堺自然のふれあいの森に着て、
施設見学をした後、
森の中を歩き始めています。
季節は秋ですね。
草原部分のススキがきれいです。
山に入ってすぐに目についたのが、
おじいさんの木です。
シリブカカシの木で、
山に鎮座しています。
そして足元には冬イチゴが
実ってますねえ。
持ち帰ってジャムにでもしたいのですが、
ここではねえそれは許されません。
何も持ち帰ってはいけませんので
眺めるだけです。
面白いのはさらにもう一つ
注意事項があります。
それはねえ、ここには何も
持ち込んでもいけないのです。
山を人為的に荒らさないという配慮。
自然の森を歌っているので、
当然の注意事項ですね。
山道を進んでいきますと、
木々の緑も多いし、
少しづつ紅葉が始まっていますね。
「お、これは」とか言って
触ってはいけない木もありますね。
「ヤマウルシ」。
注意しないとね。
そして見つけました、
上の方にいっぱい実って
いるのがアケビです。
見事ですねえ。
これは標準の「アケビ」ですねえ。
探したらミツバアケビや
ゴヨウアケビもあるかもしれません。
もし絵にするなら
ぴったりの素材ですねえ。
そうかあ、その時にふと
思ったのですが、
描いた絵を用いて、
展示会をするとともに
講演会をしてもいいかもしれませんね。
「これはアケビという植物ですねえ。
実の真ん中がパカット割れ、
黒い種をふくんだ白くて甘い身が
実ります。実が割れるので
『開ける実』からきているんですね。
地方によってはいろんな名前で呼ばれます。
『山のアケビは何見て割れる。
下の松茸見て割れる』
なんて言われたりしますので、
大きな声では言えない実の
名前があったりします。」
なんて言ったりしてね。
子ども相手にはこれはあかんかな。
でもまあうまく考えたら
そんな講演会が出来ますよねえ。
どうしたら盛り上がるか
ジダンにノウハウを
聞きにいかないといけませんね。
それにしてもここはいいところですね。
遠くで子供たちの声が聞こえていたのも、
山の奥の方に行けば
ほとんど聞こえなくなりました。
静かに自然に触れるいいところですねえ。
ここにきて、絵を描いたり
講演会のネタを考えたりと、
なんかとっても楽しい時間を
過ごせそうです。
そういえば昔ねえ、
そう20年くらい前に
コバノミツバツツジが
咲いているという話を聞いて、
ここに来たことがありましたね。
結構咲いていたので
喜んだ記憶があります。
春だったので、モチツツジも
咲いていたなあと思い出してたら、
今回も見事にモチツツジの
狂い咲きが咲いていましたよ。
あの頃は、「絵」なんて
少しも考えていなかったのになあ。
自分自身でさえ変化していくものです。
ここにはねえ、水場もいろいろありますよ。
「鏡池」という名の小さな池があったり、
「奥池」という大きな池がありますし、
森そのものの両端に
「法道寺川」と「第二豊田川」が
流れていますので、適度な湿気もあり、
森の自然度を深めていますね。
またちいさな水路もありましたので、
もしかしたら食虫植物もあるかも
と思い探してみましたが、
それはちょっと見つけられなかったですね。
もしモウセンゴケやイシモチソウとか
があれば、絶好の講演会ネタやのになあ
とか思いつつうろうろしています。
続く
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