ジム通いもいろいろあるけど

結構長い間、同じジムに通っている。

もう２０年くらいにはなるかなあ。
なのでまあその間にはいろんな人と
出会ったりするのだ。
そもそもこのジムには高齢者が多い。
まああまり若い人はdoironが
行くような社会がまだ動いているような
時間帯にはあまり来ないのかもしれないけどね。

なのでこんなdoironでさえ、
どちらかと言えば年下になったり
していることが多いのだ。

「doironさんは何歳？」
と聞かれて
「６６歳です」なんて答えると、
「うわ～若いなあ」と
いわれたりするから変な感じだ。

でもまあそういう状態だから、
ジムでは敬語で丁寧に
接していたりしている。

で、さらにこのジム内をじっと
観察していると、いろんな人が
いるなあと思っている。

例えば、こんな人もいる。

ある日ジムで着替えていると、
ロッカーの向こうから
「プシュー、プシュー」と
へんな音がする。
まるでダースベーダーがいるかのような音だ。
そちらの方に行ってみると、
高齢者のおじさん
（たぶんdoironより１５歳くらい上）
がいすに座って、なおかつ前のめりに
なりながら呼吸をしているのだ。

「大丈夫ですかあ」と聞くと

「大丈夫やで。プシュー。
でも今ジムでの運動を終えたから
しんどいねん。プシュー」

「あんまり無理したらあきませんで」
と言いつつも、この人がジムで
無理をしている姿はあまり
見たことはないんやけどね。

「健康第一やからな」とかいいつつ、
なんか不健康な感じを
漂わせているのはもう何とも言えない。
駐車場で、この人が載っている
超高級車と遭遇したときは緊張しまくりだ。

とはいえ、元気そうに見えるdoironが
昔、脳梗塞で救急車で運ばれたり
したことを思えば、案外この人は
頑丈なのかもしれないけどね。

またこんな人もいる。
ドライヤーを使えるコーナーがあるのだが、
そこからドライヤーなど
必要ないような薄い髪の毛のおじさんが
たまに出てきたりする。

う～ん、一体何を乾かしているんだろう
というのが、果てしない疑問だ。

そう、それからねえ、
おふろできちんとシャンプーや
マイリンスを持ち込んでいる人ほど、
髪の毛が薄いというのも気になるなあ。

ああいうシャンプーはもしかしたら
髪の毛に悪いのじゃないか
という疑問もひそやかに
湧いてきたりするのだ。

またこんな時もあった。
トイレに行くと、高齢者のおじさんが
用を足している。
その横に立ち、doironも用を足していると
そのおじさんがつぶやくのだ。

「う～ん、出ない。おしっこしたいんやけどなあ、
なかなかでないねん」と言ってるのだ。

ウヒャー、大丈夫？
結局その人はおしっこを出せないまま
トイレを去っていくのでありました。

あ、そうそう昔はねえ
おふろのごみ箱に紙おむつなんかも
あったけど、最近はそういうことは
ないので安心だあって、
何を基準に安心と言ってるのか
もうよくわからない状態なのである。

最近ジム内でゆっくりと
走り始めているのだが、
もうその走行距離が６００kmを
超えている。
大阪から東京について、
なおかつ山手線を一周したほど
走っていることになる。
もうこの取り組みは
丸まる一年になるけどね。

なのでまあdoironはジムでは
元気なオジサンという雰囲気なのだ。

と言ってるものの、
たまにやってくる若い人たちから見たら、
狭いスタジオ内をクルクル回っている
クルクルパーオジサンがいるんやでと、
友達に喋っていたりするのかも
しれませんがね。

まあそんな世間のいろんな目も
気にせずに、マイペースで
運動ごっこをしたり、
ウエイトトレ遊びを続けてはいる
doironなのです。