのかどうかはわかりません。
また部分的にそうでない部分は
何でしょうか。
陶器なのかどうかもさっぱりわかりません。
まあでも鉄さびの刹那的な部分が、
独自の雰囲気を醸し出しているようです。
こんな物置みたいな作品もありましたね。
アトリエに置けばいいなあって感じです。
たぶん、なんかよくわからん
物置になるんでしょうけどね。
まあでもこういう作品の展示は
あまりこれまで見たこともありませんし、
展示のルールがよくわかりません。
このちょっとゆがんだ置物の、
空間的な違和感が面白いなあとか、
こんなお饅頭みたいなやつとか
空を飛んでいるウサギとか見てたら、
いつのまにか他人の作品であったりしたので、
まあdoironの頭の中には
何も統計立てて残っていません。
立派な作品なんですよ。
でも作者名とかがよくわからず、
なにか気のきいたコメントも
出せないまま進んでいきました。
そのうちに並べられているのが、
絵になったりします。
いやあ、どうもこういう美術館って
見方がよくわかりません。
ヘッドフォンのようなもので
解説聞きながら歩くシステムも
あったようですが、
それを使わずに気持ちのままに
展示物を眺めてゆきました。
展示の中には池田満寿夫作品も
並んでいましたね。
え~よく聞いた名前ですねえ。
どんな人だったかなと考え始めたら、
なんか頭の中が混乱して、
作品が目に入らなかったです。
テーマは「とびたつとき」なんですが、
それと作品とがシンクロせずに
もうくちゃくちゃになりました。
よく聞く名前も招待が思い出せないと、
あきませんね。
絵なんかは額に入れて飾られています。
そんなのを見ながら
「あ~僕の絵もこんなしっかりした
額に入れたら、もう少し視線に
耐えれるようになるのかなあ」
なんて考えてしまいます。
橋本氏の展示を見ながら、
自分の作品との違いをつらつら考えたように、
こんな池田氏の絵にもなんかそこに
込められた気持ちは理解できる
レベルじゃないなあとか
思いながら見てしまいますね。
なんかよくわかりません。
混乱してきました。
それにこういう美術館とかにくると、
自分の作品といろいろ
比較してしまいますよね。
確かにレベルは全然違うおっさんの絵
なんだろうって思ってしまいますが、
そんな風に比較して考えてしまうってまあ、
ずいぶんと絵に関しては
曲がりなりにも成長したものです。
あ、勝手な言い分ですよ。
絶対正当な評価じゃないですけど
自分なりに思うようになったというのは、
こういう美術館の訪問の際にも
何度か思ったりしていましたね。
そう、展示するものとしての角度から
眺めてしまったりするんですね。
そうして、何ともまだまだよくわからないまま、
いろいろ考えつつ
今回の美術館の訪問は混沌と終わりました。
なんか作品と自分の心の迷路を
旅してきたような変な気分です。
中も広いから意外に
長い時間がかかりましたね。
この後、博物館にも行く予定
だったのですが、ちょっと
遅くなってしまいますね。
今日は美術館だけで終わることになりました。
まあ無料の展示館なんで
また気が向いたときに
ぶらっと来ますかね。
帰り道、遅い昼食を食べ、
心を混乱させながら
帰宅していったdoironなのでありました。
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